ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 293867
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

聖岳

2013年04月29日(月) ~ 2013年05月01日(水)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
GPS
55:00
距離
27.8km
登り
2,946m
下り
2,953m

コースタイム

諸河内 便が島 西沢渡 苔平 薊畑 小聖 聖 聖平小屋
聖平小屋沈
聖平小屋 岩頭 薊畑 苔平 西沢渡 便が島 諸河内  
天候 29日 晴れ
30日 雨のち雪
1日  晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
諸河内 4月30日までの開通部分。昨年の2本目の河川敷仮設道路の降り口。
コース状況/
危険箇所等
<諸河内〜便が島>
4月30日まで、全面通行止めだった。今年はGW後半の予定が中途半端にあり、全面開通後に行く時間がないので、昨年と大して変わらないが、1.5hの林道歩き敢行。
バリケードは手で動かせたせいか、工事関係車以外にも、釣りや他の車が奥の退避所に止まっていた。待避所 3台 易老渡に駐車0。便ガ島、小屋の車1台。
開通直後だが、既に落石が所々に散在。角が立っているので、バースト注意。
<便が島〜西沢渡>
遊歩道の崩壊が進んでおり、昨年より厳しい状態。
上からの土砂崩れで埋まっている所や、下からの崩壊で道がなくなっている箇所(50mくらい下の川まで一直線)が増えた。便が島の小屋番さんによると、5月から、修復に人が入るとの事だったが、かなり大掛かりな工事が必要と思われる。
西沢渡から薊畑までのロープ・ネットの危険区間より厳しい状況。
<西沢渡から薊畑>
行きは、川の水量少なく、野猿の少し上を飛び石伝いに行けた。帰りは、水量増えたので、野猿使った。
苔平の少し上からアイゼンつける。トレースほとんどなし。テープもまばらになり、稜線直下の右トラバースで、道ロス。直登して薊畑の3段上に出る。
<薊畑〜前聖ピストン〜聖平小屋>(薊畑にカメラ忘れたので写真ナシ。)
森林限界出るまで、ルート取り悩むも、ほぼ空身に近いので踏み抜きもなく順調。
直下の斜面は、岩の出ているところを混ぜながら登る。大斜面なので、見通しよい分だけ、緊張する。くだりは、踏み後伝いにゆっくり戻る。
奥聖はパス。
途中小屋が見えたので、直降する。何回か踏み抜くが、くだりなので、問題なし。
<聖平小屋〜上河内方面(昭文社地図の岩峰まで)>
踏み跡・テープナシ。尾根通しで進む。前日の雨と雪の後で、上河内岳が真っ白。直下のトラバースが出来そうもないのと、長い稜線歩きを一人で行くリスクを考え、敗退決意。易老渡に降りた時も車0台だった。

28日夜から1日の西沢渡まで、誰とも会わず。
28日の荷揚後 小屋前でくつろぐ
2
28日の荷揚後 小屋前でくつろぐ
丹沢からの富士山
丹沢からの富士山
ワカンの携行は最後まで悩む。最後まで使わなかった。
ワカンの携行は最後まで悩む。最後まで使わなかった。
昨年は、左下の河川敷を仮説道路にしていた。
キレイに修復されていた。
1
昨年は、左下の河川敷を仮説道路にしていた。
キレイに修復されていた。
良くある方法で自画像
1
良くある方法で自画像
今年は楽勝。
こんなトコがふえました。昨年のジャカゴを指で支持しながらの通過は、今年もあったが、こちらの方が、緊張した。
1
こんなトコがふえました。昨年のジャカゴを指で支持しながらの通過は、今年もあったが、こちらの方が、緊張した。
ヤット、みえました。
ヤット、みえました。
野猿の川上20mくらいのところにいい具合に飛び石が。ストックだして、飛び越えた。濡れもせず、ツリモせず、今年はいい感じ。
野猿の川上20mくらいのところにいい具合に飛び石が。ストックだして、飛び越えた。濡れもせず、ツリモせず、今年はいい感じ。
昨年と同じアングル。今年は、長袖着ています。
1
昨年と同じアングル。今年は、長袖着ています。
ここを過ぎたら、すぐ道が凍結していたので、アイゼン出す。
ここを過ぎたら、すぐ道が凍結していたので、アイゼン出す。
薊畑の少し上
二重山稜も出ている・・・。
2
二重山稜も出ている・・・。
上河内も行けそう。
3
上河内も行けそう。
冬季小屋。前泊の方(会っていない。)が入り口を除雪してくれていたので、助かる。明日は、一日雨予想なので、久し振りに、天張らず小屋泊まり。
2
冬季小屋。前泊の方(会っていない。)が入り口を除雪してくれていたので、助かる。明日は、一日雨予想なので、久し振りに、天張らず小屋泊まり。
聖の東尾根も真っ白荷衣替え。
3
聖の東尾根も真っ白荷衣替え。
17と同じアングルとはとても思えません。
1
17と同じアングルとはとても思えません。
真っ白です。トレース消えたろうなア。
3
真っ白です。トレース消えたろうなア。
ここで6名の方と行きかう。
ロープ引いて支援してもらう。
たすかりました。
1
ここで6名の方と行きかう。
ロープ引いて支援してもらう。
たすかりました。
6人の踏み跡がついたので、大分楽になる。
土砂がズルっと行かない分だけ幸せ〜。
3
6人の踏み跡がついたので、大分楽になる。
土砂がズルっと行かない分だけ幸せ〜。
便が島の番犬君。偉く気に入ってくれたのか、車を置いたところまで(9km)ズット付いて来てくれる。心を鬼にして、石を投げつけ、追い返す。さびしそうな顔して帰って行ったけど、オジ茶んもさびしかったよ。
6
便が島の番犬君。偉く気に入ってくれたのか、車を置いたところまで(9km)ズット付いて来てくれる。心を鬼にして、石を投げつけ、追い返す。さびしそうな顔して帰って行ったけど、オジ茶んもさびしかったよ。

