北戸蔦別岳
- GPS
- 29:40
- 距離
- 39.1km
- 登り
- 1,806m
- 下り
- 1,805m
コースタイム
- 山行
- 12:24
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 12:27
天候 | 1日目:くもり 2日目:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
幌尻岳へは昨年3月に登ろうとしたが悪天候のためヌカビラ岳手前で撤退した。今年も同じルートで幌尻岳を目指してみたが昨年同様に天気が悪くて北戸蔦別岳で引き返してきてしまった。冬の幌尻岳にはなかなか会わせてもらえない。
【1日目】
チロロ林道の除雪最終地点にはエンジンをかけたままで寝ている車が一台止まっていた。この時間のこの場所にまさか人が居るとは思わなかったのでちょっとビビる。なぜこの場所で寝ているのか謎。登山目的ではなさそうなので起こさないよう静かに準備した。
まずはチロロ林道をひたすら進む。夏の登山口までは約3時間20分、取水ダムまでは約4時間半と順調に進む。取水ダムを過ぎると渡渉が増えてくる。さすがにこの時期だと沢はほぼ埋まっており渡渉場所に困ることはなかった。右へ左へ沢を渡りながら進んでいく。
二ノ沢に入ると正面にヌカビラ岳が見えてくる。全体的に雪が少なくブッシュが多かった。雲の流れが速くて上の方は風が強そうだった。標高1150m辺りまで登ったところで沢を離れて左側の斜面に取り付く。急斜面の上にブッシュが邪魔でなかなか思うように登れなかった。かなり難儀した。標高差350mを登るのに約2時間も費やしてしまった。標高1533mの尾根まで登ると風が出てくる。冷たい風で寒かった。雲は多いが周りの山々の稜線も見えて素晴らしい景色だった。
標高1700m辺りからヌカビラ岳を巻いて北戸蔦別岳方向へ登っていく。この頃までは風が強いだけで視界も良くていい感じの雰囲気だった。しかし急激に雲が湧いてきて一瞬でホワイトアウト状態となる。標高1800m辺りで稜線に乗るとさらに強風地獄が待っていた。寒いし痛いし辛いし見えないしで心が折れそうだった。
この環境で幌尻岳まで行くのは厳しそう。この時点で幌尻岳はあきらめてどうにか北戸蔦別岳までは行こうと計画変更。真っ白で何も見えないので足元だけを見て黙々と登った。北戸蔦別岳の山頂にタッチしたらそのまま登ってきた道を引き返す。急いで沢底まで下った。
時間的にはこのまま戻れば今日中には登山口まで帰れそうだった。林道を歩くだけなので夜でも危険な場所はない。しかし一泊予定だったので宿泊装備を背負っている。せっかく重い荷物を持ってきたのにこのまま帰るのはもったいない気分。ということで沢沿いの適当な場所で泊まることにした。暗くなるぎりぎりまで登ってきた道を戻ってからツェルトを張る。寒いし狭いしですることもないので晩飯を食べたらすぐに寝た。
【2日目】
昨晩は寒くて何度も目が覚める。指先の痛みが治まらなくて悲しい気分となる。5時ごろに起床し準備。ブーツのインナーを寝袋に入れ忘れてカチコチに凍ってしまい履くのに難儀した。朝飯は食べずに出発。前日に歩いてきた林道をひたすら戻る。今日は快晴予報だ。見上げると雲一つない空が広がっていた…。登る日を間違えたのかもしれない。途中で朝飯を食べたりしながらまったりと林道を戻った。
昨年はヌカビラ岳手前で撤退、今回は北戸蔦別岳までしか行けなかった。もう少し日程に余裕を持って天気を確認しながら登るのがいいのかもしれない。(当たり前か…)
【昨年の記録】
幌尻岳(ヌカビラ岳手前で強風撤退)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2279896.html
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