鈴鹿テン泊縦走 寒風のイブネ(杠葉尾~甲津畑)
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- GPS
- 11:47
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 1,326m
- 下り
- 1,395m
コースタイム
- 山行
- 5:17
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 6:22
天候 | 16:雨、17:雨、18:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
往路:大阪7:45-(JR1490円)-8:56近江八幡9:07-(近江鉄道460円)-9:26八日市9:40-(ちょこっとバス200円)-10:27永源寺支所10:35-(ちょこっとバス政所線[乗継])-11:05杠葉尾 ※ちょこっとバスは、乗り継ぎ乗車1回無料(初回乗車時に、乗り継ぎ乗車券をもらうこと) 復路:甲津畑10:10-(ちょこっとバス甲津畑線200円)-10:28永源寺支所10:32-(ちょこっとバス市原線[乗継])-11:20八日市11:40-(近江鉄道460円)-11:59近江八幡12:09-(JR1490円)-13:15大阪 |
写真
感想
今回は、イブネに行きました。ヒルが出る前に鈴鹿のお山に突撃です。
◆1日目 杠葉尾〜銚子ヶ口〜イブネ(テン泊)
バスを待つ間、予定より早く雨が振り始めた空を見上げる。あら~、まじっすか?今日も、カッパにテムレスで歩き始めた。
まずはイワカガミにご対面。次にイワウチワも。たまらず、カメラをザックから引っ張り出してしばし撮影タイム。稜線上はガッスガスで視界無しだけれど、道端のお花にはエールをもらった。
イブネに到着し、雨の止んでいるスキに、テントを設営。熊ノ戸平の水場で、水を汲む。持参したビールも天然の冷蔵庫に沈める。夕食後、早めに就寝。
◆2日目 イブネ(テン泊) ※テントにて停滞
夜通し、雨は降り続いていた。本当は、お金明神に会いに行く予定だったのだけれど、トレラン靴のアッパーがもう寿命で穴が空いていることに気がつく。もうゴアも役に立たない。昨日は、靴下までビショビショに浸水してしまった。水に濡れたまま長距離を歩くと足の皮が破れてしまう。雨でも行くつもりだったけれど、靴のトラブルで、今日はテントでの停滞を決めた。
こんな時のために持ち込んだ本(「山小屋主人の炉端話」sekihiroさんの日記で紹介されていた)に、読み耽る。この本は山小屋のご主人が書いた短編集なのだけれど、朝食の準備中に読んだ第1話で、ほろり泣けてきた。え~話やなぁ。iPhone+Bluetoothスピーカで即席ジュークボックスを作って、BGMを流しながら、一日読書に費やした。イブネで過ごす贅沢な時間だ。
雨が小雨になったのを見計らって、水汲み&ビールの回収に出かけるも、ビールが仕込んだ場所に見当たらない。雨で流されてしまっていたが、木の枝にひっかかっていた。小枝でひっかけようとすると、更に下流に勢いよくながれていってしまった。大捕物をして、すんでのところで鷲掴みにして回収した。(だいぶブツかった様で、イブネミネラルウォータで割って味はスッキリでした)
夕方、ようやく雨が上がり、テントの外に飛び出した。なんと、雲海が出て幻想的な光景が広がっているではないか?カメラを片手に周囲を散策。1日の終わりに、神様がくれたご褒美の絶景が広がっていました。気を良くしてテントに戻った。
◆3日目 イブネ〜杉峠〜甲津畑
昨晩は、厳しい夜でした。夜通し強風が吹付け、テントを叩く。なんどか風にペグが抜かれ、その度にシュラフから飛び出して、でっかい石を重しにしてペグを打ち直した。(コケに、ピンペグだと固定力が弱い。稜線上で2泊も停滞するなら、全方位風を避けれる場所[例えば熊ノ戸平など]を選ぶべきでした。昨日は問題無かったのだけれど、風向きが変わったのでしょう。今日はもろに風を受けました。)
後悔先に立たず、最後には、フライシートをポールに固定するベルクロを強風で剥がされ、前室が潰されてしまう。(帰ったら、テントの補修だ)。こうなると、火が使えないので、朝食が取れない。仕方なく、昼食用のパンを食べた。
強風の中、テントを撤収。テムレスだと細かい作業ができないので、手袋を取るも、すぐに手がかじかむ。よく見れば、ガイラインがカチコチに固まっている。凍りかけているのか?(この時期でも、まだ山の上は寒いんですね)
歩き始めて体が温まってくると手の感覚も戻る。良かった。貸し切りイブネで、贅沢三昧だが、楽には過ごさせてくれなかった。
本当は、雨乞岳を抜けて、綿向山まで縦走する予定だったのだけれど、トレラン靴のトラブルと天気予報(午前中から雨が降り出す)から判断し、エスケープルートを選択、甲津畑に下りることにした。
途中、甲津畑への抜け道を歩いていると、地元のおばあちゃんとすれ違い、少しお話させて頂いた。山から下りてきたことを話すと、おばあちゃんは「若い頃(約60年前)は炭焼で、杉峠まで毎日通っていた。千草街道をリヤカーとか、自転車で行き来していた」とのこと。千草街道は生活道路だったんだ。あの軽4でもしんどそうな所、すっげーと思った。これから、お地蔵さんにお花を御供えに行くとのこと。信心深い方でした。お気をつけてと言って、その場を後にした。
靴のトラブルや、寒風の洗礼を受けて、予定したコースは歩くことができませんでした。でも、またいつか歩こう。次はぜひ、靴を新調して、天気の良い時に。
今日も良い山でした。
私も行って見たいです。
雨上がりならではの雲海の絶景。特に鎌ヶ岳がカッコ良かったですよ〜。コケコケ天国に、ぜひ、訪問ください。
kickeyさん、おはようございます。
イブネの写真、幻想的で素晴らしいですね。
雨だからこそ見れた光景なのかも知れません。
あ〜っ、いつかテン泊したいと思います。
Kumainkobe ฅʕᵔᴥᵔʔฅ
イブネのコケの台地と御池のテーブルランドは、鈴鹿では一押しのテン場です。
フカフカのコケ天国は最高。今回は行けなかったのですが、お金明神にも参拝して、金運を呼び込みましょう。その後は、クラシジャンを通ってイブネに戻るのが、定番のルート。晴れていれば、イワイワで楽しいコースです。
いつか、テント泊デビューしたら、ご一緒しましょう。
kickeyさん🎵(人´エ`*)♪お疲れちゃん!!
いやいや、行きましたか!!
直近の天気はかなり悪天候予報で、どうしてるかなと心配しておりましたが、まさかの決行とは・・・
イブネに会いに行けば良かった・・・
日曜は下界も寒くて、トラクターに乗っていて凍えるような寒さでした。
ホントにお疲れ様でした🎵
wataharuさん、こんばんは。
天気図を見れてなかったのですが、2つ玉低気圧が通過したのですね。こんな荒天の日に山に突っ込むのは、ちょっと無謀か?晴れていれば人気のイブネが、この日は貸し切り状態でした。(下山後、ちょこっとバスの運転手さんから「下界もかなり風が強く、寒かった」と伺いました)
トラクターでの田起こし、お疲れ様でした。イブネ上空では、雨を司る龍神さんが大暴れ。山に降った雨が、山裾に広がる水田を潤し、五穀豊穣にならんことを祈念しておきました。
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