両神山
- GPS
- 05:28
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,449m
- 下り
- 1,452m
コースタイム
- 山行
- 4:18
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 5:24
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
池袋 =(西武線)= 西武秩父 =(秩父鉄道)= 三峰口 =(小鹿野町営バス)= 日向大谷口 西武線 ・池袋〜西武秩父:790円 ・上野の金券ショップで380円の株主優待券を購入 秩父鉄道 ・御花畑〜三峰口:450円 ・ICカード使用不可 小鹿野町営バス ・西武秩父〜薬師の湯〜日向大谷口:500円 ・三峰口〜薬師の湯〜日向大谷口:400円 ・いずれの場合も薬師の湯バス停で乗り換え ・乗り換え時に乗り継ぎ券を受け取る ・薬師の湯利用時には乗り継ぎ扱いとならないので注意 ・時刻表:https://www.town.ogano.lg.jp/menyu/basu/top.html ・28人乗りのマイクロバスで運行されている |
コース状況/ 危険箇所等 |
日向大谷口〜会所 バス停向かいの階段を登ったところに両神山荘が建っており,その脇に登山口がある.登山口には登山届の提出用ポストと,登山者数カウンターが設置されている. はじめトラバース気味にアップダウンを繰り返しながら,徐々に標高を上げていく.途中1箇所だけ鎖場があるものの,なくても通過できる程度の岩場である.左手に沢を見ながら,徐々に沢筋に近づいていき,やがて2筋の大きな沢の合流点に行き着く.ここが会所でベンチを備えた広場が整備されている. 会所〜清滝小屋 会所を過ぎたあたりで一旦沢の対岸に渡る.その後も何度か沢の渡渉を繰り返す.おそらく大雨時には沢が増水して渡渉が難しくなるため,その場合には登山を中止すべきだろう. このあたりは谷が深く,日光が谷底まで届かないため,ところどころ踏み固められた雪が凍結しており,非常に歩きにくかった.登りはアイゼンなしでもなんとか登れるが,下りはアイゼンなしでは危険だと思われる.ただし,雪や氷の付いていない急な斜面では,アイゼンでバランスを崩す可能性もあるので,着脱しやすいチェーンスパイクで対応するのが良さそう. 清滝小屋は現在,無人の避難小屋となっているが,非常に立派な建物で水洗トイレも併設されている. 清滝小屋〜剣ヶ峰 清滝小屋から先はほぼアイゼンの装着が必須.清滝小屋からジグザグに雪の付いた斜面を詰めて産泰尾根に取り付く.この産泰尾根への取り付きから両神神社の区間が,この登山ルートの核心部となっている.特に一番最初の3段の鎖場は,雪が付いているせいで非常に登り降りがしづらい.尾根も痩せていて急なので滑落注意.その後もいくつか鎖場を越えると,イザナミとイザナギの二神を祀る両神神社に到着する. この先は日当たりが良く,雪が少ない代わりにかなり風が強くなる.ロープの掛けられた岩場が1箇所あるが,雪は付いていなかったので,それほど難しくなかった.最後に山頂直下の鎖場を登りきれば,両神山の山頂である. |
その他周辺情報 | ・駐車場 日向大谷駐車場: 日向大谷口バス停横に10台分の駐車スペースあり.1日500円だが現在工事中のため利用禁止とのこと.工事中には見えないが,トラ紐と三角コーンでガチガチに塞がれていた. 両神山荘駐車場: 両神山荘前に十数台程度?の駐車スペースあり.1日1000円で料金は両神山荘前の料金回収箱に入れる. 日向大谷口手前の駐車場: 日向大谷口のバス停の手前にも10台程度停められそうな駐車スペースあり.駐車料金などの詳細は不明. ・トイレ 両神山荘の駐車場内に有料の公衆トイレあり(1回100円).日向大谷口バス停の手前に何箇所か無料(と思しき)公衆トイレがあったが,あまり清掃が行き届いている様子はなかった.山中の清滝小屋には水洗トイレが併設されているが,冬期は凍結防止のため利用不可.その代わり男女共用の冬用トイレが1基,水洗トイレの横に併設されている. ・避難小屋 清滝小屋が避難小屋として利用可能.もともと有人小屋だったようで,非常によく整備されている.ただし,利用できるのは1階部分のみ. ・水場 清滝小屋手前に弘法之井戸という標識が立てられていたが,水は枯れており水場として利用することはできなかった. 沢の流水を飲むのが気にならないのであれば,沢の渡渉箇所で水を組むことは可能. ・売店 バス停横のジュースの自動販売機のみ.両神山荘はコロナのため休業中で,急ぎの用事以外では立ち寄らないようにとのことなので,基本的に売店の利用はできないものと思われる. ・温泉 登山口に入浴施設はないので,薬師の湯まで戻ってから入浴するしかない.または,西武秩父駅に併設されている祭の湯を利用. |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
計画書
予備電池
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
ファーストエイドキット
チェーンスパイク
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感想
先週の筑波山に引き続き,関東の日本百名山に登ってきました.
実は2,3年前に藪漕ぎに行った際,自前のチェーンスパイクを破損してしまい,その後ケチって実家のアイゼンを借りたり,壊れたままだましだまし使っていました.
そのため,できる限り雪のある山は避けていたのですが,この時期に雪のない山はあらかた行き尽くしてしまったので,ちゃんと買い直して,多少の雪山でも登れる装備を整えました.
というわけで,奥秩父周辺で1つだけ残っていた両神山を選んだ次第です.
もともと,ピストン山行があまり好きではないので,なんとか縦走や周回ルートでコースを組めないか考えました.坂本から八丁峠経由で日向大谷口に至るルートや天武将尾根から周回するルートなど,いろいろと調べてみました.しかしながら,いずれもバリエーションルートで,積雪期に一人で行く勇気がなかったので断念しました.中双里から梵天尾根経由のルートは,バスの本数が少なすぎて現実的ではありませんでした.そのため,さんざん逡巡した挙げ句,スタンダードな日向大谷口からのピストンに決めました.
今回の両神山は,前の週に行った筑波山に比べ,かなり満足度の高い山行になったと思います.コースの難易度,コースの長さ,山頂からの景色,どれをとっても両神山のほうが数段上回っています.加えて,山中で出会った方との交流を楽しめたこと,そして何より温泉に入れたことが,この山行をより楽しいものにしてくれました.
両神山は東京の隣県とは思えないほどアクセスが悪く,なかなかコース取りの難しい山域だと感じました.それでも,関東近縁では数少ない岩場を楽しめる山域であり,いつか車を手に入れたら,いろいろなバリエーションルートで攻めてみたい山です.そのためには,交通手段の確保もさることながら,自分自身のレベルアップも必要だと思います.これからも,日々トレーニングに励みたいと思います.
ただ,最近日帰り山行に飽きてきているので,そろそろテントを背負って泊りがけで山にでかけたいと思っています.
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