宮之浦岳
- GPS
- 07:40
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 866m
- 下り
- 869m
コースタイム
05:59 淀川小屋
06:58 小花之江河
07:05 花之江河
07:19 黒味分かれ
08:56 くりお岳
09:16 宮之浦岳 09:19
09:26 くりお岳
10:50 黒味分かれ
11:04 花之江河
11:12 小花之江河
12:08 淀川小屋12:28
13:06 淀川登山口
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
淀川登山口、案内板に登山ポストあり。トイレあり。中に着替えられるスペースあり。車は10台程度駐車できる位。道に危険な個所は無い。また間違いそうな場所もない。 |
写真
感想
淀川登山口から荒川登山口へ日帰り縦走予定で歩く。たいした距離もなく、ハイキング気分であっけなく山頂に着いてしまった。しかし、天気が悪いのと、荒川登山口に迎えに来てもらおうとタクシー会社に電話するも、繋がらないため、考えた末、引き返すことに。途中怪我した人も気になっていたので、淀川登山口へ向かうと、その人は登山口に立っていた。その後車で病院へ行くことに。
朝5時過ぎに淀川登山口に着いた。3台車が止まっていた。一台隣の人たちが歩き始める。僕は雨が止むのかと考えている。場合によっては明日でも良いのかと思いながら屋久島に来た限り天気の良い日を選ぶことは出来ないのだろうと思いとりあえず出発する。登山口の案内板の所に届を出す。
最初は森の中で暗いため、ヘッドランプを点けた。歩き始めてこの道はあまり高度を稼がないと思った。登って降りての繰り返しなのだ。
右手に少し開けたところが見えてきたらそこが淀川小屋だった。何人かの人が食事の用意をしている。雨は小雨だ。そのまま通り過ぎ、橋を渡る。綺麗な流れだ。何年か前、この橋が駄目で、淀川登山口からの登山道全てを立ち入り禁止にした事があった。馬鹿げている。あの時、直前に知って、行き先を変更したのだ。
ここからは少し登るがたいしたことは無い。やがて木製の階段が増え始める。そして木道も増えてくる。やがて右手に展望所と書かれた標識があった。一応行っては見るが何も見えない。
そこから少し登ると道は下っていく。下りきると小花之江河に出た。木道が敷かれている以外、湿原らしさは全く無い。ここで登山口から3.8km地点だ。
木道を歩いて行くとすぐに、山頂まで4km、登山口から4kmの標識に出た。ここで半分か。わずかに登って降りると花之江河。ここも木道以外湿原らしさは無い。どうも湿原というと、八幡平や、雨竜沼を思い出す自分にとって、ここの湿原はらしくない。
徐々に石楠花の木が増えてきている。木道はまだまだ続き、道の真ん中に岩があるところが黒味分かれであった。そして岩と砂地のようなところを歩いて行く。ロープを過ぎ、登って行った所が投石湿原と書かれてあった。ここから木道を歩き大きな岩の上を歩く、尾根沿いのせいか風が冷たい。またカメラに雨がかからないようにするために気を使う。
やがて尾根の西側を回り込むように歩いて行く。少し広まった所を通過後右手の岩の上に遭難碑が立っていた。木道があってすぐに前方で人の叫び声が聞こえた。誰か居るのか。すぐに岩の下で蹲っている人がいた。肘を骨折したと言う。触らしてもらったが、腫れは無い。だが痛みは尋常では無さそうだ。ここから携帯は通じない。話し合った結果、その人は登山口まで歩くと言う。痛いところは肘以外ないと言うので、頑張って下さいと言って進むことにした。
笹の間をいくと木道となり一面シャクナゲの木がある。すぐに山頂までの最後の水場と書いてある案内板を通過。山頂まではあと1km余りだ。トイレブースを右手に見送ると、笹原の中をわずかに急な道になる。石楠花が綺麗に咲いている。ぼんやりと大きな岩が浮かんでくる。斜面を登りきるとくりお岳の大きな岩だった。ここの祠で一休み。カメラのレンズの曇りをとる。やはり雨の日は面倒くさい。さて最後の登りに向かおう。途中出会った人に、先ほどの肘を怪我した人の事を言った。
もし出会ったら、よろしくお願いしますと伝えておいた。間もなくあっけなく山頂に出た。4時間もかからず着いてしまった。タクシー会社で確認しておいたので、東側が見通せる所からは携帯が通じると言うことだが、どうも繋がらない。風があるためとりあえず山頂を過ぎた所の岩陰に行って、おにぎりを食べた。何度も携帯を試みるもやはり駄目だった。ここから荒川登山口まで楽勝で縦走は出来るが、タクシーが来てくれなければ、淀川登山口まで戻れない。天気も悪く、昼からは雨も本降りになるようだ。先ほどの怪我した人も気にかかるので、結局引き返すことにした。食事を終え、一眼レフを終う。防水カメラを取り出して帰りはこれで記録すれば良いだろう。
復路はただ引き返すだけなので、滑りやすいところに気をつけながらのんびり降りて行く。時々登ってくる人たちとすれ違う。さすがに屋久島だ。結構な人が登ってくる。所々石楠花が綺麗に咲いているのを愛でながら、歩き続ける。花之江河までは割と小降りだったせいで、行きよりも周りが見えた。ヒメシャラの木も結構あった。小花之江河からわずかに登り降りて行く。再び登って降りて行くと橋が見えてくる。淀川小屋に山頂直下であった人が食事をしていた。結局肘を怪我した人には会わなかったらしい。僕もここで20分休憩して、残りのおにぎりを食べて、出発する。再び登り下りの繰り返しで淀川登山口に着いた。ここで怪我した方が、案内板の小さな屋根の下で雨宿りしていた。レンタカーに乗り込み先ほどの方も一緒に道を下っていく。この後病院に行くことになる。
覚悟はしていたが雨の屋久島となってしまった。まあ無事に宮の浦岳に登れたのだから良かった。ただ、あっけなく登れた事にちょっと戸惑いを感じた。もう少し辛いのかと思っていた。3月に登ったダイトレの方が厳しかったからか。
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