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Yamareco

記録ID: 2915445
全員に公開
雪山ハイキング
比良山系

武奈ヶ岳 〜 しっかり雪山、コヤマノ岳の霧氷とともに

2021年02月11日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:58
距離
10.3km
登り
1,070m
下り
1,070m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:36
休憩
1:20
合計
6:56
7:02
13
イン谷口
7:15
7:16
37
7:53
8:01
28
8:29
8:31
7
8:38
8:43
21
9:04
9:05
67
10:12
10:26
6
10:32
10:33
3
10:36
10:37
16
10:53
11:31
12
11:43
11:44
32
12:16
12:17
17
12:34
12:35
37
13:12
13:17
30
13:47
13:48
10
13:58
イン谷口
天候 曇り 時々 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場:イン谷口(暮雪山多目的保安林駐車場)30台ぐらい駐車可能
コース状況/
危険箇所等
青ガレは破線ルートだが、大きめのしっかりとした岩の道であり、特に危険などはないと感じた。
金糞峠からコヤマノ岳はルートが入り組んでおり、地図などで確認を。特に八雲ヶ原へ向かう分岐付近が分かりづらい。

(2/11 雪の状況)
スタートから雪あり。全ルートでトレースあり。雪の状況が分からなかったので、アイゼン、ピッケル、ワカンのフル装備で臨んだが、どれも使わなかった。
イン谷口の最奥の駐車場からスタート。6時半すぎの到着時は5台程度でしたが、下山した時には一杯でした。
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イン谷口の最奥の駐車場からスタート。6時半すぎの到着時は5台程度でしたが、下山した時には一杯でした。
2日前にまとまった降雪があったようで、初めから雪道です。
2日前にまとまった降雪があったようで、初めから雪道です。
10分ちょっとで大山口の分岐。金糞峠からコヤマノ岳を経由して武奈ヶ岳を目指すので、ここは左。帰りは八雲ヶ原、北比良峠を辿り、右側から下りて来る予定です。
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10分ちょっとで大山口の分岐。金糞峠からコヤマノ岳を経由して武奈ヶ岳を目指すので、ここは左。帰りは八雲ヶ原、北比良峠を辿り、右側から下りて来る予定です。
上の方の木々が白くなっています。昨晩も雪が降ったみたいですね。
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上の方の木々が白くなっています。昨晩も雪が降ったみたいですね。
大山口から正面谷を詰めて行くと青ガレ。しばらく岩屑の登りになります。地図では破線ルートになっていますが、落石とかの心配かな?
大山口から正面谷を詰めて行くと青ガレ。しばらく岩屑の登りになります。地図では破線ルートになっていますが、落石とかの心配かな?
青ガレの途中で振り返ると、琵琶湖が朝の光で輝いていました。
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青ガレの途中で振り返ると、琵琶湖が朝の光で輝いていました。
青ガレの上部。アイゼンを付けた方がいいかなとも思ったけど、しっかり雪が積もってくれているおかげで、最後まで付けずに登れました。
青ガレの上部。アイゼンを付けた方がいいかなとも思ったけど、しっかり雪が積もってくれているおかげで、最後まで付けずに登れました。
スタートから1時間半で金糞峠に到着。
スタートから1時間半で金糞峠に到着。
金糞峠から少し下って八雲ヶ原に向かう分岐。コヤマノ岳に向かう場合、この橋は渡ってはいけません。橋の向こうに道標があるので、騙されました。
金糞峠から少し下って八雲ヶ原に向かう分岐。コヤマノ岳に向かう場合、この橋は渡ってはいけません。橋の向こうに道標があるので、騙されました。
橋は渡らず直進すると、すぐに奥ノ深谷を渡る別の橋が出てきて、こちらが正解。このあたりはやや道が複雑で注意が必要ですね。
橋は渡らず直進すると、すぐに奥ノ深谷を渡る別の橋が出てきて、こちらが正解。このあたりはやや道が複雑で注意が必要ですね。
コヤマノ岳に向かっての登り。中峠を経由するルートもありますが、最短距離の南東側の尾根を行きます。ずっと樹林帯の中で景色は変わらず、淡々と登るのみ。
コヤマノ岳に向かっての登り。中峠を経由するルートもありますが、最短距離の南東側の尾根を行きます。ずっと樹林帯の中で景色は変わらず、淡々と登るのみ。
コヤマノ岳が近づくとブナの木が増えてきます。この時間になると、少しずつ青空も見えるようになりました。
コヤマノ岳が近づくとブナの木が増えてきます。この時間になると、少しずつ青空も見えるようになりました。
中峠から来る道(この時はトレースなし)と合流するとコヤマノ岳はもうすぐです。
中峠から来る道(この時はトレースなし)と合流するとコヤマノ岳はもうすぐです。
ここでまさかの霧氷が出現。気温が高めで今回は諦めていたので、嬉しい誤算です。しかもいいタイミングで雲が切れて来たので、少し待ってみることに。
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ここでまさかの霧氷が出現。気温が高めで今回は諦めていたので、嬉しい誤算です。しかもいいタイミングで雲が切れて来たので、少し待ってみることに。
そして、雲の切れ間から光が差して、白く輝く霧氷に。ちょっとした雪原になっており、開放的な風景の中に美しい霧氷の木々。
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そして、雲の切れ間から光が差して、白く輝く霧氷に。ちょっとした雪原になっており、開放的な風景の中に美しい霧氷の木々。
この木、コヤマノ岳のシンボルツリーで「コヤマノクラウン」と呼ばれているそうです。たしかに弧を描くように伸びていて、王冠のような形です。
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この木、コヤマノ岳のシンボルツリーで「コヤマノクラウン」と呼ばれているそうです。たしかに弧を描くように伸びていて、王冠のような形です。
地図とはズレていますが、コヤマノクラウンのすぐそばにコヤマノ岳の看板がありました。
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地図とはズレていますが、コヤマノクラウンのすぐそばにコヤマノ岳の看板がありました。
