立山・別山(雷鳥沢・剱沢BCスキー)


- GPS
- 05:27
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,097m
- 下り
- 1,101m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
立山駅〜美女平駅までケーブルカー。 美女平駅〜室堂まで高原バス。 料金は往復で4190円+スキー手荷物片道300円 この時期のケーブルカーの始発は7:00。 6時過ぎから徐々に切符購入の列ができ始める。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■コース状況 【室堂〜雷鳥沢キャンプ場】 ・アイゼン不要。 ・ザラメ雪と夏道のミックス。 ・登山の場合スパッツはあった方が良い。 【雷鳥沢キャンプ場〜剱御前小屋(雷鳥沢)】 ・全面雪道となる。スキーでハイクアップ可能。 ・雪は緩んでいるので滑落はなさそう。 【剱御前小屋〜剱沢小屋(剱沢スキー滑走)】 ・剱御前小屋から滑走可能。 ・午前中のコンディションは最高で、カービングも可能。 ・人はほとんどいなかった。 【剱御前小屋〜別山・北峰】 ・基本夏道で迷う心配はない。(マーキングも出ている) 【剱御前小屋〜雷鳥沢キャンプ場(雷鳥沢スキー滑走)】 ・剱御前小屋直下より滑走可能。 ・剱沢同様コンディションは最高だが、少し緩んでくるためカービングは厳しい。 ・雷鳥沢キャンプ場まで一気に滑れる。 ■ドコモ電波状況 ・室堂〜剱御前小屋、別山 ・・・ ◎ ・剱沢 ・・・ × |
予約できる山小屋 |
剱澤小屋
|
写真
感想
今シーズン最後のBCということで立山に行ってきた。
6月に入るとなかなか満足できる斜面が少なくなってくるが、幸い自宅から2時間圏内に立山という素晴らしいゲレンデがあるので、日帰りで雷鳥沢と剱沢を滑ることにした。
朝6時過ぎに立山駅に到着すると、既にかなりの車が停まっており、切符売り場にも行列ができていた。
始発は7:00ということで、自分も間に合うように並ぶ。
やはりこの時間はスキーヤーが多い。
何とか始発のケーブルカーに乗り込み、そのまま高原バスで室堂へ。
室堂に出ると、少し高曇りだが堂々とした姿で立山がそびえ立っている。
少し黒いところが目立つが、まだまだ十分な雪が残っていた。
早速雷鳥沢へ向かう。
雷鳥荘まで板を担いで、そこからキャンプ場まで1回目のドロップ。
ここは距離が短いので足慣らし程度。
その後シールを貼って本格的にハイクアップ開始。
なかなか登りやすい雪だったので、ガンガン高度を上げていく。
ふと後ろを振り返ると白山が雲の上から頭を出している。
横を見ると一の越山荘の横から槍が顔を出している。
なかなか壮観な景色だった。
そして剱御前小屋に到着。
カレーパンで腹ごしらえをしてから剱沢に向けて2回目のドロップ。
ザラメながらも適度に締まっている雪で最高に滑りやすい。
BCでカービングが出来たのは初めてかもしれない。
滑る目線の先には大迫力の剱岳が立ちふさがっている。
剱岳に向かって滑る・・・この雄大なシチュエーションも最高だ。
滑りすぎると大変なので、剱沢小屋まで滑った所で登り返すことに。
それにしても、さすがに雷鳥沢〜剱沢のエリアには雷鳥が多い。
目にすることの多さはもちろんのこと、それ以上に至る所から雷鳥の変な鳴き声が聞こえてくる。
「グガァ〜ゴガァ〜」
何度聞いても笑える。
しかもここの雷鳥は飛びまくる(笑)
さすが雷鳥王国立山。
そういえば立山以外で雷鳥の鳴き声ってあまり聞いたことがないかも・・・
剱御前小屋まで登り返すと、欲が出てきた。
せっかく登ってきたのだから別山まで行って後立を見よう。
迫り来る雲が気になりながらも少しハイペースで別山を目指す。
別山まではほぼ夏道で歩きやすい半面、兼用靴なので歩きにくい。(笑)
間もなく別山に着くと、期待通りの景色が待っていた。
左から白馬岳〜白馬鑓、唐松、五竜、鹿島槍、爺ヶ岳、針ノ木岳・・・そして遠くに富士山。
更に右奥には燕、大天井、常念なども望むことができた。
う〜ん、大満足。
さて、雲がかかる前に戻らねば・・・ということで3回目の剱御前小屋へ。
クライマックスは雷鳥沢へのドロップ。
泣いても笑っても今シーズンはこれが最後の滑走だ。
深呼吸をしてからドロップ。
こちらも剱沢に劣らず滑りやすい。
しかも誰もいないので大回り、小回りも自由自在。
あっという間に雷鳥沢キャンプ場に到着。
これだけ気持ちよく滑ることができれば思い残すことはない。
スキーを担ぐと室堂に向かって歩き出した。
途中、雷鳥のつがい2組に出くわした。
といっても歩道の脇だったので、カメラマンが一杯(笑)
まるでモデルだ。
ほんとにここの雷鳥は場馴れしているというか、図太いというか・・・
室堂に到着し、帰りのバスを待っていると、地元富山のベテランスキーヤーのおじさんに声をかけられた。
どうやら自分のスキーの重さに興味があったらしい。
おじさん「スキーを持たしてもらってもいいですか?」
自分「どうぞ」
そんな会話がきっかけで、帰りのバスの中でもずっとBC談義に花を咲かせることになる。
色々とマニアックな山やルートを教えてもらったので、実際に行けるかわからないが来年あたりチャレンジしてみたいと思う。
とりあえず、来年のBCの目標のひとつとして「鳥海山」をあげておこうと思う。
さて、これで楽しかったBCスキーシーズンに幕を閉じ、来週からは夏山シーズンのスタートだ!
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