蔵王山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 397m
- 下り
- 696m
コースタイム
天候 | 3/3:曇り、3/4:快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんでした。 |
その他周辺情報 | 山形市内・テルメ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
マフラー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
スノーシュー
行動食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
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感想
3月3日 曇り
君津20:50-22:15鷺沼23:50-1:05佐野SA1:20-1:55上河内SA2:05-2:35那須高原SA2:45-7:10鏡石PA7:25-9:05古関PA9:15-10:00蔵王温泉(509km)
蔵王温泉14:40-15:30ライザワールド15:40-15:45tooCotton(16km)
20:50小雨の中出発。古川さん宅に寄り、鷺沼の高橋さん宅に向かう。今回は高橋さん、古川さんとのキナバルトリオ。三人一緒に山に行くのは一昨年のキナバル山以来だ。
首都高は渋谷付近で渋滞し、22:15に鷺沼に着いた。高橋さん宅でアルガルベ杯の日本vsデン マーク戦を観戦。試合は2−0で日本の勝利。日本は主力を温存して二軍みたいな布陣だったが 、菅澤と大野のゴールで完勝した。次は3/5にアメリカ戦だ。
サッカー終了後も到着時間調整のために1時間ほど休憩して、23:50に出発。
東北道は順調だったが、白河〜白石間が雪のため通行止めになってしまった。130kmもの区間なので、下道に降りても先が長い。那須高原SAのスマートICで降りるか迷ったが、結局そのまま 行くと、3:00頃白河ICの6km手前で渋滞に。下道に降りるための渋滞と思っていたが、一向に動く 気配が無い。しかも雪の為と言いながら白河IC付近では雪は降っておらず、本線上にも雪はない。
那須高原で降りなかった事を後悔しつつ、映画「イーグル・アイ」のDVDを観始めたが、ついに最後まで観ても車は1mも動かない。結局動き出したのは夜が明け始めた6:00過ぎ。白河ICの500m手前まで来たところで通行止めが解除になった。
走り出してみると本線上は少し雪があり、所々凍結している。大した雪では無いが、凍結しているので明るくなるまで通行止めにしたと思われる。チェーン規制すれば良いと思うのだが、何故なのだろう。
那須高原SAを出てから4時間以上経過し、おしっこの我慢も限界寸前で鏡石PAに入ると、トイ レは大混雑していた。特に女子トイレは長蛇の列が出来ている。
今日宿泊するペンションtooCottonには今日の朝食をお願いしてあったが、到底間に合わないので電話でキャンセルした。
一時は蔵王に着くのは昼過ぎかと思われたが、10:00に蔵王温泉に到着。計画では今日山に登り、明日がジャンプの女子ワールドカップ観戦の予定だったが、時間が遅いのと天気が悪いので 、今日ジャンプを観戦し、山には明日登ることにした。
上の台第一駐車場はかなり混んでいたが、なんとか駐車出来た。駐車料金は1日1,000円。
ジャンプ観戦に備えてヒートテックを着て登山靴を履き防寒対策をして出発。
約10分歩いて竜山ゲレンデ脇にあるジャンプ台に到着。ジャンプ台といえば白馬や札幌のラー ジヒルとノーマルヒルが2つ並んだものを思い浮かべるが、蔵王ジャンプ台はヒルサイズ(HS)100m、 K点90mのノーマルヒルジャンプ台だけだった。観客席も想像より狭く、1,500人の観客(主催 者発表)でほぼ満員だった。白馬の観客席は45,000人収容なのでえらい違いだ。観客席といって もジャンプの場合はすべて立ち見だ。
会場入口には樹氷をモチーフにしたキャラクター「じゅっきーくん」の着ぐるみが観客を出迎えている。
