秩父札所巡り;29番30番浦山口駅から三峰口駅まで
- GPS
- 04:27
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 210m
- 下り
- 149m
コースタイム
08:50 29番笹戸山 長泉院 (ささとさん ちょうせんいん)
09:00 出発
09:13 若御子神社(わかみこじんじゃ)
09:17 清雲寺
09:36 武州中川駅
10:08 武州日野駅
少し迷う
10:21 道の駅あらかわ
休憩
11:16 出発
11:43 白久の串人形
11:47 白久駅
12:00 30番瑞龍山 法雲寺(ずいりゅうさん ほううんじ)
12:20 出発
12:57 三峰口駅
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り;三峰口駅影森行き13:20→影森駅13:36 同駅発羽生行き13:55→御花畑駅13:58 西武秩父線西武秩父駅発飯能行き14:08→ |
コース状況/ 危険箇所等 |
・浦山口駅を背にして左側へ進み、民家脇を通り舗装道路に出るのですが、『斜め↑矢印橋立川キャンプ場』の看板に『巡路道』の札があるので、斜め上に上がるのか?と思いましたがまっすぐで正解、少しすると順路札が出てきます。 ・清雲寺から武州日野駅方面への道が、わたしの地図2枚が違うルートで描かれています。20番から25番まで江戸巡礼古道を選択して歩いていたのですが、29番からの道も一部存在しているのかもしれません。石の道標、馬頭尊、馬頭観音、順路札が基本で進むのですが。1枚の地図は武州中川駅の武州日野駅寄りの踏み切りを渡るルートですが、もう1枚の地図は武州中川駅近くを少しも通らず千手観音堂から進み武州日野駅手前で秩父鉄道を渡り国道へ出るルートでした。 ・武州日野駅から『道の駅あらかわ』までは国道イヤさで畑・果実園の中を歩き遍路順路道は通りませんでした。 ・トイレは駅、浦山口駅からの道、各札所、白久駅近く。自販機もそこかしこにあります。 |
写真
感想
水曜日、雨。
でも朝起きたら霧雨ていど。
…暑いよりマシじゃん。。。
と思い、大急ぎで仕度をして駅へ急ぎましたが。
飯能駅で西武秩父行きは接続がわるく、レッドアローでさえ20分近く待つハメになりますし、普通で行ったらさらにプラス20分近く待ち、挙句秩父鉄道の接続が…
5分で西武秩父駅から御花畑駅まで行けるか?
いけるわけないのでレッドアローに乗ります。
レッドアローは早くていいのですが、早すぎて眠れないのが難点。
横瀬駅で目が覚めた時に現れている武甲山を見るのが好きなのですが、とはいっても今日の天気ではどのみちたわごと、ですが。
浦山口駅ではわたしの他に男性1名が下車しただけでした。
雨は強くはありませんが傘は差さないと歩けない、といったところでしょうか。
29番はそう遠くなく、駅でお会いした男性とすれ違いました。
と、観音堂に着いて、納め札を忘れたことに気がつく。
ん〜。。。
12番と23番は2回行って2枚納めたからいっか…
と 全く理に適っていない屁理屈をこじつけて雨の中を進みます。
若御子神社に突き当たり、案内板に若御子断層、若御子遊歩道、若御子峠、等描いてあります。
しぜん、若御子山へすんなり行ってしまっているイラスト・マップが可笑しい。
行きませんよ、行きません、
と武州中川駅方向へ順路札を辿って行ったつもりだったのですが…
若御子山の苦戦を思い出していたせいか、方向は合ってはいるのですが遍路路とは違う所を歩いてしまったようでした。
その後も、見知った駅を見た安心感、西へ西へ秩父鉄道沿い、と考えていた甘さから、地図を確認しないで国道沿いの市役所荒川総合支所から江戸古道に入るのを見逃してしまいました。
芭蕉の句碑もまたあり、「むかし幾計 秩父殿さへ すまふとり」。
この句は秩父殿(鼻山重忠)が関東に名の高かった相撲取りを負かした話をうたったといわれていて、気にはしていたはずなのに。
なんたる失態。
ガックリで『道の駅あらかわ』にポコッと着き休憩を決めます。
やたら『行者ニンニク』が目に付くので食事処へ行くと『行者ニンニクラーメン』『行者ニンニクうどん』『行者ニンニクソフトクリーム』?!
