山はキツイ。網膜剥離後5カ月ぶりの檜洞丸。
- GPS
- 10:28
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,660m
- 下り
- 1,635m
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
石棚山までの登りは総じてキツイ(キツク感じられたのかもしれない)。石棚山に到達時で登り区間の距離は半分ほどだが、標高は8割ほどこなしていることになる。 大石キャンプ場を過ぎて最初の出合地形(名前は知らない)では地形図を見れば右側の沢(板小屋沢)に入るのは明らかだが、沢登りの連中の残置したものだろうか、赤テープが大量に張られており、こいつに導かれて左手の沢(涸沢)に引っ張り込まれてしまった。かなり奥まで念入りにテープが張られていたが、どう考えても一般道とは思えない処まで踏み込んでしまい、ガーミンを確認すると先ほどの出合地形の辺りで予定ルートから外れている。出合地形まで戻ってみると本来の道標は首の辺りまでガレ石に埋没していた。分岐している地形で地図を確認しなかった己が一番アホなのだが、個人的に張ったテープは回収して欲しいものだ。上掲のルート図で迷い込んだ個所は判ると思う。 この個所以外に迷うところはないと思う。 尚、ルート図のスタートが自然教室になっていないのはガーミンのスイッチを林道の途中で入れたため。 |
写真
感想
1月13日に西丹を歩いたのを最後に、1月末に網膜剥離の手術、3週間の絶対安静、更に3週間の安静を経て、運動制限の解除(糠喜びをしたが、後で確認したら散歩程度なら良いとのことであった)ときて、先月の半ばに「そろそろ山へ行っても良いよ。」と主治医に言われ、20Kgザックを担いで毎日1時間の踏み台昇降を繰り返した後、昨日約5カ月ぶりに西丹に言ってきた。
初めからハードなルートでは厳しいであろうと、西丹沢自然教室を起点として石棚山を経由しての檜洞丸を周回するという約6時間半、途中の林道歩行を含めても7時間足らずのルートではあったが「登山とはこんなにもキツイものであったか。」と改めて認識した大変に厳しい山行となった。
思い返せば東日本大震災の後も、いろいろな事情で半年ほど山から遠ざかった。その際も半年ぶりの山行は堪えると思ったが、今回はあの時とは比較にならないほど堪えた。今回は単に山行が空いただけではなく、トレーニングは勿論のこと、身体を動かすこと自体を禁じられた期間が長かったため、心肺機能は勿論のこと、五体の筋力が相当低下したためであろう。
心肺機能の低下は登りで現れた。とにかく休み休みでなければまるで登れない。再剥離も気になるし、何度も引き返そうかとも思ったが、「山」と名の付く処を何処も踏まないのも悔しいので取り敢えず石棚山だけは踏もうと頑張った。石棚山まで着いてしまえば、後はなだらかな稜線歩きだ、このままピストンで引き返しても、檜洞を踏んでから躑躅新道で降りても大差はないはずだ。実際、稜線歩きをするか、下山後に林道歩きをするかの差でしかない。ならば稜線歩きの方が良いと、檜洞まで歩を進めた。山頂では何処かのショップの顧客ツアーが出立の準備をしていた。
ツアーの下山ルートは躑躅新道だということで、団体さんと御一緒はかなわないので、ツアーを見送ってから暫くしてから山頂を後にした。
筋力の低下は下りで堪えてきた。元々下山は得意としていたので、「下りになれば速い」と登りではアッチコッチをチョロチョロしながら登ることが多いのだが、下りが怖くてしょうがなかった。大きな段差では「あそこに左足、ここに右足と」予めイメージを描いて歩を進めるのが普通だが、イメージと体力のギャップが大きすぎでイメージ通りに身体を動かせない。足が棒になってバランスを維持できない。
半年前には2・3歩でポンポンと降りられた段差が、手を着いたり尻を着いたりしなければとても降りられなかった。
2・3回山行を重ねれば、ブランク中に眠ってしまった筋力が覚醒するのか、はたまた、完全に筋力が落ちてしまったのか、実に気にかかる。
やっとの思いでゴーラ沢出合まで下りてきて、ヤレヤレと思った。
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