新地平から奥多摩駅(笠取山・唐松尾山・雲取山)
- GPS
- 20:05
- 距離
- 46.3km
- 登り
- 2,975m
- 下り
- 3,751m
コースタイム
09:34 新地平BS
11:37 雁峠
11:48 小さな分水嶺
11:53 笠取山西
12:08 笠取山(1953m)-12:40
13:00 分岐
14:15 唐松尾山(2109.2m)
14:35 西御殿岩分岐
14:50 西御殿岩(2075m)-15:00
15:11 西御殿岩分岐
15:29 山の神土
15:42 将監(しょうげん)峠
15:52 将監小屋(テント泊)
【6/2】
04:00 起床・撤収開始
05:35 将監小屋発
07:20 禿岩-07:40
08:05 北天のタル
08:55 狼平
09:26 三条ダルミ
09:54 雲取山(2017.1m)-11:05
11:16 小雲取山
11:34 奥多摩小屋
11:55 ブナ坂
12:08 七ツ石山(1757.3m)
12:19 七ツ石小屋ー12:30
13:35 日陰名栗峰
13:54 鷹ノ巣山避難小屋
14:17 鷹ノ巣山
15:28 六ツ石山分岐
17:12 奥多摩駅前
17:20 もえぎの湯-18:03
18:12 奥多摩駅
天候 | 【6/1】 晴れ 【6/2】 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
☆電車 06:43 立川駅 08:12 塩山駅 ☆バス 塩山駅BS 山梨貸切自動車(940円) 新地平BS 【6/2】 18:34 奥多摩駅 19:11 青梅駅 19:48 立川駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【新地平→雁峠】 新地平BSから50mほど先に進んで、右折して登山口入口に向かいます。 舗装路は、亀田林業所の私有地前で通行止めのゲートに突き当たり、右側を通り抜けて進みます。 登山道は、広川沿いにゆるゆると登り出し、車1台が通行できる道幅は、次第に細くなっていきます。 踏み跡だけになると何度か渡渉し、勾配も徐々に急になり、笹原の登山道を抜けて、雁峠に到着します。 雁峠は左折すると雁坂峠へ5.6km、右折すると雲取山へ17.4kmの標識があり、右に目をやると、おむすび型をした笠取山が間近に迫っています。 【雁峠→笠取山】 雁峠から雲取山方面に進み、雁峠小屋を経由して小さな分水嶺に至ります。 分水嶺は、富士川、荒川、そして多摩川に分ける地点で、三角形の石柱が設置してあります。 笠取山へは、遠目からは防火帯に直登の登山道に見えますが、九十九折りに高度を上げて行きます。 山梨百名山の表示ある山頂は広く、甲武信ヶ岳や大菩薩嶺が間近に見れます。 この先に三角点のある山頂は狭く、樹林に阻まれていて展望がよくありません。 【笠取山→将監小屋】 唐松林と笹原の登山道は、小さく短いアップダウンをくり返して展望のない唐松尾山に到着し、さらに進むと西御殿岩との分岐に至ります。 西御殿岩へは、高度を上げるに従い岩稜帯となり、岩をよじ登る箇所もあります。 頂上は、360度の展望が開けています。 分岐に戻り、途中、崩落した登山道もありますが、それ以外は整備された登山道が笹原の中に延びています。 山の神土を経て、防火帯と並行の登山道を進むと将監峠に至り、右折して防火帯を下ると将監小屋に到着します。 笠取山山頂付近から北天のタル付近までの間、シャクナゲが群生しています。 【将監小屋】 http://www.e-alps.jp/syougen.html 小屋脇には、豊富な水量の水場があり、テントサイトも隣接しています。 【将監小屋→雲取山】 将監小屋から将監峠に登り、ところどころ露岩やガレ場もありますが、そのほかは整備された登山道が東に延びています。 禿岩からは、南に面していて東西に渡って展望が開けています。 登山道には、桟橋が設けられている箇所や細かったり、木の根が露わになったりするところも目立ち始めます。 シャクナゲは見られなくなり代わってヤマツツジやミツバツツジが見られます。 三条ダルミから、約200m強の急登を登り切ると、雲取山避難小屋に至ります。 【雲取山→奥多摩駅】 <割愛> |
写真
感想
【計画】
テントサイトを探していて、水場が近く、山小屋が隣接していることも安心で、かつ、テン場が50張と規模も大きな将監小屋が目に止まりました。
塩山駅から新地平までバスで移動し、未踏の笠取山を皮切りに飛龍山を経て丹波山温泉・のめこい湯へ抜けるルートを計画しました。
