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Yamareco

記録ID: 291781
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲信越

新潟、群馬の山(1)残雪の平標山、仙の倉山

2013年04月29日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:50
距離
13.4km
登り
1,179m
下り
1,175m

コースタイム

7:10平標山登山口−(林道)−8:10登山道出合−9:40平標山の家−10:40-11:00平標山−11:50-12:10仙の倉山−13:00-20平標山−14:40横手山−15:00鉄塔−16:00平標山登山口
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
(前日の移動)新居浜ー(JR)−越後湯沢ー(レンタカー)−浦佐(泊)
(当日)浦佐−(レンタカー)−平標山登山口
※ 平標山登山口に広い駐車場あり、500円。自販機、トイレあり。
コース状況/
危険箇所等
・登山口には登山ポストあり。
・平元新道;林道は雪なし。登山道に入ると次第に雪がでてくる。標高1500m付近より全面的に雪の斜面となった。平標山の家は開いていた。山の家から平標山までも雪の大斜面。アイゼン使用。
・仙の倉山まで;稜線は結構夏道(木道)が出ていた、アイゼン不使用。
・松手山コース;上部は雪あり、急坂部分は雪がなく、木道が出ていた。松手山のゆるい稜線は雪庇状に雪が残っていた。松手山から下は雪なし。
平標山登山口の駐車場。トイレ、登山ポストあり、有料(500円)。今日は車が少ない
2013年04月29日 07:17撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/29 7:17
平標山登山口の駐車場。トイレ、登山ポストあり、有料(500円)。今日は車が少ない
林道を歩いてゆく、フキノトウが顔を出していた
2013年04月29日 07:52撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
4/29 7:52
林道を歩いてゆく、フキノトウが顔を出していた
林道から後ろを振り返ると、苗場山あたりの白い峰が見えてきた
2013年05月03日 08:31撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/3 8:31
林道から後ろを振り返ると、苗場山あたりの白い峰が見えてきた
林道を1時間程度歩くと、山道への分岐となった。分岐の目印となっている道祖神。
2013年04月29日 08:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/29 8:18
林道を1時間程度歩くと、山道への分岐となった。分岐の目印となっている道祖神。
山道を登ってゆくと、だんだんと雪が出てきた。残雪の山に来た気分が高まる
2013年05月03日 08:31撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/3 8:31
山道を登ってゆくと、だんだんと雪が出てきた。残雪の山に来た気分が高まる
高度を上げてゆくと、周囲の視界も開けてきた。南西方面を望むと、上信国境の佐武流山、白砂山あたりだろうか?白い峰が重なり合っている
2013年04月29日 08:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/29 8:58
高度を上げてゆくと、周囲の視界も開けてきた。南西方面を望むと、上信国境の佐武流山、白砂山あたりだろうか?白い峰が重なり合っている
標高1500m付近より一面の残雪となった。この付近でアイゼン着用
2013年05月03日 08:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/3 8:32
標高1500m付近より一面の残雪となった。この付近でアイゼン着用
雪面を登高すると、視界がさらに開けてきた。南を望むと、三国山への稜線と、その先はるかに浅間山の白い姿も見えた
2013年05月03日 08:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/3 8:32
雪面を登高すると、視界がさらに開けてきた。南を望むと、三国山への稜線と、その先はるかに浅間山の白い姿も見えた
西を望む、苗場山が見えてきた
2013年04月29日 09:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/29 9:42
西を望む、苗場山が見えてきた
少しもやっているが、浅間山を望む(中央奥)
2013年04月29日 09:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/29 9:46
少しもやっているが、浅間山を望む(中央奥)
平標山の家に到着。小屋前で一休み。眼前に仙の倉山が、巨体を横たえている。でかいなア..
2013年04月29日 09:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/29 9:49
平標山の家に到着。小屋前で一休み。眼前に仙の倉山が、巨体を横たえている。でかいなア..
平標山の家から、平標山頂を望む、緩やかな雪の大斜面が続いている。早くも下ってきている人もパラパラ
2013年04月29日 09:52撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/29 9:52
平標山の家から、平標山頂を望む、緩やかな雪の大斜面が続いている。早くも下ってきている人もパラパラ
平標山の家から、仙の倉山の東のピーク、「えびす大黒の頭」が見えた。黒々とした岩峰だ
2013年04月29日 09:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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4/29 9:53
平標山の家から、仙の倉山の東のピーク、「えびす大黒の頭」が見えた。黒々とした岩峰だ
早朝は良く晴れていたのに、上空には、早くもうす雲がでてきた。太陽にも笠がでている。急ごう..
2013年05月03日 08:34撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
5/3 8:34
早朝は良く晴れていたのに、上空には、早くもうす雲がでてきた。太陽にも笠がでている。急ごう..
平標への稜線を進む。白い雪面の反射がまぶしい
2013年05月03日 08:34撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/3 8:34
平標への稜線を進む。白い雪面の反射がまぶしい
平標への広い雪稜。正面のピークは、太源太山
2013年05月03日 08:34撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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5/3 8:34
平標への広い雪稜。正面のピークは、太源太山
平標への登りにて。早くも下山する人たちが数名
2013年04月29日 10:25撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/29 10:25
平標への登りにて。早くも下山する人たちが数名
苗場スキー場を望む。すでに今季は営業終了となってる。上半分はまだ残雪があるが、下半分はすでに雪もない
2013年05月03日 08:35撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/3 8:35
苗場スキー場を望む。すでに今季は営業終了となってる。上半分はまだ残雪があるが、下半分はすでに雪もない
平標山山頂に到着。山頂部は雪が溶けて地肌が露出していた。広い山頂に登山者がパラパラ、上空は雲が出てきたが、柔らかな南風が吹いて、山頂の気温は18℃もあった。
2013年04月29日 10:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/29 10:54
平標山山頂に到着。山頂部は雪が溶けて地肌が露出していた。広い山頂に登山者がパラパラ、上空は雲が出てきたが、柔らかな南風が吹いて、山頂の気温は18℃もあった。
平標山山頂の標識、だれかが雪だるまを乗せている
2013年05月03日 08:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
5/3 8:37
平標山山頂の標識、だれかが雪だるまを乗せている
