谷川岳スノトレ(土合駅in/天神平out)
- GPS
- 09:23
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,569m
- 下り
- 933m
コースタイム
- 山行
- 7:18
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 9:23
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
土合駅構内で仮眠し、2時に土合駅を発ち、田尻尾根、天神尾根経由で谷川岳へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
前夜は雨のち雪でトレースは消失箇所多し。谷川岳までほぼノートレースでした。 夜明け前の田尻尾根は、後半の左折ポイントがわかりにくい。ヤマレコmap(GPS)を頼りに、ルートファインディングしつつ、天神平スキー場までハイクアップしましたが、かなりの急登もあり、アイゼン爪とピッケルに命を預ける必要あり、夜明け前の登山はオススメできません…。 天神平スキー場からの急登、肩ノ小屋直下の急登、いずれもノートレース(ぷちラッセル)だと、かなり体力を消耗します。下山時は、数珠つなぎのロープウェイ組が作り出すトレースが縦横無尽にあり、楽ちんでした。 |
写真
感想
本日は、上越国境稜線の山々は軒並み晴れ予報。先週末の谷川岳も週末は快晴で、登山者がアリの大群のように密だったレポを多数見たので、何とかロープウェイ組が登り始める前に登りたい、と考え、出した結論は土合駅への前夜入り、駅中泊での早出。谷川岳は、2018年2月の厳冬期以来2度目で、前回(以下)はロープウェイ往復利用だったので、今回は麓から人力ハイクアップするプランとしました。
〔前回(2018/2/3)の谷川岳レポ〕
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1372140.html
終電で前夜21時に土合駅入りし、朝1時半に起き、2時過ぎに土合駅を出発。30分後、ロープウェイ土合口駅から田尻尾根をアイゼンで歩き始めます。天神平スキー場まではワカン利用を想定してましたが、雪が締まってアイゼンの爪が万能に機能するので、結局ワカンは使わずじまいの文鎮状態でした(涙)。
田尻尾根は、天神平スキー場管轄でスキー・スノボの滑走路のようです。真っ暗でトレースも見えにくいですが、無数についたトレースを辿り、上へ上へ。ただ、途中左折するポイントがわかりづらく、ヤマレコMAPがなければ、迷ったことと思います。とても急傾斜な所もあり、たまらずトレッキングポールからピッケルに装換し、以降最後までピッケルで通しました。
朝4時半過ぎ、天神平スキー場へ到着。圧雪車のドライバーに登山道はロープの外を歩いてね、と助言を受け、愚直に従いましたよー。このスキー場からしばらく続く急登。トレースがなく、かなり難儀しました。真っ暗なため、天神平・天神峠分岐点の入口がわからず、巻かずに小ピークに登り、天神平・天神峠分岐点の出口まで下ったので、無駄な体力を使ってしまいましたね。
この頃から日光・尾瀬方面の稜線はマジックアワーよろしく、夜明けが間近なことがわかります。左に雪庇が張り出すノートレースの斜面を、慎重に登ったり下りたりするうちに、武尊山の横からご来光が上がります。モルゲンロート谷川岳、美しかったです。
その後、熊穴沢避難小屋で、雪洞泊していた6人組を追い抜き、本日初めて人と出会います。その後、しばらく私が先行してノートレースの中をハイクアップしましたが、朝2時半から薄いトレースの中をぷちラッセルし続け、大幅にペースダウン。天狗の留まり場あたりで、浅間山を撮影したあたりで、6人組に抜かれます。その後も、トレースの薄いorない肩ノ小屋手前の直登に難儀しますが、たった6人といえど、わずかにトレースができ、それまでよりは、ほんの少し楽できた・・・かな!?。
この6人組が今日の天神尾根組の谷川岳登頂第一号かと思いきや、なんと肩ノ小屋から左に折れて平標山方面へ行ってしまいました。よって、私が第一号だと確信し、小屋にザックをデポし、軽身で山頂へ向かいます。
と、すぐに下りてくるハイカーとスライド。聞くと、前夜肩ノ小屋へ泊まった、と。この方には負けましたが、日帰り組では、私が多分本日の谷川岳登頂第一号だと思います。(西黒尾根ピストンの猛者がいなければw)
前回(2018年2月)も絶景を拝みましたが、その時より新潟側は今日のが更にキレイに見え、何より北アルプス後立山連峰や剱岳まで見渡せる澄んだ空気に感謝ですねー。しかも微風で全然寒くないのが最高でした♪。前回は百名山37座目だったようで、見える山々は未踏な山ばかりでしたが、百名山を完登し、年間60座ペースで登り続けて3年も経ってからの再来につき、見える山々への思い入れも格別です。特に冬期に登りつめた四阿山、浅間山、日光白根山、武尊山、会津駒、巻機山などの冠雪した姿は感慨ひとしおですねー。
従来はカップラーメンやパンを中心とした軽さ重視のランチスタイルでしたが、昨年末よりソロキャンを始め、クッキングにも力を注ぎ始めてます。今日も、東京からカットした野菜等とmont-bellの軽量フライパンを持参し、肩ノ小屋で浅間山や仙ノ倉山を眺めながら熱々クッキング!食後のホットココア含め、時間かかるし、荷物も増えるけど、山の思い出をより深くする大事なイベントですねー、食事って。
10時過ぎに下山をはじめましたが、ロープウェイ組はちょうどガッツリ登り始めてくる頃。先週同様、ありの行列状態。二密(密接、密集)ですねー、確実に。私がノートレースで苦労して登った急登も、たった3時間でトレース天国。みなさん、サクサク登ってきます。私もサクサクと下りさせてもらいましたー♪。
本当は西黒尾根から下りて、周回予定でしたが、連続する急登のぷちラッセル続きで体力的に厳しくなり、結局下山は天神平まで下りて、ロープウェイ(1,250円、mont-bell割引は片道では使えず…)を利用しました。夜明け前、2時間もかけて登ったのに、ロープウェイで下ると10分程度。登下山に際し、文明の利器は、極力使わない主義ですが、たまにはいいですねー。
土合駅から東京方面へ向かう電車は2,3時間に1回頻度。12:30頃着いて、12:39発に乗れました。何から何まで、今日は理想的な展開でフィニッシュできましたー♪。
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