茶臼岳2周
- GPS
- 06:28
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,275m
- 下り
- 1,256m
コースタイム
天候 | 晴れ→吹雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コルまで雪上車のトレースがあるのでよく締まっている。 尾根は吹き溜まりで大きく波打っており歩きにくい。 茶臼岳小屋前500m辺りから道が判別できなかった。 恵比寿沢の下部は切れ落ちてる箇所があるので慎重に |
その他周辺情報 | 御在所駐車場にトイレあり。 自動販売機は稼働してなさそうだった。 |
写真
装備
個人装備 |
GPS
|
---|---|
備考 | 視界がないときの滑走は速度感・距離感が麻痺するので慎重に。 ある程度GPSでコースを確認しながら滑ったつもりだったが、地形や目印になるものが全く見えないので思っていたよりも滑り降りすぎてコース修正することが多くなってしまった。 |
感想
連日強風が続いていたが、以前八甲田で吹雪に苦しめられたのと同じ日にこちらは穏やかな天気だったとの投稿を見た事があったので茶臼岳へ。
この日は春のような暖かさで、スタート地点の御在所駐車場(標高950m)の時点で気温は0℃。
かなり汗をかきそうなので上半身は薄手のインナーと半袖シャツだけになり、通行止めゲートからスタート。少し歩くと旧スキー場跡に出て、雪上車のトレースと合流して元ゲレンデを直登する。
進むにつれて風が強くなっていき、ゲレンデをそれてトラバースし始めると遮る物がなく暴風となった。倒れそうな程の風で一度シールに反して約5cm後退するほどだった。
樹林帯に入っても強風は続き、大黒森と恵比須森の間の鞍部で雪上車のトレースは終わり。先行者はいなかったが、その後も雪は固く締まっていてラッセルは必要なかった。
尾根を黙々と登ると恵比須森。いつの間にかどんよりと曇って寒くなったのでソフトシェルを着た。ここから茶臼岳への尾根は吹き溜まりで大きく波打っており歩き難かった。
茶臼避難小屋で食事。休憩後シールを外して下り始めるが、地吹雪で完全なホワイトアウト状態、雪面と空の境もわからないので恐る恐るジグを切るように降りていく。
吹雪の中で斜面に立ち、遠くの地形や木などの目標物が見えない状況だと、平衡感覚も上下感覚も麻痺し、深雪で止まっても唯一見えてる足元では地吹雪が盛んに流れているものだから進んでいるように感じられて不思議な感覚だった。
ほとんど滑りは楽しめなかったが、風に押されると緩い上りならそのまま滑って行けるのは面白かった。
ハーフパイプのようになった恵比須沢を滑り駐車場まで戻った。
朝は10台以上いた車は全てなくなっていた。
悪条件だが物足りなかったので訓練としてもう一本行くことにする。
2回目はルートもわかりきっているのでさくさく上り、1回目より早く避難小屋到着。
休憩はせずに滑降開始。今度は沢に降りず前山・樅山を経由するつもりだったが、茶臼岳東斜面で降りすぎてしまい前山には行けず、必死にカニ歩きでトラバースしてやっとのことで樅山まで戻る羽目に。
ちょっとくらい滑っても大丈夫だろうという下心が仇になることを痛感した。今回はそのまま沢に降りても問題はなかったのだが、山によっては致命傷になりかねないので教訓にしようと思った。
樅山からは視界も少しだけ回復し待望のパウダー斜面を少しだけ堪能できた。
結局行程のほとんどで強風で視界もない修行のような一日だった。
コースもわかりやすく、大体どこを通っても戻れるという安心感があったので、このような悪条件の練習をするには良かったと思う。
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