女子ジャンプのワールドカップは今シーズンから始まり、今回の蔵王大会が日本で初めての開催なのだ。今日は午前と午後の2戦、明日も1戦あり、2日で3戦が行われる。
我々が着いたときは、午前中の第10戦の1本目のラスト10人が始まるところだった。
ジャンプを生で観るのは初めてだが、上から人が落ちてくる感じで、スタート地点の選手は豆粒のようだ。
日本のエース、中学3年生の高梨沙羅は98.5mで2位、優勝は17歳のアメリカ人サラ・ヘンドリ クソンだった。午後の第11戦は観なかったが、高梨がジャンプ台記録の102.5mで優勝した。
10戦の表彰式を観たあと、ゲレンデ内のレストランでランチ。食後は折角の蔵王温泉 なので、共同浴場めぐり。蔵王には3つの共同浴場があり、駐車場に一番近い「上湯共同浴場」へ 。共同浴場と言うとひなびた感じを想像するが、ここは白木造りのきれいな建物だ。入浴料は200円とリーズナブル。まだ時間が早いので、先客は3人ほど。白濁したお湯はやや熱めだが、気持ち良い。pH1.6と強酸性で舐めるとピリピリする。浴室には洗い場も蛇口も無く、純粋に温まる為の温泉なのだ。
風呂上がりに温泉街を散策。「山口餅屋」という餅専門店でつきたての餅を食べた。くるみ、ずんだ、納豆おろし、きなこ、海苔、おろし、納豆、あずきの8種類があるが、好きな2種類を選べる「2色餅」をくるみとずんだで食べたが、とても美味しかった。やはり「餅は餅屋」である。
その後、「下湯」「河原湯」と残り2軒の共同浴場を見てから駐車場に戻った。
蔵王温泉から今夜宿泊するペンション「tooCotton」のある「蔵王ライザスキー場」まで14km、35分。完全な雪道だが、スタッドレスのお陰でなんなく走破でき、15:30に到着した。
ライザスキー場はリフト3本だけの小さなスキー場だが、あまり客はいない。クワッドリフトの途中にtooCottonが見える。チケット売り場で明日のリフト運転時間を聞くと、通常8:30だが明日 は「ヘルトカップ」というスキー大会があるので、7:30から運転するとのこと。
スキー場の駐車場から少し登ったところにtooCotton専用の駐車場がある。先着は4台。
荷物を持ってゲレンデを少し登りながら横切りtooCottonに到着。
tooCottonは8角形をした3階建てのきれいな建物で、ご主人も感じが良い。玄関はレストランの下の1階にあり、2階にフロントと薪ストーブのあるリビングがある。その隣に客室が2つあり、3階には5部屋がある。我々は2階の202号室で、バストイレ付きの3ベッドルームだ。風呂は小さいので、1階に2つある家族風呂を利用する。
18:30からの夕食まで時間があるので、卵黄と練乳と雪で作る手作りアイスクリームを作った。 先月の浅間山に続いて2回目だが、ちょっと水っぽくなってしまった。気温が高いからか、雪が少ないからか?
夕食はビーフシチューがメインでとても美味しい。デザートとコーヒーも付いている。ご主人はイタリアで修行したとのことで、食事が美味しいのがここの売りになっている。
夕食後、外に出て夜景の撮影をしたが、月が出ている上に雲があって満天の星ではなく残念。気温-5℃とあまり寒くなかった。
朝食は通常7:50からだが、山に登るため早立ちしたいので7:00からにしてもらった。荷物は1階玄関の下駄箱の上に置いていって良いとのこと。ありがたい。
21:30就寝体勢。部屋は20℃と温かく快適だ。
3月4日 快晴
tooCotton8:00-8:35リフト終点
リフト終点8:45(1:15)10:00お釜10:25(35)11:00熊野岳11:30(2:00)13:30リフト終点13:45(30)14:15tooCotton (計4:20)
tooCotton14:55-15:50テルメ16:55-18:20あだたらSA18:50-20:00上河内SA20:40-22:20新橋駅22:20-23:15君津(485km)
5:40起床、快晴だ。
朝食前に外に出てみると、飯豊連峰と朝日連峰が良く見える。
山に登るためにお願いして7:00〜に早めてもらった朝食のメニューは、シチュー、ハム、サラ ダ、パン、洋梨、オレンジジュース、コーヒーでみなとても美味しい。昨日の朝も食べたかった。
食後、テルモスにお湯を入れてもらい、荷物を出入り口の下駄箱の上に置いて出発。
