斜里岳(三井コース)
- GPS
- 09:43
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,350m
- 下り
- 1,340m
コースタイム
天候 | 快晴 稜線は強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口~1200m:雪は硬くしまっており歩きやすい。スノーシュー使用 1200m~山頂:雪は固まっておらず、所々脛ラッセル。アイゼン・ピッケル使用。ワイヤーは埋まっており使用できなかったので、掘り起こした。 |
その他周辺情報 | 温泉:川湯温泉 欣喜湯 素泊まり5500円 ★★★★★(非常に良い) pH1.5の強酸性湯で有名な川湯温泉。(感染症のため?)安価だったが、浴槽と内装はとてもキレイ。接客レベルも良い。文句なしの★5。 食事:いなか家 源平 ★★★☆☆(まあまあ) 川湯温泉のローカル居酒屋。メニューはフード系とご当地ハイボールの種類が豊富。つぶ貝の刺身が美味しかった。 |
写真
感想
毎年恒例の遠征、今年の行き先は、メンバーの練習量を考慮して斜里岳となった。今年は初日を移動日にしているので余裕がある。13時に新千歳空港を出発して、トカトカに寄り、弟子屈ラーメンを食べ、6時間運転して19時過ぎに斜里温温泉湯元館へ。5年前にも訪れたが、全面改装されて昔よりも綺麗になっていた。ヌメヌメ感が尋常でないモール泉を堪能した。山の準備をして、軽く乾杯して、23時には就寝。
当日は3時起床、4時40分に登山開始。前日泊するとかなり体調が良い。斜里岳と海別岳を眺めながら、雪が硬く歩きやすい農場を突っ切り、尾根に乗る。全体的に歩きやすく、背には流氷を、正面には斜里岳を望める、素晴らしい尾根だ。1200mくらいからは急勾配なので装備チェンジ。雪は固まっておらず、脛くらいまで埋まる場所もあったが、問題無く突破。
急勾配を突破して稜線に出ると、鋭利な斜里岳の頂が聳え立っていた。登頂意欲をそそられるが、山頂前の急勾配にビビる。さらに、その前には最も危険なワイヤーゾーンが待ち構えている。ワイヤーが使えない場合は、2mの岩から稜線に向かってダイブし、帰りはこの岩を攀じ登らなければならない。現地でワイヤーを確認すると、テンションが張って岩に密着しており、利用するには危険な状況だった。風が防げる位置まで戻り、作戦会議。ワイヤーを使用しない方針は、ジャンプはともかく、帰りの岩登りがギャンブルすぎるので、出来るだけ避けたい。そこでK氏の名案で、スコップで雪を掘り起こしてワイヤーのテンションを緩めることに。これが功を奏して、ワイヤーがグッと使いやすくなり、無事に突破。山頂直下の急斜面も近づいて見れば大したことなく、難なく突破。貸切の山頂を満喫した。白い北方領土と知床の間を漂う流氷が、素敵だった。斜里岳の山塊のような姿、晴れた摩周湖・雌阿寒岳・屈斜路湖も素晴らしかった。
その後はテンポ良く下山。雪原の向こうに聳える斜里岳を離れ、海岸で流氷に出て流氷ウォーキングして遊んだ。その後、川湯温泉の宿泊先へ。強酸性の温泉、お酒、寿司を堪能した。色々あったが、今年も遠征が実施できて、無事に登れて良かった。来年はフルメンバーで行きたい。それまで皆で鍛えておきましょう。
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