金峰山
- GPS
- 06:30
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 463m
- 下り
- 462m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特になく整備されたゆるやかな道が多いです。 朝日岳を越えたあたりのガレ場は落石を作らないように注意。 大弛小屋でカレー、コーヒーをいただきました。なかなか美味しかったです。 下山後は隼の湯という温泉に行きました。500円は今時安い。 |
写真
感想
行こうとする度に天候や諸事情で延期になってきた金峰山。
今回も台風予想があって半分諦めていた。ところが台風が温帯低気圧に変わり、土曜日の朝起きると晴れ。普通に7時くらいに目を覚ましたのを悔やむ。
だが気を取り直し、良い案が浮かんだ。前日入りしてテント泊し、日曜日の早朝から動けたら良くないか?と。早速準備していそいそと出発。
高速で2時間、勝沼ICから1時間半となかなか遠い。前日入りすることのアドバンテージは大きそうだ。勝沼ICから大弛峠までの狭いくねくねした道で土砂降りに遭う。落石注意箇所で、実際大きな石が道に落ちてたりするのでなかなかハラハラした。
大弛峠の駐車場に到着。
タクシーが4台くらい停まっていて登山帰りの人を待っている。
最寄りの塩山駅まで1万1000円とかなんだとか。セレブ...
駐車場隣のテント場は景観がそれ程良いとはいえないが、木々に囲まれて一応はキャンプ場ぽい雰囲気になっている。
大弛小屋で受付を済ませ、テントを設置。
水場は小屋の隣にあり、「湧水だから煮沸して使うように」と注意書きがあったが面倒なのでそのままハイドレーションに入れた。正直自分は少し躊躇したけど、小屋の主人も毎日普通に飲んでるとの事だったので。
iphoneには電波が時おり入ってくる。5本立つ瞬間があるので、その瞬間を狙ってツイート。中途半端に繋がるので逆に諦めきれずに若干イライラ。
夕食は買ってきたおでんがあったが、小屋のメニューの山小屋カレーが美味しそうなのでそれを食べる事に。山小屋ってつけると何でも美味しそうに見えるのかもしれない。山小屋シチュー、山小屋おでん..
実際、大きな茄子が入っていて山小屋カレーは美味しかった。
ベテランそうなおじさん二人がアルプスの話とか静かに熱く山語りしていて何とも心地の良い空間。
特にやる事はないので7時に就寝。明日の晴天を念じながら。
4時半起床。快晴とはいかないまでも青空が見える。テント撤収して5時半に出発。
林間のなだらかな坂を登っていく事20分。左の木立の隙間から南アルプスが見える。雲のたなびきも美しい。うっとり眺めた後、少し行くと今度は富士山が。でかい。贅沢だな〜とニヤケ顔になりながら先を進む。
朝日岳山頂付近の視界が開ける場所に出る。お〜と歓声をあげるも束の間、ガスがもくもくと出てきてあっという間に眺望は消えてしまった。
少ししょんぼりして先に進む。
本番の山頂はまだ先だ。着く頃また視界が開けるかもしれない。
朝日岳を越えたあたり、ガレ場の坂を下る。落石を落とさないよう注意だ。
その後は結構下ってゆるやかな登り。ハイマツのトンネルを登っていく。高山にいるな〜と実感する。なんか愛嬌があって可愛い植物だハイマツ。なんでだろ?ツリーみたいだから?
見上げるとどんどん青空が広がっている事に気がついてテンション急上昇。
その後、すぐ視界が開けた。
何ということでしょう。
ビフォーアフターのナレーションがよぎるくらい大パノラマの絶景。想像以上だった。
南アルプスから八ヶ岳、この間登った瑞牆山も少し下に見える。興奮して写真を撮りまくる。青空が濃い。
もうそこで山頂気分だったが、あと少しあるようだ。視界の開けた気持ちの良い道を進む。大きな岩が増えてきて、アスレチックのように進むと山頂標識があった。
しかし山頂標識よりも気になるものが向こうの方に見える。
人工的に積み上げたような巨大石。有名な五丈石だ。
想像以上の大きさだった。天空にそびえ立つ城のような風格。
これは登らなきゃでしょ!と言うと、奥様は「ええ!?やめなよ〜」という予想通りのリアクション。危なかったら引き返してくるから、と言っていざ挑戦。
鳥居をくぐる。五丈石の半分位の高さまでは通常の登山のように登れる。あれ?意外に楽勝?と思ったところで第一の難関。
足をひっかけるような場所がない。右足を心もとない小さな窪みに爪先だけひっかけて左の岩の頭をジャンプして手をかける。こんな動作普段やる事もない。全体重を腕の力で持ち上げてなんとかクリア。
第二の関門はさらに難しそう。
ちょうど上にいる兄さんに、どう登ったんですか〜?と恥を忍んでアドバイスを求める。
「右足を前の窪みにひっかけて、ジャンプして左足をここに乗せてください」と親切な回答。アドバイス通りにやってみるも、右足が安定しない状態でジャンプは怖すぎる。。既に落ちたら大怪我する高さだ。上手くやれそうな気もしない。
「自信が無いなら、やるべきでない。」そう判断して降りることにする。
ギャラリーが沢山いたので、諦める時はちょっと恥ずかしい。
でも良い経験になった。またトライするか?と言われると現時点ではNOだけど。
ちょっと悔しいという、山頂では珍しい気持ちでの昼食になった。何人かそれから挑戦するのを見ていたが、10人に1人か2人ぐらいが頂上まで行けている感じだった。しかも挑戦しているのは、ほとんど若い兄さんだった(´Д` )
「認めたくはないものだな。自分の老いゆえの過ちというものを。」
そんなこんなで下山開始。
五丈石に挑戦している間にあたりはガスに覆われてきて、眺望が無くなっていた。
ラッキーな時間に登れたものだ。
下山は案外登りが多くてきつかった。朝日岳のガレ場登りとか結構しんどい。楽なルートだと思い込み過ぎてたのか単なる体力不足か。
朝日岳山頂付近で金峰山山頂を振り返ると、五丈石がちょこっとだけアクセントになっていてなんか面白い。本当にあの石は自然に出来たものに思えない。
12時頃下山。金峰山、噂通り楽しく眺望の素晴らしい山でした。何度も登りたい。
tonoyutakaさん、こんにちは。
フォロー、ありがとうございます。
時間を見ると、朝日峠〜大弛峠のあたりですれ違っているかもですね。
私も五丈石、登れなかったので、またチャレンジしに行かねばです
rokuさん、コメントありがとうございます!
瑞牆山から甲武信ヶ岳までの大縦走、凄いですね!
自分もやってみたいです。
五丈石かなり難しいですね。。また挑戦したいけど今のままでは自信無しです(^_^;)
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