錫ヶ岳〜宿堂坊山〜千手ヶ浜



- GPS
- 12:31
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 1,637m
- 下り
- 1,834m
コースタイム
湯元バス停 9:12
↓
前白根山 11:12
↓
2394mピーク 12:40
↓
テント適地 13:47
------------------------↓2日目-------
テント適地 6:20
↓
錫ヶ岳 7:17〜7:36
↓
2241mピーク 8:07
↓
2077mピーク 8:57〜9:17
↓
↓コースロスト 約20分
↓
宿堂坊山 11:14〜11:31
↓
林道 12:50
↓(林道区間 3km)
千手ヶ浜 13:37
================================
1日目 歩行距離8.8km 行動時間 5時間14分
2日目 同上 12.5km 同上 7時間17分
天候 | 1日目 曇り![]() 2日目 晴れ(暑い) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○下山後の温泉は日光駅前の日帰り入浴施設。 ○使った燃料はEPI 100g弱。 汲んだ水を湯たんぽに作ったりと贅沢に使った(ひえた体に相当な効果あり) 一部登山道はありますが、白根隠山より先は登山道不明瞭。 錫ヶ岳より先はマークやリボンは多くあるものの登山道はない状態。コンパスと地形図は必須。できればGPSを携行したい。 □湯元バス停〜白根隠山(2410m) 一般登山道です 白根隠山を下りる部分にも登山道が付けられており安全に下降できます。 ■白根隠山〜テント適地(2170m鞍部の3分ほど手前) 2394mピークを過ぎたあたりから突如として雪渓が現れます。腐った雪で踏み抜き注意。雪渓の方が歩きやすい場合が多いのですが、雪渓がない部分もあります。 そんな繰り返しなのでコース選びは慎重に。 □テント適地 雪なし 2張り可ほぼ平坦 2分ほど下ると清潔な水場あり。 ■テント適地〜錫ヶ岳 登山道に多少雪渓あり。それと山頂近くに雪渓が残るものの全体的に積雪なし。 ■錫ヶ岳〜2241mピーク付近 めちゃくちゃ急な斜面。 2241mよりさらに100m下るところも急です。 登山道マークは多数ありそれに従って下りるといい。 それを逸れると岩場だったりするので逸れない様に。 ■2207mピーク付近 ピークを一度踏むとそこから先が分かり難い。黄色いマークがあったがそれは間違いで、それをやや下ったところに分かり難い登山口があった。 ここで10分ほど右往左往した。 ■1991mピーク付近あたりからヤブの勢いは弱まり、足元が見えて歩きやすい。そうは言っても登山道は釈然としないのでコンパスで進行方向を確認したい。 ■宿堂坊山付近から沢まで 1991mから宿堂坊山に登るにも登山道はない(と思う) 宿堂坊山から沢まで尾根伝い。 一部急な場所もあるが全体的に笹も少ないので遠くまで見通せる。歩きやすい。 ただし沢に降りる部分は、いままでで最も急な斜面を下りる。 全体に通していえることですが、尾根通しのと思っても笹が被って歩きにくい。 反対に樹林帯は笹はないものの大型ザックでは木の間隔が狭く通り難いとか、倒木が多く歩きにくい。 笹原も樹林帯も一長一短あり、どっちにしろ全てを通してみてもコースは歩きにくい、 |
写真
感想
N氏からストイックな山行に連れていいてもらいたいとリクエストがあり錫ヶ岳や鶏冠山を提案
錫ヶ岳は去年10月末に行っており大体の要領は覚えており問題なく行けそう。
そんな理由で錫ヶ岳に決定
記録→ http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-238561.html
テント装備を背負って錫ヶ岳・・ とにかくザックが引っ掛かり邪魔。 銀マットの外付けなどもっての他でできるだけザック内に収めたい。
1日目テント適地までは大したヤブ漕ぎもなくザックが邪魔だと思うようなことは少なかった。
前白根までの急登に汗を絞られイチバン体力を使った。 白根隠山まではアップダウンは多少あるものの快適な広い尾根 木も生えていない尾根は見晴らしがいい。
2295mピークの近くまでやってきた。
すると雪渓が現れて焦る 男体山や白根山にはほとんど雪がないので、それより標高の低い錫ヶ岳には雪はないだろうと勝手な推測。
