天ケ森~天ケ岳《春の息吹き・大原の里山を行く》

2021年03月27日(土) [日帰り]

• GPS: 08:23
• 距離: 21.4km
• 登り: 1,118m
• 下り: 1,155m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:29
• 休憩: 0:54
• 合計: 8:23

8:22 小出石バス停
8:45 8:45 三谷天ケ森登山口
10:33 10:44 ミタニ峠
11:34 11:56 天ヶ森（ナッチョ）
12:35 12:45 百井集落
13:34 13:34 百井天ヶ岳登山口
14:07 14:11 天ヶ岳
15:58 15:58 大原天ヶ岳登山口
16:17 16:24 寂光院
16:45 大原バス停

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

〈アクセス〉
・行-出町柳バス停7:45発〜8:20大原小出石バス停
・帰-大原バス停17:00発〜京都国際会館

コース状況／危険箇所等

〈道の状況〉
　・三谷登山口〜ミタニ峠、天ケ森（ナッチョ）〜百井集落の間は荒れている
　　その他は危険個所なし

写真

3/27 8:45

天ケ森（ナッチョ）三谷登山口

3/27 8:52

林道脇を流れる沢にて
足を怪我した小鹿

3/27 9:03

前方に拡がる山と青空

3/27 9:22

クロモジの花

3/27 9:30

小さな可憐な花
名前は？

3/27 9:47

緑に苔むした岩の沢を渡渉

3/27 10:30

ミタニ峠にて
眼下に拡がる春山、山の斜面に咲くタムシバの白い花

3/27 11:33

天ケ森（ナッチョ）山頂

3/27 11:33

天ケ森（ナッチョ）山頂の
三等三角点
標高812.6m

3/27 11:35

天ケ森（ナッチョ）
琵琶湖が微かに見える

3/27 12:04

尾根道に咲くタムシバの花
三分咲きかな？

3/27 12:37

百井集落の田園で
土筆

3/27 12:46

百井集落の田園で
フキノトウとオオイヌノフグリ

3/27 12:48

百井集落の田園で
鮮やかな緑色の水田

3/27 12:53

百井集落の古民家

百井集落に咲くタムシバ

3/27 12:53

百井集落の古民家の蔵

3/27 12:54

百井集落に咲くアセビ

3/27 13:34

天ヶ岳百井登山口
判り難い登山口分岐

3/27 13:50

百井〜寂光院を繋ぐ、落ち葉の登山道を行く

3/27 14:06

天ヶ岳山頂
樹木に囲まれて視界無し

3/27 14:24

展望地にて
幾重にも連なる京都北山、比良の山々

3/27 14:26

展望地にて
ナッチョ、遠方に蓬莱山が見える

3/27 14:48

岩尾根に咲くイワウチワ

3/27 14:49

イワウチワ

3/27 15:18

イワウチワが群生

3/27 14:51

二輪の色鮮やかなイワウチワ

3/27 15:58

天ヶ岳大原登山口

3/27 16:05

ミヤマカタバミ

3/27 16:30

大原集落にて
満開の桜

3/27 16:42

大原集落にて
鮮やかな菜の花

撮影機器：

OLYMPUS PEN Lite E-PL3 オリンパス

感想

mikimiki

京都大原10山の天ケ森（ナッチョ）と天ヶ岳を繋ぐ登山道を歩きます。
小出石バス停から三谷集落を通過すると、間もなく天ケ森三谷登山口です。少し荒れた林道を沢沿いに北に進みます。
途中で足を怪我した小鹿に出会いますが、どうすることもできません。
約1時間ほどで林道は終わる。
そこから更に1時間、道の無い大きな苔むした岩の涸れ沢を上り詰めると、見晴らしの良いミタニ峠に到着する。
眼下の山の斜面は白いタムシバの花で覆われている。

汗ばんだ身体を冷やし、天ケ森を目指す。
稜線を吹き抜ける風は冷たい。
尾根道の急斜面には青空を背にした白い花、蕾から三分咲のタムシバが咲き、大原北山の早春の訪れを知らせてくれる。
登山口から3時間近くかかり、標高812.6mの天ケ森に到着する。
山頂は広いが、今日は暖かく気温が上昇して視界が効かない。
山頂から東方に目を凝らすと、微かに琵琶湖を確認できる。
昼食休憩後、山頂から百井の集落に向かう。人とすれ違うこともない尾根道は少し荒れている。

長閑な百井の田園には土筆やフキノトウが芽を出し、春の息吹きを感じる里山の風景が拡がっている。
百井の集落は殆ど人の気配を感じない静寂に包まれた限界集落です。
百井集落を抜けると百井キャンプ場。
誰もいないキャンプ場を通過すると左側の分岐に出合う。
ここが天ヶ岳百井登山口になる。この道は途中に天ヶ岳を配置し、百井と寂光院を結ぶ、良く整備されたハイキングコースです。
百井登山口から約30分で天ヶ岳山頂に到着する。
山頂は樹木に囲まれて視界が効かないので、近くの展望地に戻る。
この展望地からは今日歩いた稜線やナッチョ、その奥に蓬莱山や比良山地が遠望できる。

展望地から再び、寂光院への道を進む。
暫く急坂の岩道を下り、シャクナゲ樹林帯の細い岩稜尾根が続く。
そこには思いもかけなかったイワウチワが群生し、ゆっくりと白やピンク色の春山の花を観賞する。
残りの長い長い山道をひたすら歩き、17時前に寂光院から大原バス停に到着する。
大原の里は暖かい陽ざしに包まれ、菜の花が咲き、桜は満開だ。
周囲の山の斜面はタムシバでなく、ヤマザクラの花で白く霞んでいた。