木曽駒ヶ岳
- GPS
- 03:00
- 距離
- 3.7km
- 登り
- 461m
- 下り
- 463m
コースタイム
- 山行
- 1:40
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 2:25
過去天気図(気象庁) | 2007年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
ホテルのチェックアウトの時、従業員から「メチャ晴れ」と言われるほどの晴天になりました。一刻も早く山に発ちたい思いで、「駒ヶ岳ロープウェイ」までのシャトルバスの発着所である「菅の平バスセンター」は、すでに長蛇の列でした。平日とはいえ、夏山シーズン最盛期とあって、増発された臨時便にやっと乗り込むことができたのです。
「しらび平(1662m)」から「千畳敷(2612m)」まではロープウェイで7分間の空中散歩。運良く、待ち時間なしのベストタイミングでした。ロープウェイのパンフレットに記載されている「東洋随一・標高3000m・眺望絶佳」に偽ることなく、それこそ猛スピードで一気に運んでくれました。ロープウェイスタッフが「今夏で一番の天気」と言っていましたが、「秩父連山」か「ら南アルプス」、「富士山」が雲ひとつかからずに浮かんでいました。
「千畳敷カール」を従える「宝剣岳(2931m)」に圧倒され、目の前と同じシーンを今までに雑誌やネットで数え切れないぐらいに見てきたのですが、それらのどれよりも青い空が待っていてくれました。「待ち時間2時間」は当たり前の帰りのロープウェイが気になって、さっそく登り始めました。まずはお花畑続くカールのど真ん中を進み、「八丁坂」を登りました。さほど急でもなく、「乗越浄土」で給水し、「宝剣山荘」、「天狗荘」を巻いて「中岳(2925m)」に至りました。ここまで来れば目の前の「駒ヶ岳」本峰まではもう少し。「頂上山荘」脇のテン場を通り、コマクサ咲く最後の登りをつめて「中央アルプス」最高峰に立ちました。そして、息子にとっては「百名山」の記念すべき10座目となり、驚くことにコースタイムの半分で登りあげたのです。
山頂からの眺望は絶景この上なしで、東には「南アルプス」と「富士山」、南には「空木岳」、西には「御嶽山」、「乗鞍岳」、「槍穂」から「北アルプス」の山々、北には昨日訪れた「霧ヶ峰」、「蓼科山」、「八ヶ岳連峰」が構えていました。このピークにも社が二つ並び、一つは木曾、もう一つは伊那のものです。
帰りは登る予定だった「宝剣岳」を回避しました。正直怖かったのです。おかげでカールを埋め尽くす花々にシャッターを切りながらノンビリと下山したものだから、ロープウェイは30分待ちになってしまいました。聞くところによると、もう少し遅れると悲惨な結果だったそうです。「千畳敷駅」は「千畳敷ホテル」と併設なので、ほとんどの観光客がここでおしまい。登山客はその一部に過ぎず、次から次へと運ばれてくる観光客で、帰りはたいへんなことになります。
なんとも幸運な山旅でした。期待はしていましたが、まさかこんな快晴の日に当たるとは思いもしませんでした。夏山は晴れても早い時間からガスが沸き立ち、山岳展望は望めないのですが、それもかないました。何よりも3000mの高所と豊富なお花畑や岩稜はまさにアルプスの真骨頂で、息子との楽しい思い出を演出してくれた「木曾駒」に心から感謝したいと思います。いつかまたぜひ訪れたい名峰です。
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