四阿山 ☆雲海と北アルプス

2003年07月27日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 15.0km
• 登り: 1,067m
• 下り: 1,067m

コースタイム

ダボス駐車場（5：45） − 1917峰付近（7：00） - 中四阿（7：50） - 四阿山（8：55〜9：10） - 中四阿（10：00） - 1917峰（10：35） - ダボス駐車場（11：50）

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

ダボス駐車場

写真

7/27 5:18

登山口からもうこの景色！

7/27 5:19

7/27 5:21

7/27 5:49

7/27 5:53

牧場なので

7/27 6:08

7/27 6:45

7/27 6:57

7/27 7:00

7/27 7:22

7/27 7:53

あぁ、ガスってきた。。

7/27 10:17

撮影機器：

DMC-LC33 Panasonic

感想

harupiyo

今回はかなり無計画。前日の夜中に、「暇だから山行こうか」的な感覚。四阿山に決まるのには意外と時間はかからなかった。そうと決まればさっそく準備して仮眠もとらずに出発し、早朝5時過ぎに登山口でもあるダボス牧場駐車場に到着。四阿山はもともと計画していた山ではなかったので、駐車場に着いてから地図を見てコースを調べようといういい加減さ。どこでもいいから山に登りたかったみたい・・・。病気か？

さて、登山口に着いてまずびっくり！はるか西の方角に北アルプスの名だたる山々がっ！槍、穂高はもちろんのこと、この場所からだと、残雪をまとった後立山連峰が美しく横たわっているではないか！さらに戸隠の鋭い稜線もばっちり！こんな眺望の見事な登山口はそうそうないかもしれない。おまけに菅平など眼下に広がる山野は一面の雲海。広い雲海の上にこれらの山々が浮かんでいるのである。山に登らない人も、天気のよい朝早くここに車で来るだけで、こんな絶景を楽しめちゃう！
（ちなみにダボス駐車場は私有の牧場の一角なので、入る時か出る時に￥200/大人徴収される。2003年時点）

四阿山は近くの根子岳を含めての周遊が一般的のようだが、今回はどうも山頂方面の雲行きがよろしくないので、中四阿経由の往復するコースタイムの最も短いルートを取った。

出発早々、まず牧場の馬が僕たちを出迎える。のどかな風景。程なくして登山道らしくなり、しばらくは沢沿いの森の中を歩く。沢伝いの道が終わるといよいよ本格的な登りが始まる。ここから山頂までは基本的に森＆藪の中を歩くとみてよい。特に今回のような長雨のあとは、道はぬかるんでるし草木は露を帯びているので、すぐにズボンはびしょ濡れ、靴は泥まみれ。

1917峰付近までは休憩できそうなスペースはほとんどないので、ろくに寝てない僕たちは早くもばて気味。所々森林が途切れ展望がきくところになると、駐車場で見たあの絶景に再び出会える。しかし陽も結構上がったので、全体的に霞んでいるし、雲海も流れ始めてきた。その1917峰付近でようやく休憩スペースを確保。北アルプスの眺望はまだなんとか健在。そして浅間山や湯ノ丸山、そして根子岳が間近に出迎えてくれる！浅間山は山頂付近が厚い雲に覆われていて全容は見えなかったけど、十分迫力を感じる。根子岳も独特の姿をしている・・・。ところが肝心の山頂はというと、雲。あとどれくらい歩くんだろう・・・。

中四阿までは比較的展望のよい山道であるが、中四阿を過ぎるとまた森の中＆藪を踏み分けるような感じ。場所によっては熊笹が下半身まで覆ってしまうほど。靴とズボンは泥んこである。おまけに意外と急な上りだし、登れば登るほどガスっぽくなってきて展望も悪くなる。

さらに歩くと、ようやく根子岳との分岐に到着。快晴だったらここに荷物を置いて、目指す山頂まで手ぶらでも行けそうだったが、念のためそのまま山頂を目指す。そして20分ほどで山頂到着！意外ときつい登りだった〜。

山頂にはいくつかの祠があったりするが、山頂のスペースはかなり狭い。この日は団体の登山客が多く、僕たちが山頂に着いてしばらくすると、山頂は満パイ。肩身を狭くして食事をする僕たち。展望はというと既に一面ガス！近い根子岳すらよく見えない。晴れ渡っていれば、360度のパノラマが楽しめたはずなんだが・・・。

人がウヨウヨしてきたので、僕たちは山頂を後にし、まだ9時過ぎだというのに早くも下山の途へ。登った道を戻るので、ぬかるんだ道、急な下り、滑りやすい石など、慎重に歩かなければならない。しかしこのあと登山口まで、結局ぴよはのべ3回しりもちをつくこととなる・・・。

もう遠くの眺望とかは期待できなかったが、眼下に広がる森の緑の美しさは何ともいえず気持ちがよかった！紅葉ももちろんキレイだけど、夏の高原の豊かな森と流れるガスを見下ろすと、視覚的な涼しさが味わえるのである。

また足元に咲く高山植物も可憐・・・。咲き乱れているっていうような感じではないが、いくつかの種類の花がちらほらと点在していてそれもまたよし（花の名前はほとんど知らないんだけど・・・）。

そんなこんなで下山。最後は朝にはいなかった牧場の牛たちの歓迎を受けてのゴール。晴れていれさえすればかなり快適な山のようだ。

【温泉】
湯の丸I.C.に近い「湯楽里館」にて入浴（500円）。地域の物産店が併設されている。浴室からの眺めが良く、施設もかなり充実している。地ビールが飲めるレストランもあった。