大佐飛山に登る人は皆速い!
- GPS
- 09:48
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,502m
- 下り
- 1,514m
コースタイム
- 山行
- 8:38
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 9:39
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険個所なし。今回はスノーシューではなくアイゼンが正解だったようだ。 |
写真
感想
マイページを見ていたら大佐飛山の記事が下書きのままであることを今頃気づく。
完全に季節外れなのだが、そのままにしておくのもどうかと思い投稿します。
ご容赦ください。
こちらに来てから大佐飛山の名をよく聞く。残雪期限定の山で栃木百名山では最難関の一つといわれているらしい。
つい先日も知人が登ったということで自分も行ってみることにした。
歩行時間11時間の山。今日は夕方から雨の予報なので夜明け前からの出発を計画する。ここに登るために先日下見を兼ねて黒滝山に来たのだが、その時にマークしておいた林道の入り口のおかげで予定通り登山口に到着する。一番乗りかと思ったがもう2台の車がある。皆早い。早速準備をして出発。まだ暗いので久しぶりにヘッデンでの登りだ。ここの最初の登りは急だ。ロープも渡してあるがここに雪がついていたら果たして登れるだろうかと思われるほど。ただそこを登っていると上からヘッデンの光が見える。登山者がもう降りてきた。どうしたのですかと聞くと雨が降ってきたし雪が柔らかいとのことで早くも断念したようだ。雨?それはいやだな。ただ天気予報でも午前中は大丈夫なはず。行けるところまで行きますと言ってお別れする。
標高差200mの斜面を登りきると稜線だ。前回はここで雪があったのでスノーシューを履いたが今日はない。しばらくいくと雪がつながりそうだったのでスノーシューを履くことにする。ザックを下ろしてその準備をしていると登山者が通り過ぎていく。歩みの速い人だなあ。その後も二人の人に抜かれる。皆速いぞ。スノーシューで行くが雪は結構しまっている。これならアイゼンのほうが良かったか。途中で雪が消えるところもあり猶更そう思う。さらに登って行くとまた後ろから声が聞こえる。男性の二人組だ。途中の小ピークで追いつかれ少しお話。二人ともまだツボ足で頑張っている。宇都宮から来たそうだ。ここで朝食を取っている感じなので先に出発する。しばらく行くと二人の姿が見えなくなった。登りにかかってアイゼンをはいているようだ。自分は黒滝山を目指すが途中で今度は単独の女性が追い付いてきた。聞けばやはり黒滝山を目指すとか。軽い足取りで進む彼女を見送りそのまま進むと黒滝山だった。頂上の標識は道から外れたところにあり、なんだか見過ごしそうな場所。ちょっと休憩していると先ほどの二人連れがやってきた。そしてお互いに記念写真を撮りあう。
ここから足跡はまっすぐ続いていたがルート図では右折するようだ。自分はまっすぐ行くが彼らはルート図に従うとのことでお別れ。でも彼らのほうが正解だったようで自分もすぐに右折し彼らと合流するようになる。その後速い彼らに先に行ってもらって自分はゆっくり行く。
P1866(大長山)には少し登るがショートカットもできそうな地形。ただこのころから寒さを感じてきたので頂上でヤッケを着る。先日ユニクロで購入したやつだ。薄くて嵩張らないのがいい。新しいせいか水を弾いている。この先のca1860あたりは広い頂だ。おかげでルートを外してウロウロしてしまう。ここはGPSがなかったら少しやばいかもと思ってしまう。このあたりのフラットな地形で雪がたんまりあったら、いいところなんだろうなあと思うがガスで何も見えない。
その後いつのまにか大佐飛山への最後の登りにかかるところに来ると前から先ほどの二人が女性とともに降りてきた。僕の姿を認めて嬉しそうに挨拶してくれる。ちょっと写真を取り合った程度だがそんな触れ合いが何となく山をいいものにしてくれる。いつ着いたのかと聞くとちょっと前ですとのこと。風も吹いて寒いので頂上に長居はしていないらしい。そういえば何人かにあったが皆頂上に着いたらすぐ退散しているようだ。
10時06分登頂。5時間はかかっていないので予定よりは早い。誰もいないのでセルフで記念写真を撮る。まあここは今後来ることはないだろうと思って。ここは風が強いがちょっと風を避ければランチもできそう。そう思って頂上のすぐわきでランチとする。ゆったりランチを取っていると誰かがやってきた。ちょっと姿を見つけて挨拶するがこの人もすぐに去っていった。雪山ではランチを取らない人が多いねえ。そしてこの後一瞬空が明るくなったので周りを見渡したが結局それっきり。さあ帰ろうか。下りはアイゼンをはく。このほうが楽だ。どんどん降りていく展望がないので歩くのみ。途中で単独の女性が上がってきた。ずいぶん山慣れした感じの女性で自分の後に誰もいないのを聞くとこれからは独り航海だねえと嬉しそうに言う。その後は黒滝山の手前で7〜8人のグループとすれ違う。この時間ではかなり登頂が遅くなりそう。天気が悪くなることを思って天気との競争ですねえと言葉を交わす。
黒滝山に12時50分到着。さすがにしんどくなってきた。今日は足が攣らないように意識してスポーツ飲料を飲み足がひくひく仕掛けたときはすかさず秘薬を飲んだりしたので今のところ大丈夫。ここでちょっとオヤツを食べまたさらに進む。最後の急斜面を降りたところでアイゼンを外しあとは降りるだけだな、降り口を見逃さないようにしなければと思っていたがやっぱり降り口を見逃していた。GPSで降り口は分かったのだがなぜ標識がないのだろう。迷う人は多いはずだ。
ここからはあと一息。急な斜面を下りロープに沿って降りたら駐車地はすぐだ。雨はまだ降ってきていないがいつ降ってもおかしくない状況。やれやれと思いつつ3台しか車の残っていない駐車地についた。
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