【八ヶ岳】暴風吹き荒れる、ちょいと冬に戻った硫黄岳
- GPS
- 07:39
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,452m
- 下り
- 1,445m
コースタイム
- 山行
- 7:03
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 7:33
天候 | 晴れ後曇り(暴風伴う) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場に至るには新開方面からの方が比較的楽。稲子湯側からはやや遠回りになるのと、道が狭い区間が長いです。新開側の場合、途中の集落内は極めて道が狭いため、徐行を心掛けるようにお願いします。ただし、短いセクションです。なお、駐車場に至る途中落石多発地帯があるため、要注意です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【本沢入口〜本沢温泉】 ほぼ夏道です。特に危険個所はありません。 【本沢温泉〜夏沢峠】 本沢温泉から先の樹林帯は殆どが残雪で、アイゼン等必要。 【夏沢峠〜硫黄岳山頂】 凍結箇所多く、アイゼン等必要です。 【夏沢峠〜箕冠山】 樹林帯になるので、残雪多めです。アイゼン等必要です。 【箕冠山〜根石岳】 箕冠山からの下りはアイゼン必要ですが、根石岳まではほぼ夏道。なお、ここは風が抜ける地形なので、風が強い時は要注意です。この日もまっすぐ歩けないほどの強風で大変でした。 【根石岳〜白砂新道〜本沢温泉】 未だ開通していない道でした。上部は道が未だ出ておらず、また残雪地帯もトレース薄く、道迷い注意です。また、踏まれていない残雪地帯のため、踏み抜き多めです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
アイゼン
行動食
飲料
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
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感想
暴風吹き荒れる、ちょっとだけ冬に戻った八ヶ岳(硫黄岳)に行って来ました。暴風になることだけは想定外だったので、結構苦労した山行になってしまいましたがまずまず楽しめた地元の山でした。
駐車場についた頃が午前4時30分頃で、既に空は明るくなっており、いよいよもって冬は終わりを迎えたんだなーと意気込んでドアを開けた瞬間、自分の考えは間違いだと気が付くほどの寒風が吹き荒れておりました。たまらずドアを閉め、ザックから防寒具を取り出し、着込んで準備開始です。それでも寒いと感じるほどで、本沢温泉に着くまでの緩い道では体温もさして上がらず、むしろ時より吹いてくるすさまじく冷たい風で「撤退かな...」と思うほど。
本沢温泉に着いてからは大分風もなりを潜め、また太陽も力強さを増してこれならば行けるかなと、夏沢峠までの登りを開始。ちなみにこの時点で白砂新道封鎖の状況を確認しておればと...下山してから軽く後悔でした。夏沢峠までの道はほぼ残雪で、アイゼンがバシバシ決まる楽しい道でした。
夏沢峠に着くと、周りの木々がザワザワとすさまじい音を出しており、風は強まる一方のようでした。ただし、急登で体温が上がってるので、まぁなんとか行けるかと、硫黄岳に足を進めました。高度上げ、樹林が切れると遮るものは当然無くなり、すさまじい風でバランスを保つのが難しくなり、余計な体力を使うようになります。ついでに体温ががんがん持って行かれ、頂上に着くころには手指、腕の動きが大分鈍くなってしまってました。しかし、そんな硫黄岳の頂上からは南八ヶ岳の荘厳な景色を拝むことが出来、大満足でした。まぁ10分もたってられないほどだったので、そさくさと下山でした。
夏沢峠に戻るころには身体が冷え切ってしまい、どうしたものかと思案していると日のよく当たる大岩が...ためしに身体をくっつけてみると、暖かい...。某漫画で見たような感じで、「あったけぇ」と言いながら体温補充して、根石までは頑張ろうと再び気力が湧いてきた感じですね。
箕冠山までは樹林帯だったので、風も当たらず、良い感じに進めていけました。が、分岐点から根石岳へ下ると、これまた風の通り道になっており、転ぶほどの暴風で一歩進むのも中々に大変でした。とはいえ広い尾根なので、ゆっくりと、確実に進めて行けるのが幸いでしたね。高度が低い分、風もさほど冷たいと感じるほどでは無しです。
根石岳では当初計画ではカップラーメンでも食べるかと考えてましたが、物理的にまずもって不可能なほど風吹いてたので、あきらめて白砂新道から下山することにしました。が、この道、夏道が出てないためかなり苦労することになるのと、気温があがったために雪が腐りはて、この日一番苦労した道でしたね。まぁそもそも閉鎖中の道なので、歩くこと自体間違えてはいたんですが...知らずに入ったがために、大分苦労するハメになりました。皆様も十分にお気をつけくださいませ...。ちなみに樹林帯の中の残雪も全く踏まれてないため、ばっすり踏み抜いて、表面の氷ですねを痛めるという拷問が続いた感じですね。青たんこさえまくって下山です。
本沢温泉に着くころには防寒具を着てると暑いぐらいだったので、一枚脱いで心地よい風の中を下山し、ちょいと時間がかかりましたが12時半前には下山完了できました。この時点で駐車場には自車含め4台という感じでしたね。反対側(桜平)からに比べれば長丁場になるから、あんまり人気がないのかなーと思いましたが、そもそもまだシーズンじゃないっていうのもあるかと、考えつつ、自宅に戻りました。
自宅からそこそこ近くて、良い感じに鍛えることができる良きコースかなと思うのと、本沢温泉は泊まってみたい宿ですので、夏前にはまた来ようかと思います。
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