記録ID: 28922
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沢登り
谷川・武尊
万太郎谷/井戸小屋沢「日帰り」(2008.9)
2008年09月15日(月) [日帰り]
moko
その他1人
- GPS
- 09:40
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,231m
- 下り
- 1,219m
コースタイム
林道車止め5:00-6:20井戸小屋沢出合-7:20小障子沢出合-8:20二俣-11:10源頭部11:45-12:50万太郎山-14:40林道車止め
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年09月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
・万太郎本谷には新たな巨大堰堤ができていた ・オキドウキョは早朝から泳ぐ気になれず高巻いた。チタケを収穫 ・井戸小屋沢は入渓者が割といるようで、高巻ラインはよく踏まれているように感じた ・小障子沢に崩壊したブロックを見た ・小障子沢先のゴルジュは右岸を小さく高巻いて通過 ・沖障子沢の先まで所々ゴルジュ状のナメ滝が延々と続き笑顔の遡行が続く ・二俣が近づくと巨岩が次々と現れる(こんなボルダーが近所にあったらなあと思う) ・左俣に入ると水量は極端に減り、所々伏流となってしまう。もうそろそろ終了という雰囲気で、この先に核心部があるとは信じがたい感じである ・3段30m滝の1,2段目はチョロチョロと水の流れるヌメヌメの滝で登攀意欲がわかない。左から草付きバンドを登っていくと幅広な3段目が目の前に現れる。おーっと声を上げるほどこちらは立派な様相だ。灌木を頼りにトラバースして3段目の取り付きに降り立った。 ・一休みして、30m滝3段目を暫し観察。ラインは幾つか考えられるが、一番スッキリしていて登攀意欲をそそられるのは水流右の乾いたところを真っ直ぐ登るライン。次に無難な線として、左のリッジから滝と草付きの境界を弧を描くように辿るライン。気持ちは真っ直ぐライン一色だが、見上げる範囲に残置の類は見つけられない。誰も登ってないのだろうか?…空身で少し登ってみる。岩は安定していてプロテクションさえ取れれば快適に登れそうだ。ハンガーボルトでも打ってあれば喜んで登るんだけどなあ、などと他愛のない事を考えつつクライムダウンして、他のラインを目で追う。井戸小屋沢の中流部までは花崗岩だったが、二俣を過ぎてからハーケンを打つリスが乏しい岩質に変わってしまった。プロテクション取れるかなあと未練がましく真っ直ぐラインを見上げると、遙か頭上に残置ハーケンの穴が見えた。登ってみることにする。 ・5mほど登ってハーケンを1本打ち、更に5mほど登ると残置ハーケンにたどり着く。しかし、思いっきり錆びていて、しかも少し動く。丁度その上が核心のようで、バックアップにもう1本ハーケンを打つ。慎重かつ大胆に数m登ると傾斜が落ちて容易になった。アドレナリンが出た。 上部の安定したテラスでピッチを切り、後続のビレー。打ち込んだハーケンは回収した。 ・続いて「上信越の谷」で言う核心の5m滝。谷はゴルジュ状に狭まり、水の流れも僅かだ。印象としてはさえない感じの滝だ。残置のスリングがぶら下がっている。ずぶ濡れになって小難しい滝を越えた。 ・その先も似たような感じの滝が幾つか続いている。こんなの登るのかなあと「上信越の谷」を見るとそのようなので従った。 ・源頭は意識的に左左と藪の薄そうな所を登っていくと、国境稜線の縦走路にでた。万太郎山のすぐ下だった。 |
写真
感想
井戸小屋沢は二俣周辺までは花崗岩のナメ滝がひたすら続く明るい沢なのだが、左俣に入ると岩質の変化と共に雰囲気もガラリと変わる。水も一旦枯れるので、まるで違う沢に入ったみたいな不思議な感じだ。
私の印象としては、左俣のハイライトは30m滝3段目だ。グレードはよく分からないが「上信越の谷」の核心と同じくらいはあると思う。とにかく三つ星の滝登りだ。
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