蛭ヶ岳→熊木沢から臼ヶ岳東尾根で蛭ヶ岳再登


- GPS
- 09:14
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 2,471m
- 下り
- 2,457m
コースタイム
- 山行
- 9:02
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 9:15
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一般道は割愛。 棚沢の頭西尾根(便宜上の呼称)〜臼ヶ岳東尾根のみ記載。 この区間、一切のマーキング、踏み後はありません。 棚沢の頭西尾根末端(今回やや南西の基部へ下降)は懸垂下降要。 特に臼ヶ岳東尾根は下りはもちろんのこと、人によっては登りでもロープでの確保が必要と思われる危険個所が多数出現するプチアルパイン的な要素を含む熟達者限定のルート。 ◆棚沢の頭〜熊木沢 弁当沢の頭方面へ下降。上部1510m付近で西の支尾根へ乗り換える。 支尾根出だしはガレザレの急勾配でスリップ厳禁。非常にスリッピーで下手を すれば止まれず谷へ吸い込まれる恐れあり。慎重な足さばきが求められる。 下部に行くほど斜度はきつく落ち込み、尾根は痩せ急峻となっていく。 尾根の乗り換え判断は早めに。 ◆臼ヶ岳東尾根 概ね、○下部:ザレの土壁主体〜○中間部:教蕕隆篥个蝓繊上部:部分70°を 超える土壁〜フェース/スラブの岩稜〜草付き土壁の構成。 核心部は下部(回避可能)および1300mから出現するフェース、続くキレット の3ヶ所。難易度は何れも卦蕁銑̠₋ 今回、基部出だしは峻険なパートを選択したが、両脇の枯れ沢から巻くことが 可能。 全体的に表層が砂礫の土壁なので滑りやすく、滑落防止のためにもバランシー な体重移動・足さばきが求められる。 また終始にわたり、核心部以外も壁と呼べるほどの激急登を灌木や根を掴み ながらの登攀となる。 |
写真
装備
個人装備 |
チェーンアイゼン
30mロープ
スリング
捨て縄
確保器
クイックドロー
|
---|
感想
棚沢の頭西尾根〜臼ヶ岳東尾根ルートは前回蛭ヶ岳南稜で訪れた際、南南東稜を下降後にその場の思い付きで東尾根を登ろうとしたが、時間がなかったため、持ち越しとしていた。
改めて挑むとなると、寄からでは遠すぎるし、茨の藪漕ぎももう嫌だ。東尾根だけなら黍殻山登山口から入り、南稜もしくは南南東稜経由が最短で効率的だ。
だが、東尾根と並び記録や情報のない棚沢の頭西尾根も臼が岳へ西へ一直線に結ぶアプローチとして一度に歩いてみたいというアホな構想が浮かび、効率より好奇心が勝った。となれば起点は効率の良い(矛盾)塩水橋からとなるだろう。
早速好天となる今回これを実行に移すことにした。
当日、深夜0時頃塩水橋2km手前の旧金沢キャンプ場へ到着すると、走り屋系と思しき集団が4台程占拠していたが、取敢えず余地へ駐車。
車中泊の準備をしていると、うち1台が大音量で音楽を鳴らし始める。
直ぐに立ち去るだろうと高を括っていたが、1時間経過するも一向に動きはない。
その間、登山者と思われるSUV系の車が何台かやってくるが、一様に引き返していく。
いっそ直近に十分な駐車余地があれば良いが、ここに来るまで適当な余地は見かけなかった。登山前の睡眠の質は重要だ。時間はこれ以上無駄に出来ない。
少々ロスが出るが、登山口の転進を検討、こちらが根負けする形で駐車地を後にした。
と、このような顛末があり、ルートの転進を余儀なくされ、本来、丹沢山から棚沢の頭西稜へ進路を辿る筈が、棚沢の頭西尾根→臼ヶ岳東尾根に拘った結果、蛭ヶ岳を2度登るという非効率なハイキングとなった。
今回、棚沢の頭西稜の着地点が地形図からやや安全マージンをとって南西寄りになってしまったが、次回は塩水橋を起点に、真西へ修正するとともに、臼ヶ岳への他の登路も探索してみたい。
凄いです、とても私には無理です。参考になりませんでした!
気軽に遊べるマイナールートとはお世辞にも言えない本物のバリエーションルートでした。
参考にならず申し訳ありません^^;
ただ、非常に登り応えのあるルートなので、
気が変わったらぜひ一度チャレンジしてみてください!
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