四ッ岳 快晴だけど全面アイスバーン
- GPS
- 11:17
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,688m
- 下り
- 1,659m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
移動高気圧が来るということで,これは行くしかないということで,四ッ岳へ行ってきました.2回目ですが,前回は山頂下の岩場で強風にメゲて,山頂まで行かずに下りてしまいました.でも,そのときはパウダーで,最高の雪質で,三角岩の左手の急斜面も全部シールで登れたので,距離が長い以外にはあまり困難はないという印象の山でしたが...
今回は,移動性高気圧に覆われていたので,快晴でした.でも,さすが北アルプス,山頂の風は結構強くて,風速15mくらいはあったと思います.目出し帽なしではちょっと厳しいくらいでした.快晴だったので,バーンコンディションも最高だと思っていましたが,どうも日照はあるけど気温が低くて,最悪のアイスバーンでした...
山頂から少しだけ下ったコルで早々に板を履いてしまったのですが,カリカリのアイスバーンでまともにターンできず.実は,テレマークだったのですが,とても無理だったので,アルペンモードで滑りました.(Meijdo ver1.0でアルパインヒールキットをつけていたので,ヒール固定もできました.) 山頂の下の岩がゴツゴツした大地の下は急斜面なんですが,さすがにそこは雪が緩んでいるかと思ったら,ツルツルで,他のパーティの皆さんは果敢に滑っていかれまたしたが,こちらはソロなので,大事をとってアイゼンで下りました.その後,樹林の中もカリカリで,途中からモナカまじり,渡渉地点までもカリカリorモナカで,結局ほとんど横滑りでまともにターンせずに下山.徒渉池点まで結局3時間で,下山にトータル4時間位かかってしまいました...久々のつまらないBCスキーでした.ただし,山頂での景色は最高でした.
あと,今回は四ッ岳=パウダーなので,テレマークのほうがいいと思って,Meijdo ver.1.0で数年ぶりにまともな山に行ったのですが,そういえば,ツアーモードだとトゥー部分が外れやすいという欠点があるのを忘れていて,登りもひどい目にあいました.なんと,雪面が硬い場所で,板が少しでも水平でない状態で体重かけると簡単に外れてしまいます.DynafitのTLTではあり得ないですね.今回も登りで何度となく外れて大変でした...あと,外れた拍子にスキーアイゼンも外れてしまったようで,元々TLT用ですが青いスキーアイゼンがなくなってしまいました...(MeidjoにオプションでTLTスキーアイゼンを付ける部品があるんですが,押さえが弱くで簡単に外れてしまうようです.)もう2度と,Meijdoでは山に行かないと心に誓いました..(実際には雪が柔らかければ,あまり外れないのですが..)ただ,Meijdoにはヒールキットオプションがあって,それがあれば滑るときはヒール固定で完全にアルペンで滑れるので,今回のアイスバーンでは助けられました.でも,登りの不具合を考えると,普通にヒールは固定ですがTLT speedにしておくべきでした...
今回は登りは三角岩を右手に巻いて樹林がなくなったところからはアイゼンで登りました.前回は左手からシールのまま上部まで登れたのですが,今回は左手に回り込むトレースはありませんでした.なので,この日登った方はすべて右からだと思います.平湯キャンプ場にクルマとめましたが,先に2台来ていたので,おそらく先行者は2パーティー,単独の方と,5人グループのパーティーでした.そして,後からいらした2人パーティの方々に山頂でお会いしました.多分,私も含めて4パーティーだったと思います.2人パーティの方にはトレースのお礼を言われてしまいましたが,実は最初のトレースは最初に行かれた単独の方のものです.単独の方は,アイゼンに履き替えるときにお見かけして,トレースなしの斜面にお一人でトレースを付けてくださいました.ありがとうございました.私はその直後をたどったのですが,なぜかその方とはお会いすることはありませんでした.山頂は風が強かったので,先に山頂に到着されて,その後,風の避けられる山頂からは見えない場所に移動されてしまったのだと思います.
下りは,登りと違って,広い斜面の三角岩左手から下りましたが,トレースがなかったので,おそらく単独の方と2人の方は右手の登った来た方から下山されたんだと思います.5人パーティの方々と私が,登りも渡渉以降は同じだったのですが,左手の広い斜面を前後しながら下りました.途中でお話させて頂いたり,山頂で写真撮って頂いたりして,大変ありがとうございました.帰りは最後に徒渉池点でご一緒になりましたが,こちらは帰りを急いでいたこともあって,その後,駐車場についてすぐに出発してしまって,ご挨拶できず失礼いたしました.
とりあえず,山頂に行くというリベンジはできましたが,滑りに関してはストレスが溜まりました.もう一度,パウダーのときにリベンジしたいですね...今度は絶対にMeidjoビンディング以外の板で行きますが.
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