(過去レコ)伯耆大山
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 1,088m
- 下り
- 1,097m
コースタイム
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 5:20
天候 | 曇り |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
感想
阿波池田から川之江へ出、そこから米子道の溝口ICまで高速道を走る。
帰省する前、大山には登る時間があるかどうか分からなかったので、『山と高原地図』は買ってなく、代わりにヤマケイの分県登山ガイドの伯耆大山と大山三鈷峰のページをコピーして所持していた。
予定では、三鈷峰から稜線を弥山まで縦走するつもりだったが…
大山寺橋南側の南光河原駐車場は有料であまり広くなく、あと数台のスペースしか空いてなかった。
大神山神社で安全を祈願し、裏手の登山道を下宝珠越へ向かう。
尾根へ出るまでは急登だったが、宝珠尾根に出てからはアップダウンの繰り返しとなり、上宝珠越付近で樹林帯から抜け、視界が広がる。
大山北壁は凄まじく崩落し、登っている最中にもガラガラと崩落する音が聞こえたが、疎林の中からなので崩落する現場は見えなかった。
縦走する尾根に上がり、そこから10分ほどで三鈷峰に登頂する。
三鈷峰にはガスが掛かっていなかったが、北壁の途中から上はガスで見えなかった。
風が非常に強く、三鈷峰のケルンの陰の風が弱い所で小休止し、下る。
ユートピア避難小屋には男性二人がいて、高校の登山大会があると言い、下界と無線機で連絡を散り合っていた。
私が、「剣ヶ峰へは行けますか?」と聞くと、「死んでも良ければ行って下さい」と。
どういう稜線かは事前に下調べしていたが、ガスの中で強風が吹き荒れており、かなり心細かった。
避難小屋から剣ヶ峰へ向かう途中で、弥山から縦走して来たという男性と若い女性の単独行に行き会い、女性はレギンス&タイツスカート姿、斬新な山スタイルと稜線の危険性が私の脳裏では錯乱していた。
剣ヶ峰らしい遭難碑?のある所で若い男性の単独行が休んでおり、色々話をした後、最も危険な個所へ二人で励まし合って行くことにした。
らくだの背という所らしいが、両サイドが崩落したナイフリッジの刃の上で、狭くて崩れやすく、両側はガスで下が見えない急斜面だった。
若い男性が持っていた昭文社の地図にはコースとして記載されてなく、私もこの地図を購入し、事前によく下調べしていたら縦走は諦めていたと思う。
11時半前に大勢が休んでいる弥山に無事着いたが、強風でガスが濃く、展望は全く無い。
若い男性は広島から来たと言い、一緒に下っていた夏山登山道の途中で、彼が食事をするというので、挨拶をして別れた。
帰路、米子道から見上げる大山にはガスが掛からず、非常に大きな台形の山だった。
7時間ほど高速道を飛ばし、今日一日で1045卅ったが、剣ヶ峰縦走の興奮が冷めやらず、眠気を催すことなく帰宅した。
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