今山行で心配だったのは天候で、6/2は、遅い時刻になるにしたがい雨の確率が高い予報でした。
天気が持てば雲取山まで足を伸ばし、鴨沢に下りるルートも視野に出発しました。
【計画変更】
6/1深夜、ふと、目が覚めてフライシートから顔だけ出して空を見上げると満天の星空でしたので、いい天候になる期待を胸に、再び床に就きました。
明けて歩きだすと次第に天候がよくなっていきます。
こういった予報の外れ方は大歓迎です。
雲取山に到着したときには、10時で、1時間たっぷり石尾根を見下ろしながら、どうするかと思案しているうちに、このまま帰るのはもったいない、もっとお山の中にいたいとの思いに駆られます。
結果、奥多摩駅まで歩くことにしますが、七ツ石山や鷹ノ巣山は巻き道を使うつもりで出発しましたものの、やっぱり登ろうと両方きっちり登ってきました。
【出会った方々】
塩山駅から同じバスで新地平で降りた方は、カリマーのカッコイイザックを背負っていました。
バス降車直後にお話を聞かせてもらうと、体力と相談しながら笠取小屋か将監小屋まで行かれるとのことでした。
その後、先行させてもらい、夕方、将監小屋で再会しました。
さらに、ヤマレコでも再会し、BREITLINGさんであることが判明しました。
将監小屋で「ヤマレコユーザーさんですか?」とお声をかけていただいたのは、ワイルドなヒゲを蓄えたkameasiさんでした。
私のテントに張り付けたヤマレコ手ぬぐいを見てのことでした。
この山域を知りつくしている方で、三条の湯でのシカ肉のお話は大変興味をそそられました。
禿岩で一緒に景観を楽しんだ方にも、ヤマレコバッヂを目にとめていただき、「ヤマレコは、いい情報源でよく活用してますよ」とお声がけいただきました。
将監小屋のテントをベースに禿岩まで足を伸ばした方で、車での山行は縦走ができない代わりに、ベースから放射状に活動するとおっしゃっていて、なるほど、そういうテン泊山行もあるんだな、と納得しました。
富士山を再訪したいともおっしゃっていて、次回はいいコンディションで登ることができるといいですね、と話してお別れしました。
七ツ石小屋で休憩するため、一声かけて小屋脇を通るとボロロン♪とギターの音色が響きます。
わざわざ出てきた小屋番さんは、いつもお見かけする方とは違っていました。
休憩後、御挨拶して小屋をあとにする際、再度出てきてカラコロン♪と今度は鐘を鳴らしてくれました。
「気を付けて!またお越しください!」
えぇ、何度もで来ますとも。
見晴らしも居心地もいい山小屋ですから。
道中の無事を祈っていただき、お陰で無事に帰りつけた気がします。
【シャクナゲ】
笠取山付近のシャクナゲは見事でした。
赤やピンク、白い花が咲き誇り、登山道の左右に色鮮やかな花の街道を作り出しています。
シャクナゲを目当てにヤマを訪れた方も多く、歓声を上げて喜んでいるグループもいらっしゃいました。
【ヤマツツジ】
千本ツツジでは、ヤマツツジがあと1,2週間で見ごろの状態でした。
それでもところどころ、満開の木もあり、目を楽しませてくれます。
七ツ石山から鷹ノ巣山までの道は、遊歩道のように傾斜がなく、のんびり歩くにはちょうどいいコースです。
梅雨の真っ只中に当たるため、天気予報をチェックしながら近々訪れたいところです。
【暦】
東京(東京都)
2013年6月1日(土)
日の出 4:27
日南中時 11:39
日の入り 18:51
月の出 --:--
月南中時 5:47
月の入り 11:53
今回も思い出に残る山歩きを楽しむことができました。
こんばんは。
西御殿岩、私は行けなかったので羨ましいです。
カリマーのザックはクーガー40-55で、2013年に新型が出たので買いました。
私も奥多摩周辺に現れることが多いので、また出会えることがあるかもしれませんね^^
LArcさん、おじゃまします。
奥秩父縦走路〜石尾根縦走、お疲れ様でした。
着々とテント泊を楽しまれていますね。
私も将監小屋のテントサイトは山深くて好きですよ。
しばらく奥秩父や奥多摩は歩いてないんですが、
もう春を過ぎて初夏のようですね。
天気予報が良いほうに外れてよかったですよね。
ここ何日かは梅雨入りしているとは思えない天気です。
久しぶりに奥秩父を歩きたくなっちゃいました。
いやぁ、レコUPも早いですが、足も速いですね^^;
鈍ガメな自分には、羨ましい限りです。
露骨なヤマレコタオル、最高でした(笑)
昨年より?奥秩父の魅力に取り憑かれ、季節を問わず足を運んでいます。