あまり成長はしていませんが、美しく繊細な霧氷。
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あまり成長はしていませんが、美しく繊細な霧氷。
霧氷の風景を楽しんで、武奈ヶ岳に向かいます。雪面に映る木々の影がいい感じ。
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霧氷の風景を楽しんで、武奈ヶ岳に向かいます。雪面に映る木々の影がいい感じ。
正面に武奈ヶ岳の山頂を捉えました。背景がガスっていて、白い稜線と同化していて分かりづらい写真ですが。。
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正面に武奈ヶ岳の山頂を捉えました。背景がガスっていて、白い稜線と同化していて分かりづらい写真ですが。。
鞍部まで降りて来ると陽が当たって、今度はしっかり武奈ヶ岳の山頂部を望みます。もうひと登りです。
鞍部まで降りて来ると陽が当たって、今度はしっかり武奈ヶ岳の山頂部を望みます。もうひと登りです。
最後の急登をこなして、ワサビ峠から来る西南稜のルートと合流すれば、山頂は目の前です。ここまで全然、人に出会いませんでしたが、坊村から登ってきた人たちでなかなかの賑わいです。
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最後の急登をこなして、ワサビ峠から来る西南稜のルートと合流すれば、山頂は目の前です。ここまで全然、人に出会いませんでしたが、坊村から登ってきた人たちでなかなかの賑わいです。
スタートから4時間で武奈ヶ岳に登頂です。天気予報だと青空を期待していましたが、いまいちすっきりしないのが残念。それでも全方位、視界の開けた素晴らしい眺望のピークです。
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スタートから4時間で武奈ヶ岳に登頂です。天気予報だと青空を期待していましたが、いまいちすっきりしないのが残念。それでも全方位、視界の開けた素晴らしい眺望のピークです。
山頂標には、ほんのちょっとだけエビの尻尾ができていました。
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山頂標には、ほんのちょっとだけエビの尻尾ができていました。
コヤマノ岳と奥には蓬莱山。
コヤマノ岳と奥には蓬莱山。
開放的な西南稜。しっかり雪景色の時に来れて良かったです。
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開放的な西南稜。しっかり雪景色の時に来れて良かったです。
北側に続くトレース。正面には高島トレイルの北部の山々があるはずですが、霞んでしまってよくわかりません。
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北側に続くトレース。正面には高島トレイルの北部の山々があるはずですが、霞んでしまってよくわかりません。
東側の琵琶湖も霞んでいます。
東側の琵琶湖も霞んでいます。
山頂の一角にはちょっとしたシュカブラも。
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山頂の一角にはちょっとしたシュカブラも。
登頂の証しにてるてる坊主たちの記念写真。
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登頂の証しにてるてる坊主たちの記念写真。
昼食休憩のあと下山開始。もと来た道を戻ります。
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昼食休憩のあと下山開始。もと来た道を戻ります。
コヤマノ岳の手前で八雲ヶ原へ。
コヤマノ岳の手前で八雲ヶ原へ。
しばらく下るとスキー場跡に出ます。(カメラのレンズ、曇っちゃいました。)
しばらく下るとスキー場跡に出ます。(カメラのレンズ、曇っちゃいました。)
八雲ヶ原は湿原の広がる平地で、穏やかな雰囲気のある場所でした。
八雲ヶ原は湿原の広がる平地で、穏やかな雰囲気のある場所でした。
八雲ヶ原から少し登り返して北比良峠。視界が開けていて気持ちがいいです。武奈ヶ岳方面を見返して。にしても、青空が増えて来ましたね。登山あるあるです。。
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八雲ヶ原から少し登り返して北比良峠。視界が開けていて気持ちがいいです。武奈ヶ岳方面を見返して。にしても、青空が増えて来ましたね。登山あるあるです。。
ここからは琵琶湖の眺望もばっちり。
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ここからは琵琶湖の眺望もばっちり。
ダケ道を下って大山口へ。雪が溶けて来ていて、びちゃびちゃの区間が多かったです。ただ、泥んこになるような土質ではないので、それは救いです。
ダケ道を下って大山口へ。雪が溶けて来ていて、びちゃびちゃの区間が多かったです。ただ、泥んこになるような土質ではないので、それは救いです。
山頂から2時間半での下山でした。
山頂から2時間半での下山でした。
おまけ。帰り途中、近江神宮に寄りました。最近、アニメ「ちはやるふ」にはまっていて、ここ近江神宮は競技かるた(百人一首)の高校全国大会や名人戦、クイーン戦が開かれる聖地なのです。アニメでオープニングや本編でも度々、登場する楼門。
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おまけ。帰り途中、近江神宮に寄りました。最近、アニメ「ちはやるふ」にはまっていて、ここ近江神宮は競技かるた(百人一首)の高校全国大会や名人戦、クイーン戦が開かれる聖地なのです。アニメでオープニングや本編でも度々、登場する楼門。
競技かるたの大会会場、近江勧学館を見学。千早ちゃんとクイーンも居りました。アニメで見たシーンがあちこちにあって、ちょっと感動しました。
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競技かるたの大会会場、近江勧学館を見学。千早ちゃんとクイーンも居りました。アニメで見たシーンがあちこちにあって、ちょっと感動しました。
「ちはやふるおみくじ」を引いてみたり。和歌は「みかの原」。漫画だけの知識だと、正直、印象薄いです(苦笑)ちなみに、おみくじは中吉でした。
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「ちはやふるおみくじ」を引いてみたり。和歌は「みかの原」。漫画だけの知識だと、正直、印象薄いです(苦笑)ちなみに、おみくじは中吉でした。