平標山より東を望むと、仙の倉山が以外と高度差なく続いている。空模様が少し気になるが、時間的には行けそうだ
2013年04月29日 10:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/29 10:54
平標山より東を望むと、仙の倉山が以外と高度差なく続いている。空模様が少し気になるが、時間的には行けそうだ
平標山から北東方面を望む。越後の山々が、幾重にも重なっており、同定が難しい。中央奥が越後三山あたり
2013年04月29日 10:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/29 10:54
平標山から北東方面を望む。越後の山々が、幾重にも重なっており、同定が難しい。中央奥が越後三山あたり
もやっていて写りが良くないが、越後三山方面の眺め、目視では、八海山、越後駒、中の岳が同定できた
2013年04月29日 11:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/29 11:04
もやっていて写りが良くないが、越後三山方面の眺め、目視では、八海山、越後駒、中の岳が同定できた
次の目標、仙の倉山への縦走路を行く、振り帰って望む平標山
2013年05月03日 08:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/3 8:37
次の目標、仙の倉山への縦走路を行く、振り帰って望む平標山
小さなアップダウンを繰り返し、ようやく仙の倉山に到着。東には谷川岳が白い
2013年04月29日 12:01撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/29 12:01
小さなアップダウンを繰り返し、ようやく仙の倉山に到着。東には谷川岳が白い
仙の倉山から望む谷川岳主稜線。中央は万太郎山、左奥が谷川岳。一面の銀世界だ
2013年04月29日 12:01撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
4/29 12:01
仙の倉山から望む谷川岳主稜線。中央は万太郎山、左奥が谷川岳。一面の銀世界だ
谷川岳主稜線のズームアップ。さすがにこの時期に縦走する人はいないようだ
2013年04月29日 12:01撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3
4/29 12:01
谷川岳主稜線のズームアップ。さすがにこの時期に縦走する人はいないようだ
仙の倉山から、谷川岳主稜線の眺め、
2013年05月03日 08:44撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3
5/3 8:44
仙の倉山から、谷川岳主稜線の眺め、
同じく)仙の倉山から、谷川岳主稜線
2013年04月29日 12:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
4/29 12:10
同じく)仙の倉山から、谷川岳主稜線
仙の倉山から西の苗場山を望む、上空は曇ってきているが、苗場山は日差しを浴びて明るい
2013年04月29日 12:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
4/29 12:02
仙の倉山から西の苗場山を望む、上空は曇ってきているが、苗場山は日差しを浴びて明るい
仙の倉山の山頂でしばらく休憩していると、急速に西側から青空が戻ってきた。日差しを浴びて山々も息を吹き返したようだ
2013年04月29日 12:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/29 12:18
仙の倉山の山頂でしばらく休憩していると、急速に西側から青空が戻ってきた。日差しを浴びて山々も息を吹き返したようだ
縦走路より、仙の倉山を振り返る。縦走路は、結構、夏道(木道)が露出していた
2013年05月03日 08:39撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/3 8:39
縦走路より、仙の倉山を振り返る。縦走路は、結構、夏道(木道)が露出していた
同じく)縦走路から望む、明るい仙の倉山
2013年04月29日 12:24撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/29 12:24
同じく)縦走路から望む、明るい仙の倉山
縦走路から望む、苗場山
2013年05月03日 08:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/3 8:40
縦走路から望む、苗場山
縦走路から望む、えびす大黒の頭
2013年05月03日 08:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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5/3 8:40
縦走路から望む、えびす大黒の頭
笹が露出した明るい縦走路、春らしい風景だ
2013年05月03日 08:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/3 8:40
笹が露出した明るい縦走路、春らしい風景だ
縦走路より仙の倉山を振り返る。3つほどの小さいコブからなっている
2013年04月29日 12:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/29 12:37
縦走路より仙の倉山を振り返る。3つほどの小さいコブからなっている
平標山山頂に戻ってきた。南に伸びる稜線も明るく輝いている
2013年05月03日 08:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
5/3 8:41
平標山山頂に戻ってきた。南に伸びる稜線も明るく輝いている
平標山山頂から、青空のもとの苗場山を望む。その右手は、かぐらスキー場あたりだろう
2013年04月29日 13:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/29 13:10
平標山山頂から、青空のもとの苗場山を望む。その右手は、かぐらスキー場あたりだろう
松手山コースを取り、下山にかかる。最初は気持ちの良い雪稜
2013年05月03日 08:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/3 8:41
松手山コースを取り、下山にかかる。最初は気持ちの良い雪稜
松手山コース上部から、平標山山頂(右手前)、仙の倉山(左奥)を振り返る
2013年04月29日 13:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/29 13:30
松手山コース上部から、平標山山頂(右手前)、仙の倉山(左奥)を振り返る
青空のもと、周辺の雪山を眺めつつ下る。越後三山方面も日差しを浴びて白く輝いている
2013年04月29日 13:31撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/29 13:31
青空のもと、周辺の雪山を眺めつつ下る。越後三山方面も日差しを浴びて白く輝いている
松手山コース上部から、松手山付近の雪の斜面を望む、雪面に雑木林の影が、美しい模様を作っている
2013年04月29日 13:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/29 13:58
松手山コース上部から、松手山付近の雪の斜面を望む、雪面に雑木林の影が、美しい模様を作っている
松手山コース上部から、平標山を振り返ると、斜面の残雪模様が美しかった
2013年04月29日 13:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/29 13:59
松手山コース上部から、平標山を振り返ると、斜面の残雪模様が美しかった
松手山付近の雪稜、左手は少し雪庇状となっていた
2013年05月03日 08:48撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/3 8:48
松手山付近の雪稜、左手は少し雪庇状となっていた
松手山付近の雪稜
2013年05月03日 08:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/3 8:49
松手山付近の雪稜
松手山付近から、下ってきた道を振り返る
2013年04月29日 14:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/29 14:36
松手山付近から、下ってきた道を振り返る
撮影機器:

