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記録ID: 297591
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雪山ハイキング
白神山地・岩木山

白神岳

2013年05月12日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:05
距離
13.7km
登り
1,043m
下り
1,036m

コースタイム

8:18駐車場
8:30登山口
9:16二股分岐
10:02最後の水場
10:47マテ山稜線
11:56夫婦ダケカンバ
13:11大峰分岐
13:30山頂
14:02下山開始

17:20駐車場
天候 晴れ時々霧
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道101号線黒崎地区より、白神平の登山口へ。
国道から約10分。駐車場から登山口記帳所まで徒歩10分。
コース状況/
危険箇所等
登山口〜二股分岐
 まったく雪が無い。ブナの芽吹きが始まり、スミレやカタクリ、シラネアオイが咲いていた。

二股分岐〜最後の水場
 登山道には全く雪が無い。登山道左手から所々流れ落ちる沢水は雪解けでいくぶん多いが、通行に支障をきたす程ではなかった。

最後の水場〜マテ山稜線
 最後の水場を過ぎるとすぐに雪渓が現れる。雪渓を数十メートル登ると左手に急登する夏道が顔を現す。夏道が雪に隠れたり現れたりを繰り返しながら、中間地点の台地へ出る。この台地の名前は分からないが、急登が一段落つく場所で、スミレの群生や中間地点を示す朽ちかけた標識がある場所である。台地上は雪が多く残っていて、地面は全く見えなくなる。ここでアイゼンを装着する。
ここからマテ山稜線までの急登では、再び夏道が見え隠れするが、アイゼンを装着してしまったので、雪の残っている部分を選びながら登った。

マテ山稜線〜夫婦ダケカンバ
 雪の上の楽しい稜線歩き。ブナの根開きの中を進む。

夫婦ダケカンバ〜大峰分岐
 森林限界を過ぎたあたりで、風が強く、冷たくなる。上下とも冬用の上着を着る。

大峰分岐〜山頂
 さらなる強風を覚悟して山頂稜線へ出たが、それほどでもない。クレバスに注意しながら残り700メートルの稜線歩き。素晴らしい景観。
山頂避難小屋とトイレ周りはほぼ雪が融け、出入りが可能な状態になっていた。
最後の水場から夏道の急登を過ぎ、マテヤマ稜線に到達。
ここから楽しい雪の稜線歩きが始まる。
2013年05月13日 18:43撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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5/13 18:43
最後の水場から夏道の急登を過ぎ、マテヤマ稜線に到達。
ここから楽しい雪の稜線歩きが始まる。
下界は曇り空だったが、高度を上げてくると徐々に雲が晴れて来た。
2013年05月13日 18:42撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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5/13 18:42
下界は曇り空だったが、高度を上げてくると徐々に雲が晴れて来た。
幻想的な風景。
2013年05月13日 18:39撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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5/13 18:39
幻想的な風景。
雲の晴れ間から大峰岳の峰が見える。
2013年05月13日 18:38撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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5/13 18:38
雲の晴れ間から大峰岳の峰が見える。
山頂方面を見る。2本並んだダケカンバ。夫婦ダケカンバと呼ばれている。
2013年05月13日 18:20撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
5/13 18:20
山頂方面を見る。2本並んだダケカンバ。夫婦ダケカンバと呼ばれている。
ダケカンバの樹皮の白さが鮮やかだ。
2013年05月13日 18:37撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
5/13 18:37
ダケカンバの樹皮の白さが鮮やかだ。
徐々に樹木が少なくなってくる。
2013年05月13日 18:36撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
5/13 18:36
徐々に樹木が少なくなってくる。
最後の急登の手前付近。
2013年05月13日 18:35撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
5/13 18:35
最後の急登の手前付近。
振り返ると見事な雲海。
2013年05月13日 18:34撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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5/13 18:34
振り返ると見事な雲海。
このあたりが森林限界。
2013年05月13日 18:32撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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5/13 18:32
このあたりが森林限界。
最後の急登を見上げる。
風が一気に冷たくなったので、上着を着る。
2013年05月13日 18:30撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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5/13 18:30
最後の急登を見上げる。
風が一気に冷たくなったので、上着を着る。
その間に、2組の方に追い越されました。
いつものことですが、私はペースが遅いです。
2013年05月13日 18:29撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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5/13 18:29
その間に、2組の方に追い越されました。
いつものことですが、私はペースが遅いです。
山頂稜線と西側斜面。
2013年05月13日 18:22撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
5/13 18:22
山頂稜線と西側斜面。
大峰川源流部を見下ろす。
2013年05月13日 18:27撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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5/13 18:27
大峰川源流部を見下ろす。
ダケカンバがお迎え
2013年05月13日 18:23撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
5/13 18:23
ダケカンバがお迎え
十二湖分岐に到達。東側の絶景が広がる。
2013年05月13日 18:25撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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5/13 18:25
十二湖分岐に到達。東側の絶景が広がる。
クレバス
2013年05月13日 18:18撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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5/13 18:18
クレバス
山頂稜線はとても気持ちがよい。
2013年05月13日 18:17撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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5/13 18:17
山頂稜線はとても気持ちがよい。
2013年05月13日 18:14撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
5/13 18:14
2013年05月13日 18:13撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
5/13 18:13
山頂付近のダケカンバが抱えていた氷
2013年05月13日 18:12撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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5/13 18:12
山頂付近のダケカンバが抱えていた氷
マテ山尾根とその向こうの大峰岳
2013年05月13日 18:11撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
5/13 18:11
マテ山尾根とその向こうの大峰岳
2013年05月13日 18:10撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
5/13 18:10
中央に白神川の渓谷、右側がマテ山尾根。
2013年05月13日 18:08撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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5/13 18:08
中央に白神川の渓谷、右側がマテ山尾根。
避難小屋西面。
2013年05月13日 18:07撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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5/13 18:07
避難小屋西面。
避難小屋東面。4/13には2階の窓までびっしり雪があったため、2階の窓から出入りしたが、この日は正面から入ることができた。
2013年05月13日 18:06撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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5/13 18:06
避難小屋東面。4/13には2階の窓までびっしり雪があったため、2階の窓から出入りしたが、この日は正面から入ることができた。
屋外にいると雪の白さがまぶしくて、スマホ画面がまったく読み取れないこともあり、山頂避難小屋に入って登頂報告メールと昼食。
2013年05月13日 18:05撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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5/13 18:05
屋外にいると雪の白さがまぶしくて、スマホ画面がまったく読み取れないこともあり、山頂避難小屋に入って登頂報告メールと昼食。
岩木山
2013年05月13日 18:04撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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5/13 18:04
岩木山
吉ヶ峰から向白神岳への稜線
2013年05月13日 18:03撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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5/13 18:03
吉ヶ峰から向白神岳への稜線
吉ヶ峰と太夫峰
2013年05月13日 18:02撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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5/13 18:02
吉ヶ峰と太夫峰
秋田方面。世界遺産核心地域。
2013年05月13日 18:02撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
5/13 18:02
秋田方面。世界遺産核心地域。
画面中央の少し尖った山は摩須賀岳だろうか。
2013年05月13日 18:02撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
5/13 18:02
画面中央の少し尖った山は摩須賀岳だろうか。
吉ヶ峰から笹内川へ落ち込む斜面。険しい。
2013年05月13日 18:01撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
5/13 18:01
吉ヶ峰から笹内川へ落ち込む斜面。険しい。
笹内川の渓谷とその向こうの白神ライン
2013年05月13日 18:01撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
5/13 18:01
笹内川の渓谷とその向こうの白神ライン
向白神岳の西側斜面
2013年05月13日 18:01撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
5/13 18:01
向白神岳の西側斜面
2013年05月13日 17:58撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
5/13 17:58
2013年05月13日 17:58撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
5/13 17:58
山頂の東側斜面。ここは急勾配なので滑落注意です。
2013年05月13日 17:57撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
5/13 17:57
山頂の東側斜面。ここは急勾配なので滑落注意です。
2013年05月13日 17:57撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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5/13 17:57
ハイマツ
2013年05月13日 17:56撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
5/13 17:56
ハイマツ
寝っ転がってしばし休憩。
2013年05月13日 17:55撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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5/13 17:55
寝っ転がってしばし休憩。
撮影機器:

