春の栃木・関東百ツアー��：古賀志山（南登山口より赤岩山〜中岩〜御嶽山〜古賀志山周回：低山でも大迫力の岩・クサリの殿堂！）

2021年03月27日(土) [日帰り]

• GPS: 03:28
• 距離: 5.8km
• 登り: 482m
• 下り: 478m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:48
• 休憩: 0:39
• 合計: 3:27

距離 5.8km 登り 482m 下り 483m

8:35 市営古賀志山南登山道駐車場
8:52 8:53 風雷神社
9:25 9:26 天狗岩
9:38 9:45 赤岩山
9:54 二尊岩
10:14 10:16 中岩
10:34 10:35 アルマヤ堂跡
10:37 10:47 御岳山
11:00 11:17 古賀志山
11:37 林道出合
12:02 古賀志山南登山口駐車場

天候

快晴微風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

古賀志山南登山口の無料駐車場を利用（上下3段の駐車スペース、計25台ほどのキャパ：土曜の朝8時半前後でおよそ7割駐車済み…）

コース状況／危険箇所等

・赤岩山〜中岩の先までが本コースの核心部：高度感ある岩尾根やチムニー状の登降区間が連続（特にハイカーの多い週末は落石・スリップのリスクあり、ヘルメット装着推奨！）
・古賀志山から林道への直登コースの下りも途中まで急斜面が続き、スリップ・落石注意

その他周辺情報

南登山口から車で約10分弱、鹿沼温泉「華ゆらり」にて日帰り入浴可（大人550円、露天風呂・休憩スペースあり；食堂はコロナ感染防止のため営業休止中…）

写真

3/27 6:58

栃木ツアー2日目の朝、昨晩のエビ食べ放題・酒飲み放題から一転、朝7時前からの大金温泉ホテルの朝食はグッと控えめです…。

3/27 8:20

本日のターゲット、古賀志山の麓へやって来ました。岩壁も見え、低山ながら登降欲をそそる山容です！

3/27 8:35

南登山口の駐車場に車入れ出発。朝8時半前で既に車が一杯、東京・埼玉ナンバーの車も多く、さすが関東百名山の人気ぶりです！

3/27 8:43

まずは風神神社までウォームアップの林道歩き。今朝は気合入れて最初からヘルメット着用！

3/27 8:52

ここが風神神社の登山口でしょうか。入口に案内標識あり。

3/27 9:02

この鳥居の奥にお社あり？

3/27 9:14

いよいよ、赤岩山の峨々たる岩肌の裾まで登ってきました。見事な褶曲地層の露頭です！

3/27 9:25

稜線直下の天狗岩通過。鼻がツンと立ち、いかにも天狗の風貌！

3/27 9:27

これがパラグライダーの離陸場と荷揚げ用モノレールですね。この日は絶好の飛行日和で、この後間もなく運転開始…

3/27 9:36

山頂直下、古賀志本山をバックにしたツツジがキレイ！

3/27 9:38

赤岩山着。名前に反し、ここまではほぼ普通のハイキングコースでした…。

3/27 9:39

西側の赤城山方面の展望が開けてます。

3/27 9:44

さて、ここから御岳までのアップダウンがこの山域の核心部です…。気合入れて行きましょう！

3/27 9:48

こちらもツツジが花盛り。岩尾根歩きのキンチョーを和らげてくれます！

3/27 9:50

本日お初のクサリ場。トラバース気味に下ります。

3/27 9:51

恐竜の背びれのような岩尾根。左に巻き道あります。

3/27 9:59

中岩直下、ここはかなり気合の入った岩場です。クラックの中をクサリ頼りに登っていきます。

3/27 10:00

今越えてきた手前の岩峰も結構切り立ってます！てっぺんからカップルハイカーのお一人がこちらの様子を偵察中…

3/27 10:03

クラックの上に出ました。高度感がハンパなく、標高600m弱の山とはとても思えません！

3/27 10:04

本日は奥白根山はじめ日光オールスターズ、皇海山はじめ足尾の山々もバッチリ！

3/27 10:09

中岩手前のピークより、古賀志本山と左奥には高原山。

3/27 10:15

中岩到着。山頂は展望絶佳、結構ハイカーで賑わってきたので、マスク着け証拠写真撮り、そそくさと通過。

3/27 10:16

パラグライダー、気持ち良さそうに飛んでます！

3/27 10:19

この先、切り立った岩場ですが、束の間のパラダイスゾーン…

3/27 10:23

岩場を下り切りました。ロープは少し滑りますが、高度感はあまりなく、クサリと足場もしっかりしているので、比較的安心です！

3/27 10:28

手前の峨々たる岩尾根からは一変、平和なハイキングコースに…。間もなく御嶽山です。

3/27 10:37

一登りで、御嶽山山頂到着。木曽御嶽の分家のようです…

3/27 10:43

ここからも、足尾〜日光〜塩原の山々の大パノラマ！展望解説板あり。

3/27 10:44

今越えてきた赤岩山〜中岩の尾根もなかなかの迫力！

3/27 10:51

ここは神社の跡地？ハイカーの数がにわかに増えてきました。ソーシャルディスタンスが取り切れず、マスクがなかなか外せません…

3/27 10:58

古賀志山直下、最後の岩場です！

3/27 11:01

本日ラストのピーク、古賀志山到着。一等三角点あり、人気の山だけあり、地元ハイカーはじめスゴい賑わいぶり…〈汗〉

3/27 11:03

切り株のベンチで、ステキな蝶々も休憩中…

3/27 11:35

山頂の人混みを嫌気し、軽食を済ませた後、早々に下山開始。急斜面の直登コースを一気に下り、舗装の林道に出ました。ここからは、クールダウンでのんびり駐車場へ戻ります。

