奥穂南稜〜吊尾根〜前穂高沢 岳沢BC 2〜3日目
- GPS
- 14:23
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 1,123m
- 下り
- 1,695m
コースタイム
3日目 下山6:25-岳沢登山口7:27-上高地BT8:24
天候 | 4日 晴れ〜ガス〜雪〜曇り 5日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
南稜のトリコニーは、基本フリーでOK。 吊尾根の通過は、南稜よりも厳しい。 エスケープで前穂高沢の下降点は、ガスっていると分からない。 |
写真
感想
岳沢BC2日目 本日のルートは、奥穂南稜〜吊尾根〜前穂〜奥明神沢。
昨日の疲れが残りつつもゆっくり岳沢を登り、大滝左手の小ルンゼから奥穂南稜に取り付く。
登り始めは凍っているので、ピッケル、アイゼンをしっかり刺して越えると、上部は扇状に3つの雪壁に分かれている。
右側の雪壁にルートを取り、先行のトレースも追うも、結構な急勾配!しかも雪面は、硬いのでしっかり蹴り込んでいく。
やっと尾根に乗りトリコニーが見えてきた。先行パーティに追いつき順番待ちとなる。
登り始めは、フリーで越えていくがチムニー過ぎのルートが分からなくなり、直登かと思いきや左にへつっていくのが正解!
この部分で1ピッチロープを出す。後は、フリーで第1峰〜第2峰のナイフリッジをトラバースし、第2峰から雪稜の
ナイフリッジも問題なく通過。後は、雪稜をひたすら登って行くとビバーク跡に残地ザックが・・・。4/30の遭難者の物らしい。
ここで休憩していたら一気にガスに包まれてしまった。
5時間半で南稜の頭に到着。奥穂まで行きたかったが、ガスで何も見えず。
先も長いので、吊尾根から前穂を目指す。ガスっていて下降ルートが良く見えないので、確保してバックステップで下降。
下ってみればたいした事無かった。慎重に尾根を下っていき、ちょっと嫌らしい下りは、懸垂下降。
夏道のマークが見えるトラバースは、念のためロープを出す。ちょっとした急勾配の上りもロープを出し、
確保しながら通過していたら結構時間が掛かってしまった。
前穂の登りは、見えてきたが2時間位は、掛かりそう。現在15時。こりゃ厳しいと思っていた矢先に
先行パーティが下っていくのが見えた。下手に下って大滝に出たらしゃれにならないと思ったが、
ロープ2本あるので何とかなると思いトレースを追って下降する。急勾配と雪面が硬いので、慎重にバックステップで下る。
雪が緩み始めたらシリセードで下降。でもいつ大滝が現れるか不安だったので、慎重に下っていたらなんか見た景色が・・・。
大滝右手の南稜の取り付き付近に出ちゃいました。先行パーティのお陰で無事降りられて助かりました。
(先行は、ガイドパーティでした)
ほっとして、岳沢小屋でビール買ってテントで乾杯!宴会し夕飯食べて8時前に就寝。
3日目 4時起床し6時半にテント撤収し下山。風も無く雲ひとつ無い晴天。まさに登山日和。
名残惜しみながら登ったコブ尾根、南稜を見ると何人か取り付いている。
羨ましいと思いながら写真撮りながら下山。河童橋でジェラート食べて、バスで沢渡まで下る。
駐車場前の温泉に寄って、下山後の昼飯は肉が食べたかったので、塩尻の元祖山賊で山賊焼きを
腹いっぱい食べて帰路に付いた。
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