吉田うどんの前に神楽山〜御前山〜菊花山で気分を刷新
- GPS
- 03:00
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 677m
- 下り
- 649m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
高尾08:20(JR中央本線) 猿橋08:52 復路: 大月13:15(JR中央本線) 高尾13:51 |
写真
感想
この週末も4月上旬並みの気温になるとのことで、先週に引き続き引き籠っていると身も心も腐っていきそうなので軽く山歩きをしたいと思っていた。
しかもこの暖かさだと来週にはスギ花粉の飛散も始まりそうなのでこのチャンスを逃すと3月下旬までは山歩きができない。
なんとなく吉田うどんが食べたい気分だったので、大月近辺で登ったことのない駅前の菊花山へ行くことにした。
菊花山だけだとさすがに歩く距離が短すぎるので、秀麗富嶽十二景にも選ばれている隣の御前山から縦走することにした。
この山は前に九鬼山から縦走したことがある。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-557339.html
猿橋駅の南口からびゅう桂台へ登る車道を途中でそれて登山道に入る。
思いのほかスギの植林地は少なく、あと2ヶ月もすれば新緑がきれいなのだろうなと思う。
ひとりで山を歩くときは頭の中であんまりテンポの速い曲を流すと早く歩きすぎてしまうので、今日はあいみょんの「さよならの今日に」で歩く。
「泥まみれの過去 が纏わりつく日々だ 鈍くなった足で ゴールのない山を登る」
御前山の山頂はちょうど3人と入れ替えで、30分ほどゆっくりとしたが、出発時ちょうど2人と入れ替えになり貸し切り状態で楽しめた。
2月上旬とは思えない暖かさで、厚手のウェアだったので到着するまでに汗だくになったものの、暖かい陽射しなので寒くなく不快感はなかった。
この辺りの山に来ると富士山が裾野まで雄大で、普段見ている富士山は山頂部分の少しだけなんだなということが実感できる。
そして、陽の角度によるのか、吉田大沢ってこんなに深かったかなと毎度のことながら思うのである。
御前山でかなりゆっくりしたのでちょっと焦り気味に菊花山へ向かう。
と、すぐに大月駅と書かれた案内板があったのでそちらに進んでいくとかなりガレガレの道である。
厄王山奥の院という祠があり、そこを過ぎた時点で目の前の菊花山との間に深い谷があることに気づき、1本道を間違えたことに気づき慌てて引き返す。
先ほどの案内板をよく見ると、大月駅の矢印に隠れて菊花山の文字が。
菊花山までは一度下るもののそんなに高度を下げないので、登り返しもきつくない。
この辺りも広葉樹林なので、新緑の時期は気持ちがいいだろう。
ただ、菊花山の山頂部は大きな岩に登らないと富士山が枝に隠れていたので、葉が茂るころには富士山は見づらくなってしまうのかもしれない。
先ほどの御前山では隣の馬立山の稜線に隠れていた富士山の右側の裾野までよく見えている。
山頂の少し先では桂川の低地越しに富士山が見えるところがあり、ここなら葉の茂る季節でも富士山がよく見えそうだ。
菊花山の山頂も貸し切りだったのでゆっくりと景色を楽しむ。
富士山がきれいなのはもちろん、目の前に大月の街を見下ろすことができる。
駅の北東側に東横INNが完成しているのが目立つ。
大月の街中で一番背の高い建物なのではないだろうかと思う。
大月駅に近くに何か建設しているなと気になったのは去年の1月、お伊勢山と花咲山を歩いた時↓なので、もう1年も前になる。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2181833.html
後で調べるとこの東横INN、名称が「東横INN富士山大月駅」というのだ。
この位置で「富士山」を付けるということは当然外国人観光客も意識していたのだろう。
いずれまた外国人観光客が来てくれる日が待ち遠しいことだろう。
大月の街の上を飛んでいるような気分になる菊花山から下り、延伸中の大月バイパスを潜り、大月の街中を抜け、富士急行と中央本線を跨ぎ吉田屋へ。
前に3人ほど並んでいたので帰ってしまおうかという衝動に何度も襲われたが、電車の時間がすぐにはなかったので、なんとか待つことができた。
ひとりで飲食店に並んだのは生まれて初めてかもしれない。
そもそもひとりの場合買ったものを外で食べることが多いので、ひとりで飲食店に入るということ自体人生で数えるほどしか経験がない。
そのくらい食べ物にはあまり関心がないのだが、吉田うどんはかなり好きなのである。
ただ、並んで入ったのに店のおばさんが注文を取ってくれないので注文がまだだと告げると、あなた順番後でしょと勝手に決めつけられる。
多分後から来た人の中には外で待つ前に店のおばさんに声をかけていた人もいたので勘違いされたのだろう。
やっぱりこういうやりとりというか駆け引き?がなんだか苦手だ。
この前この店に来た時も多少並んだと思うのだが、そういうことは友人がやっていてくれたのだろう。
飲食店にひとりで入るのはまた数年先になりそうだ。
昼過ぎには帰宅できるくらいのお手軽な山歩きで、腐りかけた気分はかなり刷新された。
いいねした人