堂満岳〜釈迦岳周回
- GPS
- 10:26
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,248m
- 下り
- 1,246m
コースタイム
- 山行
- 7:54
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 8:26
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ここ数日の好天で雪は減っていたが、今朝の冷え込みのおかげかしっかり締まった雪で踏み抜きもなく、快適に歩くことができた。 |
写真
装備
個人装備 |
グローブ
アイゼン
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
|
---|
感想
最近比良のレコでよく見かける「堂満ルンゼ」。
積雪期しか行けないバリ・ルートのイメージだが、どんなところなのか、ずっと気になっていた。
先週あたりの雪で歩いた人は多かったようで、レコを拝見するたびに欲求が増してきていた。
ここ数日の暖かさもあって比良の雪も減っている予想をし、たぶんそのルートは今は歩けないんだろうと思っていた。
予報ではまた一転冷え込む日になるらしいので、コヤマノ岳の霧氷でも見られたら、ブナの森を一人で歩く贅沢を味わおう、そのついでにルンゼの取り付きを確認しておきたいとのプランで出かけてきた。
それほどの冷え込みでない夜明け前、湖岸の白みかけた空を見て歩き出す。
イン谷口でウェアを一枚脱いで再スタート。
先週はこの辺りから雪景色だったが今日は全く雪が見えない。
大山口を過ぎて、やっと雪を踏んで歩くようになった。
ここから青ガレ手前までの間で、ルンゼの取り付きが2か所あるらしい。
地形図を見ながら見当をつける。
一か所目、登っていくトレースを見つけたが、見上げると岩が多く露出して難しそうに思える。
また積雪が増えてこのルートの印象が変わるのだろうか。
どちらにしても今日はピッケルも持ってきていないし、下から「ここがそうか」と見上げたらスルーする予定。
2か所目は良く目立つのですぐにわかった。
さっきと違って雪が切れ目なく付着している。
少し眺めているうちにあの雪をちょっと踏んでみたくなった。
あの広いところで少し歩いてみて、感触だけでも味わってみよう。
残っているトレースが、どんなルート取りをしているのかも興味あるし。
砂防の堰堤を越えて雪の斜面に上がる。
少しずつトレースを辿ってみる。
勾配は急だが、雪は意外にしっかりしている。
踏み抜きの跡はたくさんあるが、体重をかけてもほぼ沈むことなく支えてくれている。
立ち止まって上を見上げる。
なんか行けそう・・・
しかし、今日の装備はこのルートを想定していない。
ピッケルはなく、この先の様子も地形図の等高線しか情報がない。
今日はやめておくべきだろうと思う。
ここからならまだ安全に下りられる。
あそこまで上がってもまだ大丈夫。
で、上がってみる。
雪面は変わらず安定していてまるで階段を上がっているよう。
ただ高度感は凄い。 比良でこんな気分が味わえるなんて!
途中でトレースはルンゼの本筋からは逸れてどうやら支尾根に向かっているらしい。
今日は迷わず負荷の低そうな方を選択する。
ルンゼを登攀しているパーティーの声が響いてくる。
内容は判らないが、緊張感のある大きな声だ。
こちらは常に「ここから一人で引き返せる?」と自問しながら進む。
引き返せなくなる前に撤退の判断をすることがソロ山行の条件。
そうこうしているうちに、いつの間にか稜線が近づいていた。
高揚感が半端ない。
最後の壁を登り切り、山頂の表示を見つけて一息。
「来たよ」 と山にいつものあいさつ。
コヤマノ岳の霧氷はまた見に行くとしよう。
久しぶりに釈迦岳を回って下りることにする。
金糞峠から前山、カラ岳と人の気配のない稜線を独り占め。
堂満ルンゼにも第一から第三とあるようで、自分の実力で何とかなるものかはまだわからない。
武奈ヶ岳にも積雪期ならではのルートがあることを最近教えてもらった。
まだまだ知らないことだらけの比良の山に、教わることはたくさんある。
こんばんは
夜明け前の薄く張りつめカンと冷えた空気まで伝わってきます
急斜度の間から色を変化させる湖面が美しく、伴って自分と向き合う大切な時が登山と並行するように流れていますね
1歩、雪を踏みしめたくなりました
merさん、おはようございます。
(いつもながら、格調高いコメントをありがとうございます)
比良の積雪期ルート、これまで目を向けたことがなかったことに気付かされた気分です。
去年とは違って雪山を満喫できそうなこのシーズンの間に通いたいと思っています。
merさんも雪を「踏みしめたく」なりましたか?
気分が向けば滋賀の山にもどうぞ
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