感想

初めての比良山系、武奈ヶ岳に登りました。しっかり雪のあるタイミングを狙っていたところ、2日前に降雪があったようで決行です。最も一般的なの坊村から西南稜のルートではなく、琵琶湖側のイン谷口(なんか不思議な名前?)からコヤマノ岳を経由して山頂に登ります。

このルートを選んだ理由はコヤマノ岳の霧氷に期待してでした。ただ、思ったより気温が高く、登山口に着く前に軽く雨もあったので、霧氷は難しいそうだなと思いながらスタート。

まずは金糞峠までひと登り。途中、朝陽に輝く琵琶湖がきれいでした。金糞峠からコヤマノ岳は地図上でもルートが入り組んでおり、少し分かりづらい部分もありました。事前に見ていた過去レコで橋を渡っている写真のイメージが強くあって、それに惑わされたので注意を。

ブナの木が増えて来ると、不意にコヤマノ岳の雪原に飛び出しました。そして、そこには諦めていた霧氷があり、なんとも嬉しい誤算でした。タイミング良く青空も出ていたので、休憩しながら光が差して来るのを待ちます。陽が当たって白く輝き出す霧氷たち。「コヤマノクラウン」と呼ばれるブナの巨木はコヤマノ岳のシンボルツリーで、弧を描くように伸びた姿がたしかに王冠の形に見えます。抜けるような青空にはならなかったものの、見たいと思っていた風景に出会えて幸せでした。

コヤマノ岳を後にして武奈ヶ岳の山頂へ。一旦、少し下って最後の急登を越えると西南稜に合流。ここまで全然、人に会わなかったけど、続々と登って来る人がいて、やっぱり人気の山なんですね。山頂では雲が多めで遠くの山々は見えませんでしたが、全方位に視界が開けた気持ちのいいピークでした。

帰りは八雲ヶ原、北比良峠を経由してイン谷口に戻りました。下山の時間になるとしっかり晴れて来る、登山あるある状態でしたが、今回は一番の目的の霧氷が楽しめたので良しとしましょう。

よろしければブログも↓
「稜線に吹く風のむこうへ」
https://ridgeline-wind.hatenablog.com/entry/bubagatake/210211

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