記録ID: 307077
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ハイキング
伊豆・愛鷹
天城山万三郎岳の春
2013年05月19日(日) [日帰り]
静岡県
- GPS
- 05:40
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 592m
- 下り
- 586m
コースタイム
08:30 天城高原登山者専用駐車場⇒ 08:50 四辻分岐⇒ 09:00 菅引分岐⇒09:15 石柱101地点⇒ 09:30 水場⇒ 10:15 石楠立(はなだて)⇒
11:20 万三郎岳山頂⇒ 11:35 万三郎岳下分岐 12:15⇒
13:00 涸沢分岐⇒ 13:20 水場⇒ 13:40 石柱101地点⇒
13:55 菅引分岐⇒ 14:00 四辻分岐⇒ 14:10 天城高原登山者専用駐車場
11:20 万三郎岳山頂⇒ 11:35 万三郎岳下分岐 12:15⇒
13:00 涸沢分岐⇒ 13:20 水場⇒ 13:40 石柱101地点⇒
13:55 菅引分岐⇒ 14:00 四辻分岐⇒ 14:10 天城高原登山者専用駐車場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
右折して県道111号線を天城高原別荘地内を通り天城高原GC手前の登山者専用駐車場に車を置きました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
このところ寒気が入り不安定な天気が続いていましたが、起床して外を覗くと天気予報より天気が良くこの日を逃してはと急いでおにぎりを作り車で天城高原に向かいました。 登山者専用駐車場は中型バス4台自家用車も多くいつになく混んでいました。 はやる気持ちを抑えストレッチ、四辻分岐に向かいました。 木々の新緑が目にやさしく映る中アマギツツジの蕾が膨らんで、今年は期待できそうと見上げながら進みました。 四辻分岐から右手方向に曲がり、シャクナゲコース(トラバース道)に入りました。 ヒメシャラの森を通り万二郎岳を巻くように緩やかに登って、水場より沢伝いに稜線の石楠立を目指し沢を外さないように登りました。 石楠立からは天城山縦走路を登り万三郎岳山頂に向かいました。 シャクナゲはかなりの数咲いていましたが、今年も裏年のようで凄いと言うほどではありませんでした。 標高1.405.6mの万三郎岳山頂は登山者で込み合っていました。 人混みを避け山頂を通り過ぎ新しくルートを変更した登山道下降点、万三郎岳下分岐付近の若いブナ林の中で昼食にしました。 展望はありませんがブナの密林が小岳(戸塚山)へと延びている端でお気に入りの場所です。 シャクナゲコース(トラバース道)に下がり等高線にそって涸沢分岐へと万三郎岳山頂下を巻いて天城高原登山者専用駐車場に向けて進みました。 勾配が急な岩場や木の根が露失した登山道が続き、左手谷側は切れ落ちているので転倒などに注意をして進みました。 石柱101地点からは滑落の危険が無くなり、無事に天城高原登山者専用駐車場に 戻りました。 |
写真
感想
天城山の天然林が一番美しい時季になり、久しぶりにシャクナゲの花を見ようと万三郎岳に登りました。
山の師匠に教えていただいた水場から、ほとんど人が入らない苔むした岩とブナの森の中にシャクナゲが多く群生し自然が残るルートを散策しました。
登山道や道標などは無く、枝に巻いてある古いテープが時折現れ目印になります。
自然界の高所に咲くシャクナゲは毎年咲くとは限らず、裏年がはっきりしていて3〜4年に一度木全体に花が咲く時があります。
通常のルート万二郎岳方面から登って行くと、石楠立(はなだて)付近北側斜面から万三郎岳山頂にかけてシャクナゲの花は咲いています。
万三郎岳山頂手前の大きなブナの木は、天城の厳しい自然の風雪に耐えきれずに倒れたり枯れているのが目立ちました。
台風や数年前の芽吹きの時季、春の水分が多いい遅い雪でもろいブナの枝はかなり太い処から折れ登山道を塞ぐほどの被害でした。
今天城では鹿による食害が多く発生しています。
高度成長期の住宅建設に伴い森林の伐採や雑木林から針葉樹林への植林などにより山の環境が急激に変化し、天城の野生動物も人間の繁栄と同じ道をたどってい
るようです。
鹿の個体が増えすぎ森では食べ物が不足して、山中では下草や木の皮などを食べつくし木が枯れる被害が出ている個所があります。
危険をかえりみず餌を求め麓に下がり、闇夜にまぎれ農作物を失敬していきます。
被害にあった人間は怒りきれませんが、元は私達人間が自然界を理解できなかった事に原因がありそうです。
天城は日ごと変化して良くも悪くも自然そのままです。
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