甲武信ヶ岳の源流(千曲川・信濃川・荒川)に、奥多摩の源流を有する奥秩父は、本州中央部の発展には欠かせない存在だと思っています。
植生は豊かで、目まぐるしく変わるその姿。
奥深い山域が、賑わってくれるなよと(笑)
三条の湯での鹿狩りは、見事2頭捕獲。
諸事情で場面には立ち会えませんでしたが、夜は三条で合流した岳友と鹿肉宴会でした。
自分のレコUPは後日になりますが、かなりの長文になると思いますけど・・・よかったら見に来てください。
40番の画像は、イワカガミというそうです。
途中でお会いした、単独のご婦人に教わりました。
また奥秩父でお会いしましたら、よろしくです。
帰宅して、やっと道具の整理がついたところですので、とりあえずは〜。
BREITLINGさん、コメントをいただき、ありがとうございます。
西御殿岩は、素晴らしい見晴らしでした。
奥秩父の深緑のグラデーションがこのレコの写真では表現できていないのが残念です。
またどこかでお目にかかれることを楽しみにしています。
gaiaさん、いつもいつもコメントを頂戴し、ありがとうございます。
おっしゃるとおり、テント泊にすっかりハマっています。
この日の日中は初夏の陽気でしたが、明け方は冷え込みが感じられ、禿岩あたりまでは、ひんやりとした澄んだ空気の中、気持ちよく歩けました。
将監小屋のテン場は、位置といい、設備といいすっかり気に入りました。
梅雨明けまで待たずに再訪したい、そんな気持ちになります。
gaiaさんの奥秩父レコ、楽しみにしています。
kameasiさん、忙しい中、拙いレコをお読みいただいた上、コメントまでいただき、ありがとうございます。
また、お花の名前を教えていただき、早速、更新させていただきました。
レコは記憶が鮮明のうちに、なるべく詳しく書いているつもりです。
そういうkameasiさんは、ストーリーがあって、心情がよく表現されているレコなので、読んでいて楽しく、見習わないといけませんね。
ホントのところ、テントのヤマレコ手ぬぐいは、結構恥ずかしいものです。
私にとっては幸い、kameasiさんの目にとまり、イタイ奴がいるなと同情して声をかけていただいたので大変感謝しています。
こうしてkameasiさんから新しいことを教えていただけたので、勇気を出してよかったと思っています。
今山行で私も奥秩父の魅力に取り憑かれたので、今後、季節ごとに移りゆく情景を楽しみたいと思います。
賑わってくれるなと、おっしゃいますが、甲武信ヶ岳の源流は、小さな分水嶺よりスケールの大きさがあることを知りましたし、しばらく奥秩父フリークを自称するつもりです。
また、kameasiさんから、三条の湯のお話を聞いていたので、実は、北天のタルや三条ダルミで南に進路をとることを真剣に考えたのです。
予報の外れた天候が決め手で雲取に進みましたが、三条の湯にも立ち寄りたい気持ちが強くなりました。
鹿肉宴会のレコ、首を長くしてお待ちするとともに、またお目にかかれることを楽しみにしています。
LArcさん、こんにちは。
東京の西の住民の爺です。
私は1日前に飛龍山・雲取山と歩いてきました。
テントを背負って長距離移動できる人がうらやましいです。
花の名前が書いてないところがあるとつい口出ししてしまします。
クリンソウ・シロバナノヘビイチゴ・ミヤマザクラ・アオダモではないかと思います。
もちろん1枚の写真から同定するのは難しいですが。
takuzan2さん、コメントだけでなく花の名前を教えていただきありがとうございます。
takuzan2さんのおかげで名前を書き込めたのでレコが完成したと、満足感と達成感を感じています。
takuzan2さんの飛龍-雲取-長沢背陵のレコ(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-305938.html)を拝見して楽しませていただきました。
植物図鑑のようなレコで、これだけお花に詳しければ、山行も人一倍楽しんだろうなぁと私の方こそ羨ましい限りです。
私はと言えば、気が向いたときに足元の花にレンズを向ける程度なので名前を知らないものばかりです。
もっと勉強しないといけませんね。
改めて、御礼申し上げます。
LArcさん、こんばんは。
すっかりテント泊も、スタイルになってきましたね。
こういう経路での奥秩父は、考えてませんでした。
いつか、一気にやってやろうという野望もありますが。
しかし、健脚のLArcさんのレコをみると、希望的観測はいかんなあと思い知らされます。
そして、やっぱりあの場所で、コーヒータイムですね!
