【飛騨】有家ヶ原(1263m)北平山(1437m)
- GPS
- 10:14
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,412m
- 下り
- 1,413m
コースタイム
- 山行
- 9:39
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 10:15
鉄塔の巡視路の入口を見て、林道を離れます。急登が続きます。実はこの日の予定は、三ヶ辻までだったんです。けれども途中で、その計画をあきらめました。現地到着が遅れたからです。
あっという間に気温が上昇。緩くなった雪の急登をズボりながら這い上がりました。ブラックホールに体力を吸い取られていく感覚です。
しかも、この日の午後は雨予想。やむなくB案の「北平山周遊」とします。
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
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写真
感想
鉄塔を数えながら高度を上げます。振り返ると、白山の北方稜線が少しずつ、つながり始めました。
稜線の北には大滝山・カラモン峰・人形山・三ヶ辻山。南には猿ヶ馬場山や籾糠山がせり上がってきます。
白き北方稜線の峰々は、最高のおもてなしで私を迎えてくれます。奥三方・間名古の頭・白山御前峰・野谷荘司・三方岩・仙人窟・笈・大笠・奈良・見越・赤摩木古・大門・猿ヶ山。
この尾根のセールスポイントは、展望だけじゃないんです。ブナ林の存在感と言ったらハンパじゃない。
うっとり歩きの私に、これでもかと刺客が送り込まれる。優雅・風格・無骨・貫禄・剛胆・・・あいさつしたり、写メしたり、ハグしたり、拝み倒したり、五体投地したり(?)。カメの歩みもやむなしです。
どこまでも続くブナの聖地巡礼の旅。有家ヶ原山に至ってほっと息をつきますが、さらに北平山へと足を伸ばします。時間が許せば、1460まで頑張ってみてください。そこに立って初めて目にする景色があるからです。槍・穂高・笠・薬師・立山の北アルプス勢!さらに乗鞍嬢に御嶽氏!!
私はさらに1512地点まで足を進めました。展望は1460には譲るものの、三ヶ辻山が目と鼻の先に迫ります。そう、三ヶ辻攻略のためには、コースの偵察が欠かせません。
う〜む。三ヶ辻の東側の雪はパックリ割れてるし、ナダレる寸前だなぁ。しかも、その崩落寸前の雪のブロックは、想像以上に大きなサイズだよ。なるほど。リスクヘッジのための対応策ヌキでは、リベンジはあり得ないってことだね。
ミッション完了。さあ帰ろう。
有家ヶ原に戻り、そこから北西尾根にコースを取ります。鉄塔線を追いかけて下山します。尾根末端部の724.7三角点に着地しました。道中、部分的に雪解けが急速に進み、地面がのぞいていました。春告げ花のマンサクが、けなげに美しい。
しかし、これでジ・エンドではありません。林道は至る所でデブってる。氷の滑り台も待ち受けてる。雪のブロックも無秩序に散乱してる。
何度もアイゼンを着脱しながら、慎重に林道をたどります。最後は春の雨のシャワーの中を歩くおまけつきでした(笑)。
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