実際には軽アイゼンが必要だと思うほど雪があった。 それでも雪渓の距離は短かく急斜面には雪渓はないので不要だと思うこともないが、固い雪に出会うと危険なので軽アイゼンぐらいは用意したい。
テント的に着く直前に明日登る錫ヶ岳の調査 北斜面にはべったりと雪が付いているが登りに使う斜面はほとんど雪がない。
イザとなったら頂上をあきらめて笹や樹林の斜面をトラバースすればいいやと。そんな作戦を立てた。
テント適地に堂々とテントを張る 快適なテント場でいままでテントを張った中でも五指に入る快適さだった。
夕食はN氏提供のモツ煮と生米から炊いたご飯。
やっぱり生米は最高の美味さ! アルファ米とは雲泥の差で山で食べる生米は何て美味しいのだろう! 夕食は腹八分程度に抑えてやることもなくなり寝てしまった。
太陽が沈むとだんだんと寒くなった。
風は強いが周りに誰もおらず、寂しいの一言 一人じゃ絶対に泊まれない。
こんなところでクマの襲撃に遭ったら太刀打ちできないし恐怖感もある。 20時にふと外を眺めると満点の星が輝いていた 都内では見られないほどの星の多さに感動する。
持参したモンベル#4では12時過ぎに寒くて目が覚め2時過ぎにはどうにも耐えれてないほどに・・ 気が付くと4:30だったので何だかんだと寝てしまった。
目覚めは「鳥のさえずり」で理想的な起床だった。
朝食は各自が持ってきた物で、僕は赤飯とヒジキ煮、それとN氏とシェアしたカレー の残り。 思ったより十分に食事ができた。
翌日は6時の出発予定だったが、20分遅発となった。きのう見てビビっていた雪渓は予定コースにはほとんどなかったが、去年の10月より元気のいい笹やぶに往生した。
山頂近くは緩やかになるためか、まだまだ残雪が残っていた。
5ヵ月振りの錫ヶ岳 あまり感動はなかった。しかしあの当時にまさか2度目も立つとは思わなかった。
ここで地図とコンパスを出し、下る方向の確認をする。 結構な急斜面だが笹が密集しているのでイザとなれば笹に手が届けば問題ない。
何とか急斜面を過ぎたが、もう一度100mほど下らなければならない。 地図でも見落としていた。 1時間でやっとの思いで急斜面を下りたが、1時間で進めたのはほんの僅か(1km)でまだまだ錫ヶ岳が大きく見えて愕然とした。
ここまで来れば「楽勝」と思うのは甘い。踏み跡はほとんどなく倒木だらけで笹ヤブに逃げても楽ではない。
道などなく枝を折ったり無理やり突破、倒木を迂回したり下を潜ったりと無駄な体力使うだけ・・ ヤブ山の魅力と思うしかない。
2077mピークはこのコース最高の好展望地でゆっくりできた。
しかし下山口が分からず、下に行ったり再び山頂ではないかと登ったりと10分ほど右往左往した。
宿坊堂山には2077mピークより2時間ほどかかった。 相変わらずタチの悪い笹やぶと樹林帯の倒木には転倒の原因となるため、手探りならぬ足探りでゆっくり歩くしかなかった。
宿坊山に近付くにつれ徐々に笹やぶの勢いはなくなり、木々も太くなり気の間隔が広くなった。 これなら歩きやすい。
宿坊堂山はこれといって展望はなく長居はできそうもない。 ただ急斜面続きで水を消費してしまい残りも350mlを切ってきた。
ここで最後の水をN氏に与えたりして飲みきり、下界に向け一直線に下る。 思ったより急斜面が続いていて最後の急斜面(というか崖)を下るのは苦労した。
ロープは持参したが使うことはなく、目立った滑落や転倒はなかったが木々に足をぶつけたりしたので泥だらけな格好だった。
幸か不幸か千手ヶ浜バス停まで歩くことにした 中禅寺湖に達するなんて気分いいじゃないか! 結果的に正しい選択で始発となる千手ヶ浜からバスに乗ると座席が確保できたり最悪でも大型ザックを置きやすい通路における 途中の西ノ湖BSだったりすると満車で乗れないことがありそうだ。
いやいや疲れた・・ どちらかというと2日目の方が大変である。 千手ヶ浜バス停には自販機などなく冷たいコーラを期待したが当てが外れた。
終ってみてマークが多く迷うことがない 登山道はあるといっている人も多いがやっぱりヤブ道だと思う。
確かにマークは豊富で迷うことはないが、そればかりに頼っていては歩けないのは事実で自力で判断できなければ入ってはいけないコースだと思った。
現に足元を見ても踏み跡はほとんどなかった。
服は泥だらけでとても東武線には乗れない状態で、日光駅前の日帰り温泉で汗を流して帰宅した。
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