マイナーな平頂ピーク「大中子山」(奥会津)
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 839m
- 下り
- 826m
コースタイム
- 山行
- 4:55
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 6:40
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
(アクセス道) 川俣檜枝岐林道は一部除雪されているが関係車両以外通行止 (取り付き点) 国道352川窪橋から約2.7キロ入った林道の牛首橋手前左側 (登山路) 整備された登山路なし。序盤無雪の急登、中盤笹薮、終盤全面雪渓と変化 |
写真
装備
個人装備 |
アイゼン
ワカン
GPS
|
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備考 | 林道取り付き点付近は車両1台分(路肩)の駐車スペースしか無い。 |
感想
1.今季残雪藪山第3弾は福島県檜枝岐村東方の「大中子山」(オオナゴヤマ、1,843.6m)である。
2.週央からの天候悪化予報や連休(GW)中の人出増を避けるため急遽入山したが、当地の前夜は強風と小雨、小雪の荒天だった。当日朝も気温が低く(am5:00で氷点下0.6℃、風速am6:00で3.7m)、一瞬入山に迷ったが晴天予報に期待を寄せ強行した。
3.この山は会津百名山の一つだが登山道は無く、近年のネット記録も見つからなかったが、1,400m付近までの無雪部分では微かに獣か登山者かの判別不明な踏み跡が有った。
4.山頂付近の雪上にも今季のトレース痕があったので、それなりに登られているのかも知れない。
5.ルートは序盤取付けから1380mまでの無雪急登尾根、中盤P1580までの藪漕ぎ(ミヤコザサ、ネマガリダケ)、終盤針葉樹の1800m雪原台地と大別され変化に富むが、勝負どころは序盤の急登突破(標高差 330m)かと思われた。
6.また中盤の尾根には巨木や倒木が続き、その都度左右の雪渓に逃げて迂回した。復路は積極的に歩きやすい雪渓上に出て下った。
7.この日はハイドレーションも凍るやや季節外れ?の寒さだったが、終盤山頂台地の針葉樹林を抜けると陽当りも増して快適な雪原歩きに変わった。(ただし、寒さによりルート上は帰路も氷結で硬く、急斜面であまり踵が使えなかった為か、身体の老化か下山後下肢大腿筋の腫れが辛かった。)
8.奥会津のマイナーな山頂ではひとり静かに東方の延びやかな福島・栃木県境稜線の大展望を心ゆくまで楽しむことが出来た。
私の大好きな奥会津の山々、今回も奥会津バンザイ!である。(完)
コメント
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始めまして
「深跡」は大中子山三角点の点名です。
昨日、tonkaraさん他、過去の長須ヶ玉山の登頂記録を参考にして登頂しました。
長須ヶ玉山から大中子山を眺めましたら、山頂は常緑樹はあまりなく、ダケカンバが多いように見えました。
やはり、大中子山頂上も展望無しでしたか?
私、大中子山は無雪期にでも、距離が短くて渡渉もない深戸沢左岸尾根か、呼出沢右岸尾根で行こうかなぁと思っています。
takeyama2 さん、はじめまして
三角点の点名ご教示戴き有り難うございました。標石は積雪期確認出来ませんが、山名と異なるケースがあるのですね。山頂台地東側はダケカンバ等広葉樹の林層がありました。
長須ケ玉山のレコ拝見致しました。
豊富な登山歴をお持ちになり、強靭な体力とご健脚振りに驚きました。
地味ながら本当にいい雰囲気です。
ただ針葉樹林帯だと視界がきき辛く、ルーファイには要注意ですね。
シーズン終盤ですが、奥会津はまだまだ登れそうですね。
kamadamさん、こんばんは
奥会津は今季平年並みの積雪で始まりましたが、3月中旬頃からの暑さで急激に残雪量が減少した感じです。それでも現在は概ね標高1,500m迄上れば残雪があり、暫くの間残雪登山が楽しめそうです。
但しどちらも3〜500mの急登から始まる当域の特徴が有りますから、ある程度の脚力が求められます。
近年の体力衰退は否めず、年々山選びが難しくなっています。
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