感想

【山行NO 424(1)】

※ ゴールデンウイークの長い休みを利用して、谷川岳周辺の雪山登山を計画した。
  当初の目標は、平標山と八海山で、春スキーも楽しむ計画。

4月28日(日)
 ・この日は移動日。愛媛からJRで新潟へ向かうが、移動日に充てるには惜しいほどの上天気の一日。
  午後遅く越後湯沢に着くと、こちらも青空が広がっており、巻機山、八海山、越後駒が白くまぶしい姿を見せていた。
  ああ、こんな日に山に登っていないなんて...
 ・今回は、浦佐のビジネスホテルを拠点とすることにしている。

4月29日(月)
 ・今日は、今回のメインイベントである平標山へ行く。
  朝早く起き、レンタカーで国道17号線を行き、約1時間で登山口へ。

7:10 平標山登山口(標高950m、気温=8℃)
 ・ヤマレコで調べていた通り、大きな駐車場があった。
  しかし、今日はGW中にしては車は少なく、まだ15台ほど。
  登山届を出し、早速出発する。

 ・道標に従ってゆくと、すぐ林道に出た。林道をてくてくと歩く。
  林道沿いはすでに雪はなく、まわりにフキノトウも見られた。
8:10-20 登山道分岐(標高=1170m)
 ・林道はさらに山奥に続いているが、明瞭な標識があり、
  ここから本格的な山道となる。道祖神が目印のようにおいてあった。
 ・登山道に入ると、だんだんと雪が出てくる。木の階段と雪道が交互に出てくる感じ。
9:10 標高1500m付近
 ・この付近から上は、完全に雪の斜面となっているので、ようやくアイゼンを着ける。
  トレースは明瞭で、しかも木々には赤布がつけられているので、問題なし。

