焼岳 [中の湯〜上高地]
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 879m
- 下り
- 981m
コースタイム
コースタイムはあてにならないので載せません。
天候 | 終日晴れ 夕方穂高は雲の中 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
安房峠、もうそろそろ全線開通するみたいですね。 下山後、上高地バスターミナルから中の湯の車までタクシーで移動。 料金は3600円でしたが運転手さん途中でメーター止めてました。概ねこれくらいの金額だと思います。 タクシーはこの時期平日は18時45分最終で乗れるそうです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
状況は毎日変わるので当てになりませんが、21日現在の状況 ・中の湯〜焼岳北峰 危険箇所特に無し 滑落注意 落石注意 テープ見失わないように。 ・焼岳〜焼岳小屋 山頂直下雪渓トラバースに注意 スリップ、滑落注意 ガレ場が続くので落石も。 ・焼岳小屋〜上高地 梯子スリップ注意 雪崩跡でルートが消えています。 テープが少ないのでルーファイ注意 雪はほとんど消えていますが要所要所大事な部分にはしっかり残っています。 こまめにアイゼン装着するなどしてください。 小屋以降上高地側斜面の残雪は腐っていますが固めです。 下山ルート全体通してピッケル、アイゼン必携だと感じました。 |
写真
感想
ちょっとなめていた。
中の湯から山頂までは想像通り優しくて短く歩きやすかった。
上高地方面への分岐からあんなに荒れ放題になっているとは想いもしなかったから。
一週間前から天気図と睨めっこ。
当初、連休を利用して条件の良い方で日帰り蝶ヶ岳を予定していたがどうにも予報が芳しくない。
週末から崩れる予報が週末が晴れている。
天気予報は月・火と雨予報に。
前日まで中止已む無しと心が決まりかけていたがどうにか持ちそうな予報に変わってきた。
月曜深夜、地元を出発、松本インター付近のコンビニで山の様子を観察。
曇り予報だったのでどの程度の雲なのか確認し、翌日決行と言うことでまとまり撤退。
この日、ルートが「上高地〜徳沢〜蝶ヶ岳」から「中の湯〜焼岳〜上高地」に変更となる。
翌火曜、前日と同時刻に出発し松本へ。
市内からはあまり良くなさそうに見えるが予報も良いので中の湯へ向け出発。
空が晴れている
中の湯登山口スタート
7時出発で先行者は4名
後続も4名
ルートは夏道を利用
不明瞭な場所はほとんどなく歩く。
途中何回か派手に踏み抜く。
雪渓手前まで快適に歩き休憩
天気が良く、山頂、コルからの水蒸気もハッキリと見える。
背後に六百山、霞沢岳が大きく見える。
南側は乗鞍が確認できたが、雲が多く御嶽や富士山は確認できず。
南峰からの稜線は白・青・若草色の三色が綺麗で、ヤギと走り回る少女が居ればまるでハイジのOPの様だと。。。
雪渓内には落石もある。男性が一人、沢の中にルートを取っていた。
雪は腐っていて柔らかい。
さほど急ではないし、キックも丁度良く効いているのでアイゼンは装着せず。
コルまでのんびり快調に登り一息ついて山頂へ。
北峰山頂から360°の眺望を堪能。
南は相変わらずの雲で富士山は見えず。
隠れていた御嶽はうっすら姿を見せてくれた。
若干霞んでいるが頭上は晴天で最高の眺望
しばらく休憩して11時頃上高地へ下山開始
分岐から雪渓を下る。
50mほど下降し雪渓をトラバース
ここがこの日一番神経を使った。
融雪が進み斜度が増し凡そ50〜60°、地氷に近くなっているせいかキックが効き難く、表面は腐りきってグズグズで崩れる
数日前のトレーズはあるが既に踏み跡の汚れのみ残っている状態。
ピッケル片手に新たにトレースを刻む。
中間地点の露出した岩から斜度が更に増している。
トラバース終了点近くは雪が薄く、岩に当たるためキックが全く効かず足元を探るのが困難だった為やや上にルートを取り終了点より5m上に着地。
そこからルートに向けてクライムダウン。
その後はガレ場を降り小屋へ。
展望台から先のトレースが見当たらず若干ルートから外れるがすぐに小屋を発見し小休止。
小屋は半分以上露出しているがまだ雪の中。
その後、上高地へ降り始め梯子を通過。
二つ目の梯子を降りきり、ルートにある階段を降るが、融雪で階段が階段ではなくなっていた。アイゼンを装着して通過。
雪崩でルートが消えていて100m先にルートが見えたので強引にルートを作り突破。
その後は地図を見ながらテープやルートを探しつつ黙々と下山。
上高地バスターミナル到着が17時30分
工作したり休憩していたにしても時間が掛かりすぎていた。
装備の不備や、準備段階でのルートの選定、ルートを外したり、適切な通過方法をしていない箇所もあり、反省点の多い山行になった。
不安視していた体力面はばてる事も無く下山できとりあえず安心。
山頂から同行した仲間にも怖い思いをさせてしまい反省。
反省点が非常に多かったが、綺麗な景色と再認識した事や、新たに発見した事、経験を積む事が出来た充実した山だった。
これを生かして次の山へ。
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