きのこ蕎麦等、普通のメニューもありましたが、お蕎麦を食べたかったので、でも
『そばがき 行者ニンニクたれ付き』
に しておきました。
美味しかったです。
お店のおねえさんが
「行者にんにくは味、効能、他料理との相性、どれをとっても間違いなく山菜の王様、アリシンを沢山含んでおり、固まった血液を溶かし、血液中の脂肪を減らす効果があり、疲労感、肌荒れの原因となっていた内蔵脂肪が減り、血圧が安定し、視力の衰えを抑制するとも言われていて、ユリ科だからにおわない」とのことです。(店内の説明書と頂いた効能書きも付け足す)
箸やすめの蕗みそ、おかわりしたいくらい美味しかったのでこれも買います。
みやげ物の売店では、中学生が校外学習でレジを担当していました。
お釣りを渡してくれるのになんかオドオドしていて可愛らしかった。
満足して先へ進みます。
30番法雲寺は白久駅から熊倉山登山口への道の途中です。
この道は実に3度目ですね。
林道コースで上ったときと酉谷山から下りて来たときとあわせて。
白久駅の前は相変わらず何もありません。
道を行くにしたがって広い家、洒落た家、以前は気が付かなかったけれどずいぶん高い所に家が建っています。
坂道を上り、石段を上がりきると観音堂です。
年配の女性がお二人、座ってお話していらっしゃいました。
小さな『楊貴妃観音像』が、うす暗闇の中でも華やかです。
裏山に道が続き、少し歩くと古い石仏が並んでいます。
若いときに雨の中、鎌倉のお寺へ行ったことが思い出されました。
雨の日、静かな時間を過ごせました。
なんだか、傷心のうら若き女性に戻ったような、そんな感じでした。
三峰口駅までは
「こっちで本当にいいの?」
というような道を順路札通りに進みます。
駅前で電車が停車しているな、と思ったらお蕎麦屋さんのおねえさんがガラガラと引き戸を開け
「いらっしゃいませー」
まさに、招き猫。
・三峰口から先、贄川あたり『一部危険な場所があります』→雨だと心配倍増。
・入院中の知人から術後安定したから西武池袋線ならお寄り下さい、とメールが入っていた→お見舞い行こうか。
・前にもこのお店、入ってみたかった→今日『蕎麦』は食べていない
・電車は20分後発。
瞬時に撤退決定。
静かで広々としていて、ゆっくり食べられたらもっと良かったのですが、歯ごたえがあって美味しかったです。
帰りの西武秩父線は正丸トンネルの中から睡魔にドカンと襲われて、気がついたら高麗駅でした。
アタマは寝起きで朦朧としていました。
でも切り上げて帰ってきたのだからお見舞い、といきたかったのですが、自分が
くちゃい。
汗かいて雨具の下は雨で蒸れて得たいの知れぬ発酵食品と酢酸が混ざったように
くさ。
お見舞いに行けないメールを送信してなるべく小さくなって西武池袋線に揺られて帰途に着きました。
23501歩。
持参したお水は200ccも摂りませんでしたが、食事で500cc以上摂りました。
今日のコースは、また行ければ行きたいな、と今から思っています。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
miketamaさん、こんばんは。
レコを読んでると、なんか迷路のような。。。
ルートがハッキリした登山道の方がよっぽど迷わない感じですね。
それにしても西武鉄道と秩父鉄道は乗り継ぎ悪いんですね⁈
二度ばかり使った事がありましたが、時間かかるので、足が遠のきました。
雰囲気は好きなんですが。。。
道の駅 あらかわ のそば、機会があれば是非食べてみたいです。
すみません、その他、学が無いので良く解りません
shadow1100さん こんばんは!
