厳冬期美瑛岳
- GPS
- 09:56
- 距離
- 25.5km
- 登り
- 1,551m
- 下り
- 1,541m
コースタイム
天候 | スタート:薄曇り−20℃、無風 山頂付近:ぶっ飛びそうな強風、気温高め |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆樹林帯 超緩い登りで木が密集しているため ルート取りが難しい ◆ゆる尾根 前方に美瑛岳、右手にベベツ岳を拝みながら ゆるーくハイクアップ ほんとゆるーいのでホワイトアウトに注意 下山はスキー滑走を程よく楽しめた ◆山頂付近 1700m付近で雪が無くなってきたため アイゼンに換装した 美瑛岳分岐を越えるとガチガチアイス |
写真
感想
最初はオプタテシケ山ピストンだった。アオさんが美瑛岳経由の稜線歩きからのオプタテシケ山はどうですかと提案があった。その夜、肩から震えがきた。武者振るいかビビっているのか。
当日、車内で会議。風速30m/s以上の強風予報もあり美瑛岳ピストンのみとすることにした。安心安全。しっかしよ、風速30m/sったら、100m走だと3.33秒だからね。ヤバすぎるよね。
さて−20℃の中スタート。いつもの通りアオフクロウさんのロケットスタートだ。ついてくのに必死だ。序盤は等高線が緩くて、樹林帯が密のためルート取りが重要となる。それも苦も無くアオさんは正確なルート取りだった。聞くところによると、月を目標に進路を取ってますとのこと。つ、つきぃ!さすがっすね。彷徨わない青い弾丸ですや。かなりのハイペースになまら発汗した。4人目の男、柿の種くばりおじさんことMr.T氏も悶絶してた。(柿の種おいしかったよー)
だんだんと赤い垂れ幕が無くなってきた。長い長い樹林帯を標高を上げると風も強くなってきた。しかし気温も上昇し、太陽も見えてきた。2週間前のトムラウシはガスガスで、見える景色は驚きのホワイトだったので今日は太陽が見れて嬉しい。時々立ってられないぐらいの風が吹く。まるで山が呼吸してるみたい。勢いよく吹かれた時にゃ耐風姿勢で耐え凌ぐ。
1700m付近からシュカブラと強風、雪も硬くなってきたので、トトさんから、ピークをとるならここで爪を付けよう、と提案があった。これが本当に的確だった。爪を付けたトトさんが両足のアイゼンと両手のウィペットを使って器用に小気味良くスタスタと登っていて凄く笑わせてもらった。余裕があるって素晴らしい。その写真は今見てもすごく面白い。アオさんはもう少し先までスキーとボレーでいくとのこと。各々ガシガシ登って稜線付近で合流。
ズボリながら美瑛岳合流点に到着すると雪の壁になっていて登れなかった。少し降って行けそうな箇所を突破すると、さらなる強風が僕らに襲いかかる。しまいには雪つぶてだ。いたいよ。ジェットストリームを全身に浴びながら、亀の歩みでゆっくりと安全に登ると、美瑛岳の山頂だ。思わず叫ぶ。うぉーー!っと。長居無用。写真撮ってサッサと降ります。
スキーデポ地点まで戻って、スキーに換装。オプタテシケ山、トムラウシ山、石狩岳、ニペソツ山、オプタテシケ山を見ながらの滑走はしびれた!スケールがでかい。あっと樹林帯に到着。微妙な登りはあるけど半自動運転でゴール。約10時間の戦いでした。お疲れ様でした。
同行してくれた方々に感謝。またどこかいきましょう。そして、山に行かせてくれた家族にも感謝。
美瑛岳からオプタテシケ山を縦走する計画としていたが諸事情が重なり美瑛岳のピストンに変更となる。トノカリ林道から美瑛岳を登って滑ってみることにした。
トノカリ林道の除雪最終地点からスタート。強風予報も樹林帯の中は案外穏やな雰囲気だった。標高が上がると徐々に風が出てきて樹林帯を抜けると強風というより突風が吹き荒れていた。厚手のバラクラバに交換しようとザックの中を見ると…、忘れてしまったようで入っていなかった。仕方がなく薄手のバラクラバだけで絶える。顔面が痛くてたまらなかった。
山頂稜線まで登ると正面からの突風でマジ吹き飛ばされそうだった。何度も耐風姿勢を取りながら進む感じなのでなかなか山頂までたどり着けない。それでも景色が良いのが救われる。高度感もあって辛いが楽しい稜線歩きだった。絶景を見ながらの稜線歩きは辛さも忘れる。
山頂も強風だったのであまり長居せずに下山を開始した。帰りは早い。急な斜面をスタスタ下って急いでスキーデポ地点まで戻った。デポ地点でシールを外したら滑走開始。ゲレンデのような締まった斜面でかなり滑りやすい。雄大な景色を見ながらの快適な滑りだった。
樹林帯で登りトレースに合流。緩斜面地帯もほぼ自動運転で想像よりも楽ちんな下山だった。さっきまでの強風地獄とは違って登りのときと同様に樹林帯の中は穏やかな雰囲気だった。皆様ありがとうございました。
今シーズンの厳冬期も後僅か、って事でここらで1発勝負に出てみたくて
トノカリ林道をつめて行くと、朝4時には車が4台も停まっていた
先行者は、オプタテシケ山に行くとの事、鬼教官は先行者がいるのは面白くない
との事で、地獄の無限列車は行先を美瑛岳にして闇の中を出発
今日は天気がいいが風が強く尾根の上はずっと地吹雪が吹き荒れている
でも誰も諦めない、どんな状況でもてっぺんを取る気迫
特に山頂直下は風が吹くと立っていられない、四つん這いになって耐風姿勢を取りながら風の止むのを待ち、弱まったらダッシュで前進の繰り返しで何とか頂上へ
写真を撮ったらすぐに下山、中々厳しい山行であった
皆さんお疲れ様でした m(__)m
コメント
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下山すると車があったので、どこに行ったのだろうと心配しておりました。
オプタテは時折強風な感じで比較的平和でした。
nyakaさん、こんにちは
まさかあの時間に先行者がいるとは思っていなったのでビックリしていました。nyakaさんたちのグループだったのですね。風向きの関係でしょうかオプタテはひどい感じではなかったのですね。風は余計でしたが天気も良くて山を満喫出来ました。
nyakaさん、こんばんは!
美瑛岳は滑りが良いわけではないですが、登りごたえがありなかなか楽しかったです。オプタテシケ良かったようですね。動画拝見しました。気持ちよさそうで感動しました!
nyakaさん、はじめまして
真っ暗なトノカリ林道を進んで行くと車が停まってて驚きました
まさか強風注意報が出ている山域で、こんな時間に先行者がいるなんて
なんてガッツのある人達だって
私はまだ冬のオプタテシケ山には登った事が無いのでとても羨ましいです
これからもよろしくお願いします。
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