残雪の西方ヶ岳から蠑螺ヶ岳☆ブナの雪稜を彷徨う
- GPS
- 07:50
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 848m
- 下り
- 817m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
バス時刻:常宮7:20→浦底7:30、浦底7:45→常宮7:55、200円也 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■西方ヶ岳は標高330以上から積雪、ツボ足でも歩けるがワカンの方が歩きやすい。山頂台地は100〜150cm。 ■稜線上は栄螺ヶ岳までワカンを使用。積雪100cmぐらい。中間の広い尾根は複雑な地形なので迷いやすい。トレースはないと思った方がよい。 |
写真
感想
気比の松原から敦賀半島の県道を浦底へ、県道脇の余地に駐車する。小走りで7:45のコミュニティバスに駆け込み乗車。自転車を積んでいたが使わなくて済んだ。乗っているのは自分一人だった。常宮で降りて登山口に向かう。空は青空が広がり快晴で春の陽気が感じられる。プラ階段の巡視路で高度を上げて行く。
しばらく雪は全くないが、標高350辺りで雪が続きだしたのでワカンを履く。ツボ足でも歩けるが今日は夏靴なので濡れたくない。古い跡の上に真新しい一人分のトレースが付いている。ツボ足は踝まで潜っているがワカンなら快適だ。
雪の西方は4回目だが3年前は雪深くて撤退している。今日は夏のトラバース道が使えるが敢えて尾根筋を辿り、夏道では出逢えない壮麗なブナ林を楽しむ。所々に杉の木が自生していてブナの純林でないのが惜しい。単独の下山者が数m下の巻き道を通るのが見えた。尾根の上からの声掛けだったので驚かれたかもしれない。西方山頂へのピストンとのこと。山頂直下のブナの二次林は高く伸びて明るく気持ちがよい。
西方ヶ岳山頂東の岩の展望所からは白い越美国境の能郷白山や笹ヶ峰が望めた。江越国境の上谷山は雲に覆われて全容が見えない。遠く白山と別山も望めた。三角点のある西の高みに向かう。無雪期にある笹藪は雪の下に隠れている。雪原の生えるブナと雑木の台地となっている。ここで南尾根にテープマーキングが続いていることに気付く。気になっていた美浜町と敦賀市の郡界尾根なので興味津々、機会があれば歩いてみたい。
山頂から更に北上してカモシカ台に向かう。稜線の展望ポイントからは江越美国境が望める。稜線から西へ外れカモシカ台に登り返す。カモシカ台からは360度の展望。東の越美国境、白山は次第に雲に覆われ始める。ここで360度の展望を眺めながらのランチタイム。大岩の上に乗って写真を撮ろうとしたがずり落ち、着地の際に左膝頭を岩に強打してしまう。意気消沈して自撮りは中止。皿にヒビでもって入ってなければよいのだが。
昼食後は更に稜線を北上する。最早トレースは無く、広い稜線部では複雑な尾根の重なりで彷徨う羽目に。水を飲もうとしてペットボトルがないことに気が付く。転倒した際にペットボトルホルダーから外れてしまったようだ。以後は水なしで歩く羽目になる。雪を舐めながら栄螺ヶ岳に辿り着いた。
栄螺から北尾根は雪切れが多いのでワカンを脱ぐ。昨日のものだろうか、比較的新しいツボ足トレースが続いている。痛い膝を庇いながらグサグサ雪を踏んで下って行く。一向にスピードが上がらない。水島の写真を納めてから渡渉ポイントに下って安堵の息を吐く。終わってみれば変化に富んだ楽しい雪山だった。膝は内出血していたが翌日は痛みも和らぎ、腫れることはなかったので大丈夫だと思う。
おはようございます。
このルートは逆回りで一度だけ歩きましたが、標高差があって結構きつかった思い出があります。行程の後半を水分補給無しは辛かったことでしょうね。水が無いことの不安感との闘いが辛いですよね。長命水・・あそこの水は・・😨
登山道を外れて見る美しい山毛欅林。雪山ならではのお楽しみですね。また訪れたくなりました。
気温が高く滋賀は霞が強い日が続いていたのですが、この日の敦賀は快晴で空気も澄んでいた様子。水島も美しいです。アイコンの写真がまた差し変わるかな😁
膝は大事に至らずで安心しましたが、ご無理なさらないでくださいね。
ウリさん、コメントをありがとうございます。
今回は雪にもてもてあそばれ、膝を負い、水分補給もままならず、いつもより大巾に遅くなってしまいました。雪がなかったら恐らく長命水を飲んでいたことでしょう。
前回からペットボトルホルダーを使い始めたのですが、転んだり枝に引っ掛かったりした際にロックが外れて落ちてしまうのです。登山では使い物にならないということが分かりました(笑)。他の方法を考えなければなりません。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07W4KGLPM/ref=cm_sw_r_cp_apap_iHprTtp9YZp85
明日から冬型で寒気も降りてきますが、余り期待は出来ないでしょう。もう低山では雪山気分を味わえなくなりそうです。北陸の千m以上の山に登らないと無理かもです。雪が締まった残雪期、晴天で放射冷却のタイミングを狙っています。そんなチャンスは中々巡ってきませんが‥。
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