二瀬ダムから和名倉山往復
- GPS
- 07:32
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 1,886m
- 下り
- 1,880m
コースタイム
- 山行
- 7:03
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 7:32
天候 | 曇り後晴れ 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山地図では点線コースになっていて、実際に踏み跡が怪しい箇所もあったが、赤とピンクのマーキングが各所にあるので、それを見落とさない限り特に問題はなかった。 |
写真
感想
二瀬ダム展望台の駐車場には4:10に到着。自分以外に何台か駐車しているが、何をしているのかは不明。ここで準備をして4:27に出発。まだ暗かったが街灯やダムサイトの灯りがあったのでヘッドライトなしでも歩くことができた。アスファルト道路を15分ほど歩くと吊り橋へ降りる道が出てきた。ここに駐車スペースがあって通過時はガラガラだった。ここにクルマを駐めていれば往復で30分弱程度は行動時間を短縮できたが、今更思っても仕方ないことである。駐車場から下り5分ほど進むと遠くから見えた吊り橋に至る。暗い時間帯のダム湖の湖面は不気味なので、足下だけ見て進む。吊り橋を渡り終えると本格的な登山道開始。いきなりの急登が始まる。日の出前の涼しい時刻なのが幸い。それにしても急な登りが続く。今年はまだ無雪期山行が今日で3回目なので、夏用の体ができていないような雰囲気。足が攣らないように気を付けて登る。急登を終えると尾根歩きが始まるが、この尾根も急登だった。駐車場から和名倉山山頂までは標高差1,500メートル程度なので、登りも楽ではないと思っていたが想像以上だった。出発時は気温9℃と涼しいというよりも寒いほどだったが、急登の連続で暑く感じるほどに。既に来ていたジャケットなどは脱いで長袖シャツ一枚で歩く。
このコース道標は「和名倉山」と「二瀬」しかなくて、時折「反射板」や「造林小屋跡」なども見られたが例外的で、自分の位置を知るのが難しかった。急登が一段落すると造林小屋跡付近まではアップダウンの少ないルートを歩く。このありから苔も見られ始め、北八ヶ岳のような雰囲気にも見えた。天気は朝のうち曇っていたが、徐々に晴れ間も出始めた。今日は寒気が入っていて気温が上がると雷雨もありそうな予報だったので、とにかく早めに下山したいと考えていた。
造林小屋跡から先は再び急登が始まる。本当ならジグザグで登りそうなところを直登気味に登るのでたまらない。とは言え他にルートもないので慎重に登るしかない。尾根に上がれば傾斜は多少は緩くなるが、今度は標高が上がったせいか、寒さを感じるようになってきた。寒気が入っているせいかもしれない。寒いが行動していればちょうど良い程度なので、ジャケットは着ないで進む。山頂の直下付近まで上がると再び苔の森を歩く。出発してから樹林帯のみで眺望は全くなく、見る物と言えば樹木か苔くらいしかない。地味なところとは想像していたが、思っていた以上と言わざるを得ない。標高を上げてもそれは変わらず、結局何も見えないままで8:23和名倉山の山頂に到着。無人。というよりも、今日はここに至るまで誰とも会わなかった。通常とは異なる状況とは言え、連休のまっただ中なのにこの人の少なさには驚かされた。今日は天候的には荒れそうなので、登山自体を回避した人も多かったのかもしれない。アルプスでは雪の予報が出ていた。
山頂周辺の岩に腰掛けて休憩する。風は樹林で遮られるが、風そのものが冷たくて寒い。ジャケットを着て暖を取り、持参したパンを食べて減らす。出発から4時間弱かかったが、山頂での休憩以外は1回だけだった。荷物が軽いから休憩が少なくてもなんとかなってしまった。ただ山頂からは何も見えず殺風景なので、10分ほど休んだ後に下山を開始。山頂付近はドコモのスマホも圏外だった。下り始めるとさすがに登りの登山者とすれ違うようになる。ここまで誰とも行き会わなかったが、それは自分の出発が早かったのが原因だったようだ。登りつらかった急登箇所は下りもやはりきつくて、ペースも全然上がらなかった。急坂が多いので、そこで転げて落ちないよう慎重に進む。落石にも注意する。ダム湖への下りは急坂の中でも一番大変だった。行程的に最後になるし、登山道が狭いうえに急なので、滑落しないように注意して進むしかなかった。ジグザグで降りると徐々に湖面の青が見えるようになる。登山道を下りきると朝渡ってきた吊り橋を再度渡る。明るい時間帯に渡れば不気味さもないので写真を撮りながら進めた。駐車スペースまで上がるとクルマがひっきりなしに通っている。やはり連休だと思えた。ここに駐車していたら余計に歩く必要はなかったのだが、今日はこの先まで歩かなくてはならない。再びダムの上を歩いて駐車場には11:55に到着。朝はガラガラだったが、正午前の時間でもやはりガラガラだった。それでも観光客が寄ってダムの見物をしているようだった。トイレのみ利用の人もいるのだろう。
和名倉山は今回が初めての訪問だったが想像以上に地味で、秩父側からの再訪はないと思う。何より標高差1,500メートルはきつくて、これを書いている時点でも足はあちこち痛い。
いつかは登りたい埼玉県最高峰、様子がよくわかりました!
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