まずは駐車場まで行き、スノーシューとストックを取ってからゲレンデ下部まで降りる。
リフトの1回券300円を2枚買って、ザックとスノーシューを抱えてクワッドリフトに乗る。
リフトの乗り降り時にはスピードを落としてくれてありがたい。クワッドからペアに乗り換えゲレンデ最上部まで上がるが、ペアリフトでも乗降時はスピードを落としてくれる。登山者の多 いスキー場なので、対応に慣れているのだろう。
ゲレンデ最上部でスノーシューを履いて出発。ゲレンデからお釜にかけては広大な雪原、樹氷原で、ガスに巻かれると危険なので、ポールが約10mおきに立てられている。今日は快晴だが、トレースとポールを目安に登る。
積雪は1〜2m程度だが、スノーシューはほとんど潜らず楽に歩けるが、ツボ足では無理な柔らかさだ。
気温は-5℃と比較的高く、しかも無風で日差しが強いので登っていると汗をかくほどだ。
我々以外にもたくさんの人が登ってくるが、山スキーの人やスノボを背負った人も多い。
車道を2回横切ると避難小屋に着く。小屋は1階部分が雪に埋まり、2階の窓から出入りするようになっている。少し雪が入っているが、快適そうだ。
避難小屋から少し登ると、刈田駐車場に着く。そこからお釜の縁まで観光リフトが掛かってい るが、冬は当然動いていない。リフトは2基あり、古い方は廃線になっている。このリフト建設を 巡っては「県境裁判」という事件があり、裁判の影響で結果的に廃業に追い込まれたのが左側の 廃線リフトだった。リフト乗り場の建物には「県境裁判を忘れるな!」という文字が大きく書か れていた。ここは江戸時代から境界問題で揉めており、その因縁も裁判に影響したそうだ。
登山ルートは古い廃線リフト沿いに付けられている。今回の熊野岳までのコースはほとんどが緩斜面だが、このリフトの架かったところだけが急斜面になっている。
10:00お釜に到着。リフト終点から1時間15分だった。まずまず順調だ。
刈田岳から熊野岳にかけての稜線・馬の背からはお釜は見えないので、少し下ってお釜を覗くが、お釜の縁の最上部には巨大な雪庇が張り出していて恐ろしげだ。
刈田岳はパスして蔵王の最高峰、1,840.5mの熊野岳を目指す。場所によっては少し潜って歩き にくく、クラストしている部分は堅くて歩きやすい。
お釜から熊野岳にかけてはシュカブラがとても綺麗だ。風の強さを窺わせるが、今日は無風だ。
夏道とポールは稜線伝いに付けられているが、視界が良く雪でどこでも歩けるので、熊野岳に向かって最短コースを登る。11:00、お釜から35分で熊野岳に登頂。山頂には蔵王山神社があり、大勢の登山者が休んでいる。
山頂からは360度の大展望だ。吾妻連峰、飯豊連峰、朝日連峰、月山が素晴らしい!
山頂で展望を楽しみ、行動食を食べて、記念撮影をして下山開始。
下山を始めると眼下に避難小屋が見えるので、馬の背を経由せず、最短距離で降りる事にした。 途中の斜度や谷の存在も気になったが、スキーとスノーシューのトレースがあったので、それを 辿りながら下ると、スノーシューのトレースが途切れ、3人パーティーが休憩していた。
スキーのトレースは続いているが、雪が柔らかくなり、斜度も増してきてスノーシューでは行 けそうも無いので、登り返してリフト沿いのルートに戻る。1時間近くロスしてしまったが、好天と展望を満喫する時間が長くなったので、まんざら損した気分ではない。
ゲレンデではスキーの大会が続いており、大回転競技が行われていた。
tooCottonで着替えをし、荷物は宿の主人がスノーモービルで駐車場まで運んでくれた。
昨日は真っ白だった道路は日差しで融けて乾いている所、シャーベット状のところ、雪のところ がミックスしているがスタッドレスのお陰で安心して走れる。
山形市内のスーパー銭湯「テルメ」で汗を流した。
山形道は空いており、路面も乾燥している。東北道も比較的空いている。上河内SAで餃子の夕食を食べたが、さすがに大人気で時間が掛かった。
首都高・八重洲の降車場で高橋さんを下ろそうとしたが、分岐を間違えてしまい、一旦高速を降りて新橋駅前で別れる。
23:15我が家に到着。天気が良く最高の山行だった。
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