新潟、群馬への山旅(1) 残雪の平標山、仙ノ倉山
- GPS
- 08:50
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,179m
- 下り
- 1,178m
コースタイム
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 8:50
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
(当日)浦佐−(レンタカー)−平標山登山口 ※ 平標山登山口に広い駐車場あり、500円。自販機、トイレあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山口には登山ポストあり。 ・平元新道;林道は雪なし。登山道に入ると次第に雪がでてくる。標高1500m付近より全面的に雪の斜面となった。「平標山の家」は営業していた。山の家から平標山までも雪の大斜面。アイゼン使用。 ・仙の倉山まで;稜線は結構夏道(木道)が出ていた、アイゼン不使用。 ・松手山コース;上部は雪あり、急坂部分は雪がなく、木道が出ていた。松手山のゆるい稜線は雪庇状に雪が残っていた。松手山から下は雪なし。 |
写真
感想
【山行NO 424(1)】
※ ゴールデンウイークの長い休みを利用して、谷川岳周辺の雪山登山を計画した。
・当初の目標は、平標山と八海山で、春スキーも楽しむ計画。
4月28日(日)
・この日は移動日。愛媛を朝 出発し、JRで新潟へ向かうが、移動日に充てるには惜しいほどの上天気の一日。
・午後遅く越後湯沢に着くと、こちらも青空が広がっており、巻機山、八海山、越後駒が白くまぶしい姿を見せていた。
ああ、こんな日に山に登っていないなんて...
・今回は、浦佐の小さなビジネスホテルを拠点とすることにしており、越後湯沢で借りたレンタカーにて、早目にホテルに入った。
4月29日(月)
・今日は、今回のメインイベントの一つである平標山へ行く。
・朝早く起き、レンタカーで国道17号線を行き、約1時間で登山口へ。
7:10 平標山登山口(標高950m、気温=8℃)
・ヤマレコで調べていた通り、大きな駐車場があった。
しかし、今日はGW中にしては車は少なく、まだ15台ほど。
登山届を出し、早速出発する。
・道標に従ってゆくと、すぐ林道に出た。林道をてくてくと歩く。
林道沿いはすでに雪はなく、まわりにフキノトウも見られた。
8:10-20 登山道分岐(標高=1170m)
・林道はさらに山奥に続いているが、明瞭な標識があり、
ここから本格的な山道となる。道祖神が目印のようにおいてあった。
・登山道に入ると、だんだんと雪が出てくる。木の階段と雪道が交互に出てくる感じ。
9:10 標高1500m付近
・この付近から上は、完全に雪の斜面となっているので、ようやくアイゼンを着ける。
トレースは明瞭で、しかも木々には赤布がつけられているので、問題なし。
9:40-50 平標山の家(標高=約1650m、気温=16℃)
・ようやく稜線に到着した。小屋の前のベンチに座って一休みする。
小さな避難小屋を予想していたが、思っていたよりも大きな小屋だ。一泊してみたい感じの、良い小屋のようだ。
・ここからは一気に展望が広がり、雪の稜線の向こうに、目標の平標山が意外と近いように見える。雪原に登山者がパラパラ。
またその東隣の仙の倉山は、予想と違い丸っこいピークだが、巨体という感じ。 南に目をやると、群馬側、赤城山などが見えた。西には苗場山。
・しかし、朝方は青空だったのに、早くもうす雲が出てきて、太陽にも暈が取り巻いている。 予想よりも早く天気は下り坂のようだ。急ごう...
・広くて緩やかな雪原をトレースに従ってゆっくりと登高する。
・山頂はなかなか近づかないが、アイゼンを利かせてザクザクと登ってゆくのは、いかにも春山らしくていい感じだ。
10:40-11:00 平標山(標高=1984m、気温=18℃)
・ようやく今回の遠征の、第一目標に到着した。
・上空はだいぶ雲が増えてきたが、周りの展望はなかなかで、新潟側には越後三山や巻機山あたりの白い山なみ、西は苗場山の特徴ある姿、南は稜線伝いの大源太山の向こう、うっすらと浅間山が見える。
東は、第二目標の仙ノ倉山が、以外と標高差なく緩やかな稜線でつながっている。
・昨日はどうも 山の上は雪だったようで、雪面も新雪が積もっていたが、今日はやけにぽかぽかした陽気で、柔らかい南風が吹く山頂だった。
・さて、ほとんどの登山者は平標までのようだったが、まだお昼前だし、以外と近くに見える仙ノ倉山も行きたくなり、稜線へと足を踏み入れる。
・稜線は以外なほど雪が少なく、ところどころ木道が出ているような状態だった。踏み跡は少しあるが、人影はない。緩やかなアップダウンを繰り返しながら、仙ノ倉の山頂を目指す。
登山者の影も少なく、上空は雲が厚くなってきて、なんだか少し重い気分の稜線歩き。
11:50-12:10 仙の倉山(標高=2026m)
・ようやく、今回の第二目標に到着。ここも山頂部は雪がなく、地肌が露出していた。
・ここから東を望むと、谷川連峰の白い主稜線が長々と続いているのが見られた。
・「えびす大黒の頭」の険しい姿、続いて万太郎山、その向こうに主峰の谷川岳が、以外と鋭さを欠く姿を見せている。
・長々と延びている雪稜を見ると、さすが天下の谷川連峰だな、と思う。縦走者の姿ももちろん見えなかった。
・仙ノ倉の山頂でしばらく休んでいると、西側から再び青空が戻ってきて、日差しが出てきた。帰り道は青空のもと、気持ちよく平標へと戻れた。
13:00-20 平標山
・日差しを浴びながら一休み。すでに登山者の姿は少ないが、青空のもと、再び、四周に広がる雪景色を堪能する。
・さて、下山は、松手山コースを下ることにする。
・最初は気持ちの良い雪稜が続く。振り返ると平標山が、以外と尖って見えた。その後は急な下りとなるが、このあたりは日差しのせいか、雪が溶けて夏道(木道)が出ていた。ガラガラの道で冬靴では少し歩きにくいが、ガンガンと高度を下げる。それにしても、このコースは人影がない。
・松手山付近は、なだらかな尾根となっており、少し雪庇を張り出した雪稜となっていた。雪庇を踏み抜かないよう、慎重に行く。
14:40 松手山(標高=1614m)・・このコース唯一の標識あり。
15:00-10 鉄塔(標高=1400m)
・ヤマレコで見た通り、目立つ鉄塔が立っている。最後の小休止。
・ここからはほとんど雪がなく、樹林帯の中の急な夏道を、ふもとに向かって一気に下ってゆく。
16:00 平標山登山口着
・今日は、予想以上に暖かく、持ってきていた1.0Lの飲み物では足らなかったので、駐車場についたら、さっそく自販機でコーラを買って飲み、ほっと一息。
・全行程 約9時間もかかった山歩きだったが、充実感のある一日だった。
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