霧深い鍋割山稜へ
- GPS
- 05:31
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 964m
- 下り
- 1,023m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ここまでの林道はかなり狭いので注意 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト: 二俣にあり ■道の状況 (二俣〜鍋割山頂)よく整備されており、特に問題なし (鍋割山〜小丸尾根分岐)同上 (小丸尾根分岐〜二俣)滑りやすく木の根も多い歩きにくい尾根沿いの道。数か所踏み跡の見つけ難いところもあり注意。 |
写真
感想
今年北岳に登りたいという会社時代の上司Oさんの標高差トレーニング第一弾として鍋割山へ同行。
既に満車だった県民の森の駐車場に無理やり車を止めて林道を歩き出す。
快晴の予報の割には雲があってパッとしない天気だが、林道脇の新緑や咲き始めた花が気分を高めてくれる。
二俣を過ぎ、本沢を渡って後沢乗越までは順調に登り着く。
この辺からはヤマツツジの花も現れて丹沢らしくなってくる。
乗越からの急登にOさんがどれくらい耐えられるかが今回のチェックポイントだが、心配がいらないほどのペースで付いて来てくれる。
20分毎を目安に休憩を入れながらイーブンペースで登って行く。
標高1,000mくらいまで登ると辺りはガスに包まれ始め、展望の楽しみは諦めなくてはならない。
ほぼコースタイムで山頂に到着し、二人で鍋焼きうどんを注文。
汗ばんだ衣服のままだと少し寒かったが、外でうどんを平らげる。
元々は途中で体力が尽きたら元の道を下って戻れるように考えて後沢乗越からの往復ルートを選んだのだが、十分元気なようなので少し足を延ばして鍋割山稜を小丸まで歩いて小丸尾根を下りることにする。
小屋を発ち、山稜の登山道に入るとそこは霧に包まれたブナの林。
幻想的な白いベールの向こうに沢山の美しいブナの姿が見える。
丹沢らしいとは言え、こんなにきれいなブナ林の景色の中を歩いたことはほとんどなかったように思う。
どこまで進んでも続く夢のような風景に幸せな山行をしているという実感が強く湧いてくる。
小丸への少し急な登りをこなし、小丸尾根分岐から尾根下りに入る。
ここは10年前に一度下りているが、長い下りだったな、という以外にほとんど記憶はない。
根株の露出した滑りやすい道をジグザグに下るが、かなり気を使う。
周りは暫くブナも混じる樹林が続き、下るに従ってブナは減ってカエデなどの広葉樹が増える。
1,000mより下になると次第に杉の植林が目立ってくる。
所々で踏み跡を見失いそうになるが、基本的に尾根筋を下るのですぐに元の道に復帰できた。
2時間近くも足元に神経を集中させて道を辿り、ようやく二俣の林道へ下りる。
ホッとしてさらに20分ほど林道を下って駐車場に戻る。
トレーニング第一段階は無事終え、次の段階をどこの山で試すかを話し合いながら車を走らせて帰路に付いた。
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