昔のひとが歩いていた道に目印として石の道標や馬頭尊があり、そこに国道が出来たり鉄道建設などで本来の道(江戸古道)が、よくわからなくなったのと、よくわからないから新しい巡礼道が出来、ごちゃごちゃになります。
いい気になって歩いていると間違える、
お山の中と似てはいます
秩父鉄道も計画たてて行けばいいのですが、なにしろ本数が少ないので
次回のことを考えると、もっと行きたかったのですが萎えました
懐かしい。ただ懐かしい。お写真の数々。
どこかで見た記憶のある美しすぎる庭園やら浦山ダムやら。あったなあ、そういうのが。
基本は、江戸巡礼古道をたどりつつも気ままに脇道にそれてみたり。
道すがら、たまたま見つけた蕎麦屋でお食事したり、気に入ったものをお土産にしたり。
札所巡りの王道的な醍醐味を楽しまれるとしか思えません。
私は冬だったので、蕎麦の花は咲いていませんでしたけど、いくつもの蕎麦屋で食事をされているのを見るうちに、秋の新蕎麦の季節にでも訪れてみたくなりました。
11月頃には、このあたりで新蕎麦祭りをやるようですし。
電車で行くのは、大変ですね。電車ですと、なかなか温泉が。
私は車で道の駅ちちぶまで行って、そこからバスと電車利用でしたので、帰りは温泉にも入れましたし。
次回からは、いよいよ厳しさが一層増してくると思います。
結願成就される頃には、かなり脚力が鍛えられていると思います。
miketamaさん、こんばんは!
長閑な風景の中を歩く札所巡り、この季節ならでは
の風情がありますね。たまには雨の中を歩きたいと
思いますが、そういう時に限って晴れてしまいます。
秩父は蕎麦の産地だったんですか〜自分も蕎麦好き
なので暑いときはざるorもりをよく食べます。
駅の立ち蕎麦は超リピーターです
秩父札所巡り、
最初はやたらガツガツと歩いていましたが、迷いながらも(^^;)迷ったからこそ遭遇する風景、秩父のひと、味、それから段々に江戸時代の庶民の癒しの旅の共同幻想を感じるようになって来ました。
『秩父甲州往還道分岐点』
などと書かれた旧い石の道標を見るとどれだけの人がここを往来したのだろうと思います。
江戸から近く、関所もないから女性の巡礼も容易で人気も高かったみたいですネ。
観音さまと縁を結び、現世ご利益を願えてなんて、物見遊山の趣も江戸庶民のおおらかなパワーを感じます。
エッ、
だからお蕎麦食べたりビール飲んだりしているんでしょ、
って?
フフ
moglessさんが印象深かった音楽寺を、その寺号から歌手のヒット祈願にこじつけてしまう現代人のむりくりもある意味では面白いですよね。
秩父事件で蜂起した武装の数千人が同じ境内で休息した史実を思うと、なんだか本当に慈悲広大無辺の観音さまー!
と 思いませんか。
ローラーすべり台でひと遊びしてから手を合わせに行くわたしもわたし、ですが(^^;)
からだの(アタマの?)50%はユーミン で出来ているので、雨、わたしも好きです(^0^)
ホント、tabidoriさんが仰るとおり、この風景でひとり雨の中歩いていると風情、そうですね、おセンチになり、現世の不幸は別の所にあるのにミョーにぺシミステイックな気分になり、それを楽しんでいます
ロマンチスト、ではないのですが、ただ、見られなかった芭蕉の句碑ですが、
あっ、芭蕉翁は秩父は歩いてないみたいですね
ですが江戸時代の俳人が戦国武将の畠山重忠を思い浮かべて俳句を作っていたことを知り得ました。
それにはロマン感じましたね!
こちらの方でもり蕎麦を頼むと、+@が堪えられまっしぇえ〜ん
立ち食い蕎麦もよく行きます
先日も山手線が止まってしまい、仕方ないから立ち食いそばを食べて動き出すのを待ち、幸い遅刻せず行けたのですが、仕事先の人からは呆れられました
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する