(過去レコ)鹿島槍ヶ岳
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- GPS
- 16:00
- 距離
- 38.4km
- 登り
- 4,444m
- 下り
- 4,444m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
感想
大谷原には真夜中の1時20分に着く。真っ暗で星が大変綺麗だった。
登山道の急な所は狭いながらも木製の梯子が設置され、歩きにくい所はない。
高千穂平の少し上で夜明け、展望が良くなり、下界の雲海の彼方がオレンジ色に染まり、歩いているのと同じ高さから陽が昇る。
八ヶ岳の右側には終日富士山が見えていた。
右上方にはこれから向かう鹿島槍が、主従の関係を思わせる双耳峰を成しており、山肌は至る所が崩れて赤茶け、崩落する大きな音が聞こえる。
西沢出合からCT5時間の処、丁度3時間で後立山連峰の稜線に上がる。
冷乗越は最低鞍部ではなく、そこから冷池山荘までは10分、帰りは15分だった。
山荘前の高台では男女20人ほどの大パーティーが集合していた。
布引岳から30分少々で鹿島槍・南峰に着く。
天気も良く、素晴らしい展望で、富山市街の彼方には能登半島がはっきり見える。
立山&剱に掛かっていたガスも次第に消え、私が今迄に登った山で最も強い印象を受けた剱岳が、はっきり見られただけでも幸せだった。
北峰へは危険な急下降で始まる。単独行ばかり三人がいた。
彼らが去ってからは誰も来ず、満たされた充実感で30分ばかり展望を楽しむ。
北側が物凄い絶壁で、眼下のカクネ里は万年雪と思われる雪渓だった。
断崖絶壁上にキレット小屋があり、よくもまぁあんな所に小屋を建てたものだ。
台風の烈風をまともに受ければ吹き飛ばされそうな場所である。
南峰に戻り、20分ほど休む。
剱沢雪渓の右側には上から下まで真っ直ぐに豊富な残雪があった。
この近辺にはあちらこちらに万年雪があるようだ。
南アルプスや越後三山も見えたが、槍〜穂高は光の加減で黒かった。
今日も山の中腹だけはずっとガスが掛かっていた。
高千穂平で休息中、ガスが切れた一瞬、直瀑の見事な大滝が見えた。
上りで急激に高度を上げたせいか、下る頃になって頭痛がひどくなった。
下山後、鎮痛薬を服用後、しばらく車内で横になっていた。
【40870歩】
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