富士山
- GPS
- 07:25
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 1,423m
- 下り
- 1,406m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
この時期の富士山は自己責任で 山頂付近のアイスバーンはかなり硬い。 |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
感想
初めての残雪期の富士山。富士宮コースを登ることにして夜車で五合目に。タイヤを夏タイヤに変えてしまったのでちょっとヒヤヒヤしながらの走行だが無事到着。ほかに車は10台ほど。真っ暗で何があるかよくわからないのでさっさと就寝。
朝目覚めると車はかなり増えていた。登山道の様子を見たりしながら準備をして5時半過ぎに出発。まずはアイゼンを付けずに歩くがすぐに直登できそうな雪の斜面があるのでアイゼンを装着して直登開始。まだ歩き始めている人は少ないようだ。しっかりアイゼンを効かせ真っ直ぐ先に見える小屋を目指す。見えているがなかなか着かない。直登しているので斜度をそのまま体に感じて歩く。約2に時間直登すると八合目に到着。小屋は半分以上雪に埋まっていた。展望は良く綺麗だが風は冷たい。
一息入れたら山頂目指して出発。斜度がきつくなりところどころ直登がきついので左右に振りながら登る。気温もさらい下がり雪の硬いところも多くなる。頂上の鳥居がどんどん近づき山頂に立つ。山頂の小屋や奥社、鳥居などほとんど埋まっていて屋根が見える程度であった。わずかな窪地で休憩しながら軽く昼食。駒ヶ岳であろう丘にも登る。1時間以上ゆっくり楽しみながら休憩したら剣が峰を目指す。お鉢巡りを1周してもいいが風が強いので今回はあきらめる。特に馬の背は風が強かった。ほとんど踏み跡のない剣が峰を登り詰めると観測所の屋根の上に出る。日本最高点の標識は頭だけ出して足元にある。遠くにアルプスも見え楽しめた。寒いので長居せずに戻る。山頂付近でシリセードをしてみるが凍っていてとてもスピードが出て怖い。そして痛い。ピッケルも簡単には刺さらないのでしっかりやらないと止まれない。
下山はジグザグ歩き9合目付近まで行く。雪もやわらかく斜度も多少ゆるんだあたりからおしりで滑る。あまり滑りやすい雪ではないが滑っている間は歩くよりはるかに速い。八合目付近からガスの中に入り視界が悪くなってくる。シリセードを多用しどんどん下る。ほかにもシリセードしている人もいるが皆、滑らず苦戦していた。大体、夏道ルートを下り登ってきたところとは違う斜面を滑ってしまい6合目から歩く羽目になった。ただ、こっちのほうが滑りやすかったと思うので良しとしよう。
そんなこんなで1時間強で五合目まで到着。観光客が多くいたのには驚き。駐車場には警備員も出ていた。警備員としばしお喋りしてから片付けて岐路に着く。もちろん温泉に入ってからである。さらに朝霧高原付近で富士山の見えるスポットをうろうろして帰るが、富士山はすっかり雲に隠れてしまっていた。それでも富士山まですぐの高原は気持ちいい。
標高が上がるにつれてきつかったが無事登頂できた。時間がもう少し遅かったらガスに巻かれここまで楽しめなかっただろう。それにしても直登の楽さ、シリセードの速さを実感した。スキー、スノーボード多くいた。また、山頂でキャンプしている人もいた。この時期に富士山にこれだけの人がいることに一番驚いた登山だった。気温も低く天候が荒れれば危険も多いのでしっかりした装備で臨みたい。
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