9:40-50 平標山の家(標高=約1650m、気温=16℃)
 ・ようやく稜線に到着した。小屋の前のベンチに座って一休みする。
  小さな避難小屋を予想していたが、思っていたよりも大きな小屋だ。一泊してみたい感じの、良い小屋のようだ。
  ここからは一気に展望が広がり、雪の稜線の向こうに、目標の平標山が意外と近いように見える。雪原に登山者がパラパラ。
  またその東隣の仙の倉山は、予想と違い丸っこいピークだが、巨体という感じ。
  南に目をやると、群馬側、赤城山などが見えた。西には苗場山。
  しかし、朝方は青空だったのに、早くもうす雲が出てきて、太陽にも暈が取り巻いている。
  予想よりも早く天気は下り坂のようだ。急ごう...

 ・広くて緩やかな雪原をトレースに従ってゆっくりと登高する。
  山頂はなかなか近づかないが、アイゼンを利かせてザクザクと登ってゆくのは、
  いかにも春山らしくていい感じだ。

10:40-11:00 平標山(標高=1984m、気温=18℃)
 ・ようやく第一目標に到着した。
  上空はだいぶ雲が増えてきたが、周りの展望はなかなかで、新潟側には越後三山や巻機山あたりの白い山なみ、
  西は苗場山の特徴ある姿、南は稜線伝いの大源太山の向こう、うっすらと浅間山が見える。
  東は、第二目標の仙の倉山が、以外と標高差なく緩やかな稜線でつながっている。
  昨日はどうも山の上は雪だったようで、雪面も新雪が積もっていたが、
  今日はやけにぽかぽかした陽気で、柔らかい南風が吹く山頂だった。

 ・さて、ほとんどの登山者は平標までのようだったが、仙の倉山への稜線へと足を踏み入れる。
  踏み跡は少しあるが、人影はない。
  稜線は以外なほど雪が少なく、ところどころ木道が出ているような状態だった。
  緩やかなアップダウンを繰り返しながら、仙の倉を目指す。
  登山者の影も少なく、上空は雲が厚くなってきて、少し重い気分の稜線歩き。

11:50-12:10 仙の倉山(標高=2026m)
 ・ようやく、今回の第二目標に到着。ここも山頂部は雪がなく、地肌が露出していた。
  ここから東を望むと、谷川連峰の白い主稜線が長々と続いているのが見られた。
  えびす大黒の頭の険しい姿、続いて万太郎山、その向こうに主峰の谷川岳が、以外と鋭さを欠く姿を見せている。
  長く続く雪稜を見ると、さすが天下の谷川連峰だな、と思う。縦走者の姿ももちろん見えなかった。

 ・仙の倉でしばらく休んでいると、西側から再び青空が戻ってきて、日差しが出てきた。
  帰り道は青空のもと、気持ちよく平標へと戻れた。

13:00-20 平標山
 ・日差しを浴びながら一休み。すでに登山者の姿は少ないが、青空のもと、
  再び、四周に広がる雪景色を堪能する。

 ・さて、下山は、松手山コースを下ることにする。
  最初は気持ちの良い雪稜が続く。振り返ると平標山が、以外と尖って見えた。
 ・その後は急な下りとなるが、このあたりは日差しのせいか、雪が溶けて夏道(木道)が出ていた。
  ガラガラの道で冬靴では少し歩きにくいが、ガンガンと高度を下げる。
  それにしても、このコースは人影がない。
 ・松手山付近は、なだらかな尾根となっており、少し雪庇を張り出した雪稜となっていた。
  雪庇を踏み抜かないよう、慎重に行く。
14:40 松手山(標高=1614m)・・このコース唯一の標識あり。
15:00-10 鉄塔(標高=1400m)
 ・ヤマレコで見た通り、目立つ鉄塔が立っている。最後の小休止。
 ・ここからはほとんど雪がなく、樹林帯の中の急な夏道を、ふもとに向かって一気に下ってゆく。

16:00 平標山登山口着
 ・今日は、予想以上に暖かく、持ってきていた1.0Lの飲み物では足らなかったので、
  駐車場についたら、さっそく自販機でコーラを買って飲み、ほっと一息。

・全行程 約9時間もかかった山歩きだったが、充実感のある一日だった。



  

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