3/27 11:37

下から見上げると、御嶽山の岩場がスゴい迫力！

3/27 11:38

山腹を吹き上げる風を頼りに、多数のパラグライダーたちが上空漫遊中…羨ましい！

3/27 11:40

まるで、パラグライダー用に皆伐したかのよう…

3/27 11:55

林道途中のここから、御嶽〜古賀志へ登るコースもあります。

3/27 11:58

最後の最後、一寸だけ樹林帯をショートカットします…

3/27 12:00

無事、南駐車場へ戻ってきました。朝より更に車が増え、下側の駐車場も満杯状態です…

3/27 12:26

山旅の締め括りは、登山口から車で7分、鹿沼の天然温泉「華ゆらり」。マスク着用、入口でアルコール消毒して入館します。

3/27 12:31

なるほどー、この方式、靴箱のカギを無くさないのでGood Ideaですね！

3/27 14:32

鹿沼ICより東北道へ、土産品購入のため佐野SAに立ち寄り。好天の土曜午後、屋内はかなり混雑。栃木名物の焼きギョーザを仕入れ、古賀志山混雑のため食べ残したおにぎりと併せてプチ昼食Part. 2。食欲は相変わらず旺盛、リバウンドの恐怖が…

撮影機器：

F-04K FUJITSU

感想

さとなお

栃木の関東百名山ツアー、前日に首尾良く2座を踏破し、少々気が緩んで泊地・大金温泉のお宿で甘エビ食べ放題・飲み放題を楽しみ、折角減らした体重が早くもリバウンド気味…。2日目はシェイプアップのため朝風呂の後、食堂が開いてすぐ控えめの朝食を済ませ、下道を疾駆して午前8時半前には古賀志山の南登山口に到着。麓から仰いでも標高600mに満たない低山とはとても思えぬ、上州・妙義山を思わせる岩の鎧をまとった堂々たる山容です。さすが人気の山、土曜朝ながら県境を超えて埼玉・東京ナンバーの車も多数出撃、岩登りに向かうと見えるクライマーの姿も散見されます。駐車場で居合わせた地元の農業関係者？と思しきオジサマ達の「昨日、古賀志山でハイカーの事故があったんだって…。知ってた？」との何気ない会話が聞こえてきて、思わず緊張感も高まります。ということで、本日は出発時からヘルメット装着、定番のストックも収納して両手を空け、気合入れていざ出発です。
　コース中の詳細は写真キャプション記載の通りで、先人のレコ記載の如く、赤岩山の先、中岩前後は高度感あふれる険しい岩尾根の登降が連続、緊張を強いられます。途中のピークから仰ぎ見る足尾〜日光〜塩原の山々、そして花盛りを迎えつつあるツツジの可憐な姿に慰められつつ御嶽山へと歩を進めると、今度は家族連れやシニアグループ、そして賑やかな学校団体？など夥しい数のハイカーが出現。マスクを外せぬ混雑ぶりにそそくさと歩を進め、ご本尊の古賀志山頂へ辿り着くと、お昼時ということもあってか、広い山頂の多数のベンチもほぼ埋まる盛況ぶり。ベンチの片隅で早々に軽食を済ませ、ここでお世話になったヘルメットをザックに仕舞って、早速直登コースの急坂を下山にかかります。あっという間に林道へ降り立ち、屏風のような古賀志〜御嶽山の岩壁を吹き上げる風に乗って上空を舞うパラグライダー達を羨ましく見上げながら、林道を出発点の駐車場へと戻ります。さすが岩壁で武装した古賀志山塊、昨日の石裂山に続いて前半は十分な高度感と緊張感を楽しめましたが、御嶽山からの後半はむしろ押し寄せる多数のハイカーの圧力、目に見えぬウィルスの不安を強く感じるツアーとなりました。鹿沼温泉の日帰り湯で入浴・着替えを終えても時間はまだ1時半過ぎ、帰途に先日の山火事で大きな被害の出た足利市に立ち寄り、復興支援も兼ねてフラワーパークでも見ていこうか、とスマホでググって調べると、好天の土曜、花盛りのシーズンとあってか、こちらも大混雑の様子。あえなく断念し、佐野SAで栃木土産を仕入れた後、ストレートに渋滞知らずの東北道を帰京の途につきます。
　ともあれ、この2日間で予定通り栃木県内の3座を攻略、残る関東百は群馬県を中心とした9座となりました。ゴール寸前での足止め状態の続く300名山とともに、最後の一座となりそうな箱根・神山の早期登山解禁を心待ちにしつつ、残るマイナーな関東百巡りを淡々と続けていく所存です。ヤマレコユーザーの皆様も、コロナ感染防止には十分留意されつつ、テレワーク・自粛生活のストレスを吹き飛ばすべく、それぞれの春山歩きをお楽しみ下さいますように。