鳴神山(関東百、ぐんま百名山):低山ながらも360度パノラマ展望と絶滅危惧種カッコソウ観賞に、半袖隊長、里山の魅力再発見
- GPS
- 03:30
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 553m
- 下り
- 552m
コースタイム
12:58駒形登山口⇒
13:30中間点道標⇒
14:04雷神岳神社広場⇒
14:15鳴神山頂(昼食)15:07⇒
15:26椚田(カッコソウ復元地)15:36⇒
15:50林道
15:57林道赤柴線
16:22廣土橋
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
★駐車場:廣土橋付近に5〜6台。 人気の山だけに満車の場合は路肩駐車となる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆道の状況:特に危険個所なし。 ★登山ポスト:見当たらず。 △温泉:立ち寄らず。 ▲食事:立ち寄らず。 ◇半袖驚かれ指数:ゼロ ◆半袖出会い指数:ゼロ ○今日のスマホ万歩計:14,878歩(うち、山行に要したのは10千歩程度と推計) (但し、個人的には、歩数データの信憑性は乏しいと感じております。) |
写真
感想
GW後半も地元自治体の格安宿泊施設(群馬県)を利用して上州の地味な名山巡りを画策。
3日:鳴神山(桐生市、982M、関東百名山/59山目、ぐんま百名山/37山目)
4日:高田山(1,212M、群馬県中之条町)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-291762.html
5日:雨乞山(1,068M、群馬県川場村)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-293791.html
費用削減のためレンタカー利用を48時間以内に抑える・・・ことを目標に、初日は「宿泊地に向かう途中で」「短時間で登れる」「未踏のナントカX百名山」を条件に登山マップを眺めて探索したところ、個人的に未開拓地域である東上州地区に鳴神山を発見。
「群馬県の山」で調べると、
・ちょうどアカヤシオが咲く季節
・山頂からは360度のパノラマ
・駒形起点の周遊コースで3時間
なのでちょうど手頃の山なので行き先に決定し、熊谷駅10時でクルマを借り出発。
国道407号線を北上するが、周囲に高層ビルがないこともあり、浅間山・榛名山・赤城山・日光連山などの山稜が垣間見える。特に赤城山の山体がでっかく見える。
道路沿いの「フライ焼きそば」の看板を見て、テレビ番組で地元B級グルメとして紹介されていたことを思い出し、無性に賞味してみたくなったところにタイミング良く「道の駅めぬま(妻沼)」を目にし、予定外のピットイン。ありました、ありました「フライ焼きそば」。「売れてます」との手書きコメのあった「吟ぎん寿し」も追加で併せて買い求め早速賞味。いずれも庶民の味。
これで30分は出遅れ、おまけに登山口を間違えウロウロしたため、もう30分追加で出遅れ。結果として駒形登山口に着いたのが12時40分。人気を物語る証拠に道路脇に駐車しているクルマがズラリ。ところが、奥まで行ってみると、既に登り終えたクルマが帰った後と思われる空きがあり、スムースに駐車OK。
出発しようとすると、ちょうど下山されたところの初老ハイカーの方が「鳴神山の自然を守る会」の会員で、絶滅危惧種「カッコソウ」の状況について教えて頂く。そう言えば、鳴神山は「新・花の百名山」に選ばれていることを思い出す。因みに、その方は、昨年、鳴神山に64回登った由。また守る会の同僚の方で、202回も登った猛者がいらっしゃるとか!
登山道は、最初は林道歩きですが、すぐにスギ林の中の沢の左岸を歩きます。スギ林が終わると明るい広葉樹林帯に代わり、緑のシャワーを浴びながらの快適な登り。足元に山野草も見られる。但し、アカヤシオはほとんど見られません。
斜度が増した道をひと踏ん張りすると雷神岳神社広場に到着。コースは左に90度曲がって、最後の急坂を一登りすると鳴神山に到着。到着時刻が遅かったためか、駐車していたクルマの多さと異なり、先客はひと組のみ。伊勢崎からのご夫婦ハイカーで、いつもは吾妻山までだが、GWで天気も好いので初めていらっしゃたとか。思っていた以上に眺めが好いと感心されており、それは我が隊も同じ感想。
考えてみれば、関東平野の最前線の山なので、関東平野を取り囲んでいる奥多摩から奥武蔵・奥秩父・西上州・浅間・赤城・武尊・袈裟丸・皇海・日光・筑波・・・と枚挙に暇なし。おまけに四阿山や草津白根まで・・・恐るべし、鳴神山。標高が千辰砲睨たない低山とは思えぬ眺望の良さに脱帽。
その中でも、ひと際、目に止まるのがちょうど真北に位置する袈裟丸山。堂々とした山容はカッコいい。すぐ近くにある日本百名山である皇海山に標高でも知名度でも人気でも劣ると思われるが、ずんぐりむっくりした皇海山よりは随分スマートな山だ。皇海山も深田百名山に選ばれていなければ決して人気の山になったとは言えないと思えるだけに、袈裟丸山の好さを味わいに登ってみたい山の一つとなった。
しかし残念ながら山頂周辺でもアカヤシオは散見される程度。先週登った西上州の笠丸山でも外れだったが、今年のツツジ系の花は厄年だろうか?
さて、下りは椚田方面に道を取る。広い尾根道を下ると、直に椚田。ここをコツナギ橋方面に下ること一分でカッコソウの復元地に着く。ロープで囲いがしてある中に、目を凝らせば濃いピンク色の花が咲いている。全体として咲き始めたばかりのようで、完全に開花している株は多くない。「地球上で鳴神山系だけに生育している日本固有の植物」だそうなので、絶滅することなく、関係者の努力が報われることを大いに期待し、協力したい。
その後は椚田に戻って幅広い尾根筋を下り、林道赤柴線を辿って駒形登山口の廣土橋へ戻ったが、林道歩きが意外に長かった。が、晴れ渡った青空の下、萌える緑の森林浴もまた好し、次に狙うは袈裟丸か、いや、もっと簡単な根本山、栗生山、吾妻山か・・・と夢を広げた山行であった。
この山は知りませんでした。
上州という場所柄から推察すると、夏の雷雲が湧いてくる方向の山というような意味でしょうか?
match1128さん
調べてみました!
その1:「昔雷神上人が住んでいたのがこの山の由来といわれ別名雷神嶽といわれる…との説明板がある。」
その2:「鳴神山は、その雷神上人が住んでいたと伝わり、それが山名の由来といわれている。群馬県は雷の多い土地で知られる、宇都宮市は「雷都」の異名さえある。雷を鎮める目的で建立された神社も多い。ここ鳴神山も、肩の広場にある雷電岳神社が祀られている。」
その3:「鳴神山は信仰の山で、山頂直下に雷神岳神社が置かれ、雷神岳に「なるかみだけ」と読んだのが山名の由来といわれている。」
群馬遠征のアップ作業に追われ、諸兄のレコに満足に目を通せておりません。高尾山スタンプラリー編のアップが終了したら、訪問致します
YamaBeerYu
半袖隊長さんも鳴神山行かれていたのですね
レコを見逃してました
日頃の行いの良さでしょうか!
晴天の下、さぞかし山頂での眺めが良かったのでしょうね
アカヤシオも見られて羨ましいです
本当に今年はツツジにとって受難の年ですね〜
niiniさん
姫神山以降も、あちこちへ出没されてますね
当日の鳴神山頂からの眺望は想像以上の良さでした
地味な山ですが、次は袈裟丸山!と思わせますね
カッコソウもちょうど咲き始めたところ でした
次の機会には、niiniさんのように、吾妻山まで縦走したいですね
YamaBeerYu
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