感想

今年のGWはどうしても後半にはずせない予定があり、前半に山行計画を入れざるを得なかった。
それも、入る山域の入山規制に対応する事やら、気象条件がよくない中での行動を想定せざるを得なかった。
更に、前日の丹沢での負傷者の方を見ていて、単独でのリスクに対してナーバスにならざるを得なかった。
山で逝ってしまおうなんて考えた事もなかったし、万が一、事故った時に周囲に救助を求める事が不可能な状況におかれている状態になっていると自覚したので、無理せず降りてきた。
まっ、雨で、一日真っ暗な冬季小屋に一人でいたら、ネガティブにもなります。

<今回良かった事>
〆鯒より、気温が低かったのか、ほとんど踏み抜かなかったので、行程は稼げた。
熱中症対策を十分に行なったこと、URLに勤めた事で、かなり余裕で行動できた。
30日が雨で行動できないだろうと、前日に少し無理して聖ピストンをこなし、予定通り、翌日小屋で静養し体力回復が出来た。
 (筋肉通ナシ)
ぬ遽遒蓮∈鯒と同様重かったが、使わずに渡渉できた。
ナ悗島の親父さんが自分を覚えていてくれていた。

<反省点>
|影塙圈年齢によるリスクをいろいろと実感し、以前ほど勢い良く進めなくなっている。
 (判断基準としては、身の程であるし、正しいと思っている。)
∪司燭ら先は、稜線通しなので、ミッテルは必要ないが、自分が進んだ範囲ではトレースも含め、まったくなく、心細い思いをした。
5△辰討澆襪函△笋呂蠍への縦走を何故しなかったのか、悩んでいる。
げ燭魎違いしたのか、家にデポするべきアルファ米他を食料計画とは別に、14袋もボッカしてしまった。ザックにしまってきたしまった。結構かさばってましたが、持ち帰った。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1170人

コメント

おはようございます。
昨年のリベンジができたようで何よりでした。
上河内の雪を昨年と比較してみると、あまり変わらないようですが、29/34の写真は昨年より多そうです。
お疲れ様でした。

私もGW後半は便ヶ島に入る予定でしたが、混みそうな感じがしたので、急遽富士山に行ってしまいました。
久しぶりに馬返しから剣ヶ峰、白山岳と回ってきましたが、ヘリによる救出劇を2回も見てしまいました。
南アの事故は聞かなかったですネ
2013/5/8 7:58
コメありがとうございます。
hottenさん コメありがとうございます。

富士山のレコ見てます。
昨年、富士山はあまり興味がないと仰っていたのに、登ってしっかり楽しまれているではありませんか?

聖は、翌日天気が悪くなる事がわかっていましたので、多少無理して、サブザックでピストンしてきました。
前聖直下の傾斜は、夏しか通った事がなかったのですが、結構ありますね。それと全部見通せるので、高度感も半端でなかった。

GW後半の状況はわかりませんが、昨年に比べたら随分と入山者は少なかったように思います。
トレースほとんどなかったです。
3日間、誰ともあいませんでした。

それと、便が島から西沢渡までの崩壊。
兎から回られた方も記録されていますが、本当にヤバかったデス。マタあそこを通って帰るよりは、光に回ったほうが安全では?と、真剣に悩みましたモン。
2013/5/8 9:45
BochiBochiさん、おはようございます。
前半戦でもあるし、道路の事もあるし、混んでなかったんですね。
どころか、「一人」?
冬季小屋、結構広いんで、怖いですね。


西沢渡までは、毎年荒れるんですけど今年は、2年間ほったらかしですから。
2013/5/9 8:58
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら