爺ヶ岳 鹿島槍ヶ岳/爺ヶ岳南尾根〜(日帰り)
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 2,206m
- 下り
- 2,206m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道入口テントで登山届けだしました。(GWの為に、遭対協の方がいました) ちゃんとした装備さえあれば、特に危険な場所はなし。 |
写真
感想
GW後半、さあ何所に行こうかと思っていましたが決めきれずに初日3日は家でゴロゴロ。
ツイッターで検索すると志賀高原がいいぞと言うことで、滑り収めに4日は焼額山、奥志賀に。競技用の板、初めてのテレマークスキー、そして登山靴にミニスキーを取り付けての滑走を試して(上手くいったらいいアイテムかなあと思い)みたが、山には山スキーと言うことを改めて確認。
いよいよあと2日しかない休み、一度行きたかった鹿島槍ヶ岳を赤岩尾根から登ろうとしましたが、冷乗越直下が前日の降雪でいやらしい感じがして、遠回りになるが扇沢からルートを取ることに決め、前日の10時には登山道入口のベストポジションで車中泊。
5日4時起床、4時半スタートと思っていましたが、いつものもたもた病で結局5時出発。
この時間には、入口テントで登山届けを受け付ける遭対協の方がいたのでそこで出す。
最初もみじ坂は、よく整備された道で夏にも登ってみたいなあと思わせ、しばらくすると八ツ見ベンチに到着。まだアイゼンは付けず登って行きましたが、朝イチの雪はカチコチでしばらくして断念し装着。すると、直ぐに雪が無くなったり出たりを繰り返しながら樹林帯を赤旗を目印に進んでいくと、尾根の右斜面に出てそこからは雪だらけで登りやすくなりました。
爺ヶ岳に登る途中で数張りのテント泊されている方もおられました。
爺ヶ岳南峰まで出ると眺望がひらけ、雪化粧された剱岳がバーンと。ちょびっと疲れが出始めていたところ癒されながら、中峰はトラバースルートをとり(南峰が一番高いと勘違いしていた)冷池山荘方面に。
ほぼ水平移動と軽い下りなんであえなく到着。
おにぎりとパンで腹ごしらえをして、鹿島槍ヶ岳をめざして登りだすが、どうも一度下ったのでペースが上がらない。
布引山の下を通った辺りから、あと少しとの思いから元気を取り戻す。
山頂にはちょうど五竜から来られた4人組みの方々とほぼ同時到着。
写真を撮ってもらい助かりました。
まだ昼前なんで、これなら下まで降りれると思って山荘まで下って少し休憩(食事もあまり喉を通らなく、脱水症状かなあ〜)。
横で美味そうにビールを飲まれてる方がおられ、一瞬降りるの止めて泊まろうと思いましたが、まだまだ時間があるんで下山開始。
ここから、冷乗越までが一番今回の行程で辛くて、車の回収の件が無ければ赤岩尾根に下りたかった。
もう少しの上り返しを頑張り、爺ヶ岳南峰到着。あとは下るだけ、水も予備を入れて1ℓあるしと思うと、元気復活。
たぶん一番最後だったと思うけど、途中で数パーティーを抜かさせてもらう。
樹林帯に入って行くと、根っこがあったり、雪が途切れたりでアイゼンを外すが、それからも1時間くらい雪が・・・途中樹林帯の脇からの斜面にシリセードしたような跡があって、ここから降りたの?まさか?とあんまり考えもせずに赤旗をたどって、下山口まで行くと数人の登山者と県警山岳警備隊の方々が話されていて、どうもシリセードの跡辺りから滑落したらしいとの事。
まだ明るかったので、ヘリも出て捜索、発見できたらいいが、残念ながら命を落とされたとニュースで知りました。
本当に何でもないような所、でも樹林帯でアイゼンを付けるか外すか迷うような状態(木々を傷めるし、引っかかる)だったので、きっと滑ってしまったのだろう。
亡くなられた方のご冥福を祈りたいと思います。
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