感想

ゴールデンウィークから1週間後、天気が良かったのでリベンジ登山のつもりで登った。
下界は重い曇り空だったが、マテ山稜線からは雲海の上へ抜けた。午前中は雪が締まっていたが、
午後の下山時には融け始め、踏み抜き要注意箇所が多くあった。向白神岳方面は薮が顔を出し始めており、
縦走は既に難しい状況に思われた。
今年は雪が多く、5月中旬でもこの残雪は珍しいのではないだろうか。
下界の気温は10℃〜12℃程度だったが、森林限界を過ぎてからの寒風は冬の冷たさだった。
雪崩の恐れのある部分はなさそうだが、向白神岳側の急斜面は不用意に近づかない方が良いと思った。
また、雪をかぶったダケカンバの枝が、雪の重みから解放され、凄い勢いで起き上がる場面を見た。
ダケカンバの近くも不用意に近づかない方が良いと思った。
帰りはシリセードを楽しみながら下山した。
一週間前、下山時にシリセードを楽しみすぎて、間違えて大峰川側の峰を下ってしまったが、間違えたと思われる場所で立ち止まって現場検証をした。
夫婦ダケカンバのあたりで、登山道は一旦登り返す地点がある。この地点で私は登り返さずに、低い方へと滑り降りてしまっていた。要注意地点である。

この日、私の他に2組の人が登山していた。
一人は私の後から登って来た単独行の女性で、私よりずいぶん先に下りて行った。
もう一組は、男女4人パーティーで、私より後から登って来て、私より随分先に下りて行った(汗)。
駐車場に着くとこの4人パーティーの内、下山済みの3名がずいぶん心配そうにもう一人の下山を待っていた。
4人パーティーのうちの男性一人は、私が一週間前に通った冬道ルートを下山したようで、
夏道よりも近道のため、先に下山してもおかしくないはずだと思い、私も少し心配になった。
私は夏道を下山したため、この男性を見かけていないが、その後、無事下山されたことと思う。
今回、登山開始が遅かったため、下山は17時を回っていたが、下山が遅くなると、やはり少し不安になるものだ。

新緑はまだだったが、麓ではブナの芽吹きが始まり、福寿草やカタクリ、スミレやシラネアオイなどが咲いていた。これから新緑の峰走りが始まる。

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