美濃戸から阿弥陀-赤岳-硫黄 日帰り
- GPS
- 11:28
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,881m
- 下り
- 1,905m
コースタイム
天候 | 晴れ-曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車料1日1000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
行者小屋-中岳のコル:文三郎道・中岳道分岐から直ぐ、ルートミスに注意 中岳コル-阿弥陀岳:途中小石が多く、落石を起こしやすい場所がありますので注意してください。 硫黄岳-赤岳鉱泉:下って直ぐに雪が残った区間がありますが、足跡がしっかりついていますのでストック等でバランスを取りながら下りました。 |
写真
感想
この時期は八ヶ岳にホテイランとツクモグサを見に行こうと思っていた。
特にホテイランとまだ登っていない阿弥陀岳は外せない。
久しぶりの日曜日の登山、今回一緒だったのは登山は1回だけ、それも高山は登ったことがないという同じ会社のN君、それでも若いから阿弥陀までは行けるだろうと出かけた。途中で彼がへたったら(多分そうなるだろうと思っていたが)赤岳にも行かず、行者小屋に降りてくる予定でいた。
しかし予想が外れ、なんと硫黄岳まで周回して来ることが出来たのは本当にびっくりした。
先ず、南沢に入って直ぐにホテイランをさがす、美濃戸山荘で聞いた情報では今年はほとんど咲いていないとの事だったが、それでも早朝の薄暗い中で8株見つけた。
帰りに明るい中でしっかり写真を撮ろうと思っていたが、結局北沢を下ってきてため無理だった。行者小屋まで自分は普通で1時間40分で歩くのだが、N君は1時間35分、若いだけあってなかなかやるな、これならなんとかツクモグサまで見に行けそうだと期待が高まる。行者小屋でしばし休憩するが、ベンチは霜が降りて肌寒い、ゆっくりしていたら体が冷え切ってしまったので出発。
小屋から阿弥陀岳へのコースは、分岐点から直ぐに足跡をたどっていく。足跡は中岳コルへ向かって雪渓を登っている、それにしては足跡の数が少ないなあと思いつつも雪渓をいく、途中から斜面が急になってきたのでストックを使って登っていく。だいぶ登って足跡がなくなって、ルートロスを確信した。でも方向は間違っていないし、雪渓を登るN君が喜んでいるのでそのまま登って行く。ほとんどコルまできたところ、やっと登山道が分かったのでそこまでトラバースするが、崩れやすい土砂の斜面で非常に気を遣った。
阿弥陀岳は何度も八ヶ岳に来ていても登るのは初めてだった、中岳のコルに荷物をデポして登った。天気も良く目の前に迫る八ヶ岳、遠く富士山・アルプスと視界が効く素晴らしい山だと実感。こんなに良い山だとは思わなかった。
阿弥陀から赤岳は下って中岳に登ってまだ下ってと疲れていると嫌だが、中岳から阿弥陀、中岳から赤岳の景色は良かった。
赤岳直下の岩場はたくさんの登山者で渋滞気味、山頂も人一杯でゆっくり休むには下って他をさがした方が良さそうだった。10時過ぎになると富士山も姿を隠し、南の空に雲がわき上がってきた。でも気温が上がらず歩くには快適だ。
ツクモグサを探しに赤岳から横岳へ移動、目的の一つだったツクモグサは横岳手前から硫黄岳山荘上まで幅広く見かけることが出来た。
さすがにN君は赤岳と横岳の登りでだいぶ効いているようだったが、休憩を増やし、塩分、ポカリを飲む事で復活してきた。なんと登山2度目の初心者にしてこの体力、たいしたもんだよとほめながらもびっくりする。それとも自分が体力が無いのかと心配になってしまう。それでも登山経験が皆無同然なので、大事を取って横岳から硫黄岳山荘までは何度も休憩を入れて、山荘ではさらにゆっくり休憩をして下った。
硫黄岳から下って赤岳鉱泉に着いたのが午後3時頃、ここまで来れば安心、ベンチでゆっくり休憩した後、充実した気分で美濃戸山荘まで降りてきた。長い行程だったけれど、新緑、芽吹き、残雪、岩場、穏やかな稜線歩き、様々な変化に富んだ景観、爽やかな気候が幸いして気持ち的にも体力的にもバテないで帰ってこれたと思う。
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