私もうまくすれば、明日(もう今日か?)行ってみようと思ってます。
ツツジまだ、咲いてるかな〜。
seizanryoさん、いつもコメントありがとうございます。
テント泊って楽しいです。
隣り合わせた方や同じモデルの方とお話ししたり、こもってヘッ電で地図を見たり・・・
特別なことしてをしていないし、むしろ不便な状態なんですけど、そこがいいと思ってます。
今山行は奥秩父縦走といっても、東半分ですから、ハーフ縦走と言ったところです。
西半分はこの土日で行ってきたので、またレコを書きます。
雲取避難小屋の岩場でのコーヒーは大のお気に入りです。
帰りたくなくなるのが欠点です。
seizanryoさんのレコ、楽しみにしています。
将監小屋で、私がLArcさんより遅くテントを張った段階で10張目でした。
10張の内、4張がモンベルで、ダンロップが1張、アライテントが1張、ツェルトが1張、NEMOが1張、(残りは不明)という内訳でしたよ。
『モンベル率高し!』ですね。
他のテントと間違えないように、張り綱を特徴のあるラインに変えたり、自在を目立つ物or蓄光の物にしたり、何かしら特徴付けると良いかもしれません!?
BREITLINGさん、コメントありがとうございます。
高モンベル率はどこのテン場でも同じようです。
迷わないように、また、間違われないようにした方がよさそうですね。
ということで、ヤマレコ手ぬぐいを・・・これはあまりにも個性がありすぎますし、kameasiさんからは露骨なと笑われましたので封印です。
張り綱・・・自在・・・もうちょっとわかりやすいのを検討してみます。
アドバイスありがとうございます!
山でお会いした方には、こっちに書けるからいいですね。
どうもコメントを貰っているのに、自分のレコに返信しなくてはいけない事に違和感を。
露骨なヤマレコタオル、いいんじゃないっすかね?
山へ足を運ぶようになり、社交性のない自分が結構他人様に声を掛けるようになりました。
元々自分も、単独行派でございます。
最近は金魚のフンのように、同行者がくっついてきますが。
意外と異性の同行者の方が、気の使い方がスムーズに思えるようになってきました。
信頼関係があってこそなのかもしれませんが、女性同士より男性との登山の方が気を使わなくて楽!とか言っていますが、その辺はそうなのか?とよくわからないのですが。
山に入れば、まだまだのルーキー。
猛者たちに、ヒヨッ子が!と一喝されてしまいますよ^^;
声を掛け合ったり、小屋に立ち寄って、印象を残すようにしないと、どうも怖くって・・・。
もしも!を考えれば、他人に印象付けをしておけば、捜索場所を特定しやすいのではないか?という考えもあるので、交流もありますが積極的に会話をするようになりました。
単独の頃は、棒ラーメンだけあればいい!とか思っていました。
わりと買物が好きなので、いつも食品売り場を何週もしたり。
軽い・早い・美味い・安いを目指し、食品を吟味しています。
餌よりは、やっぱり食事。
美味いもの食えば、元気がモリモリ沸いてきます。
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