甲州街道その4は笹子峠越え（大月〜石和）

2021年05月05日(水) [日帰り]

• GPS: 07:59
• 距離: 38.8km
• 登り: 832m
• 下り: 918m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:52
• 休憩: 0:07
• 合計: 7:59

距離 38.8km 登り 832m 下り 926m

6:26 大月駅
6:33 上大月駅
7:22 源氏橋
8:35 稲村神社
8:39 吉久保入口バス停
8:49 笹一酒造
8:55 8:56 笹子駅
9:15 追分バス停
9:23 新中橋バス停
9:56 9:58 矢立の杉
10:14 10:17 笹子隧道
10:18 10:19 笹子峠
11:30 大和橋西詰三差路
11:50 長柿（おさがき）への吊り橋
12:08 大善寺
13:24 日川高校
14:25 石和温泉駅
14:25 ゴール地点

天候

曇り、平地でも風が強かったです

アクセス

利用交通機関：

電車

往路：大月6:19着鈍行
帰路：石和温泉14:35発かいじ

コース状況／危険箇所等

笹子峠越えは、登山をされる方から見れば危険箇所はありません。
国道20号と言えども歩道がない箇所が僅かにあります。また、歩道は片側しかない所がほとんどで右左の移動が必要です。

写真

5/5 6:34

大月を出発して直ぐに富士山道追分道標

5/5 6:35

読みにくいですが、左富士山道、右甲州街道と思われます

5/5 6:36

新大月橋から高川山と鶴ヶ鳥屋山（未踏）

5/5 6:42

下花咲宿の道標と庚申塔などの石仏群

5/5 6:46

下花咲宿星野本陣跡、明治天皇御小休所の石碑あり

5/5 6:52

道祖神、ケアーされています

5/5 6:58

二十三夜塔、明治期の建立らしいです

5/5 7:13

親鸞聖人太布名号碑、意味はわかりません

5/5 7:23

三ツ峠山と鶴ヶ鳥屋山

5/5 7:33

下初狩宿手前の地蔵尊、馬頭観音、庚申塔など

5/5 7:34

聖護院道興歌碑

5/5 7:39

二十三夜塔と常夜燈、常夜燈は明治期建立で一部は近年、手直しかな

5/5 7:43

宮川橋の一目富士と言われたところ

5/5 7:43

確かに頭だけ（本日唯一の富士山でした）

5/5 7:45

今池医院（国登録有形文化財）

5/5 7:51

中初狩宿小林本陣跡（明治天皇御小休遺跡）

5/5 7:58

勝頼を裏切り寝返ったが信長に斬首された小山田信茂の首塚があるようです

5/5 7:59

馬頭観音、南無阿弥陀仏名号碑、秋葉山常夜塔等、地蔵尊は1711年建立

5/5 8:03

振り返って滝子山

5/5 8:04

船石碑銘、親鸞聖人が説法を行ったとの言い伝えあり、船石は明治期の水害で流されて残っていません

5/5 8:18

白野宿の庚申塔、常夜燈等、常夜燈は肝心な灯りを入れる部分が抜けています

5/5 8:18

白野宿の雰囲気

5/5 8:31

萬霊塔、万物を供養するそうです

5/5 8:35

親鸞聖人念仏供養塚、毒蛇になった娘を成仏させとの言われあり

5/5 8:37

稲村神社

5/5 8:36

稲村神社の男女合体道祖神、ちょっとリアルな感じ

5/5 8:37

稲村神社の角は滝子山に行く際、通ったことがありました

5/5 8:40

毒蛇になった娘が棲みついた葦ヶ池、池は残っていません

5/5 8:51

大正8年創業の笹一酒造

5/5 8:55

みどりや、名物「笹子餅」、往時は峠の力餅だったようです

5/5 8:55

5個500円、道すがら食べました

5/5 9:04

1855年建立の笠掛け地蔵、笠が石で重たそうです

5/5 9:04

黒野田宿天野本陣跡、明治天皇行在所祉とあり

5/5 9:07

黒野田の一里塚

5/5 9:14

馬頭観音等

5/5 9:19

1856年建立の常夜燈と小さな石仏

5/5 9:28

笹子峠に登り始めました

5/5 9:30

土道に入ります、古道ではなく治山用のようです

5/5 9:46

本格的な古道に入ります

5/5 9:54

石垣が立派な三軒茶屋跡に明治天皇御野立所跡

5/5 9:57

矢立の杉、出陣の武者が矢を射立てて武運を祈ったとのこと

5/5 9:58

根廻り14.8m

5/5 9:58

杉の説明と思ったら杉良太郎の歌碑でした

5/5 10:00

矢立の杉を過ぎると道は細くなり沢越えが数ヶ所あります

5/5 10:05

細い尾根の急な登りは近年のものかな

5/5 10:14

1938年竣工の笹子隧道

5/5 10:15

20年後に新しいトンネルが出来て役目を終えました

5/5 10:15

洋風でモダンな入口、古道は右側にあります

5/5 10:20

笹子峠

5/5 10:24

トンネルの反対側の入り口は地味

5/5 10:41

石積みの砂防ダムに感動しました。昭和初期だろうか？

5/5 11:20

駒飼宿本陣跡

5/5 11:21

またありました、萬霊塔

5/5 11:21

駒飼宿の説明板

5/5 11:21

振り返って、宿場は坂の途中にあります

5/5 11:24

立派な石垣

5/5 11:29

巡礼供養地蔵等

5/5 11:35

坂を下って鶴瀬関所跡

5/5 11:37

常夜燈は一部再建ですね

5/5 11:45

最近有名になった血洗島は”地洗い”が変化した説が有力ですが、こちらは本当に血洗いです（勝頼を裏切った家来を切った刀を洗ったとか）

5/5 12:07

攻め上がる官軍と戦ったが、食い止めることは出来ませんでした

5/5 12:07

近藤勇像、白鉢巻きと太刀で応戦したようです

5/5 12:12

本堂が国宝の大善寺、中には寄りませんでした

5/5 12:23

日蓮上人投宿之地と刻まれた石柱と南無妙法蓮華経題目碑のある上行寺

5/5 12:25

勝沼宿本陣池田屋跡、槍掛けの松が残る

5/5 12:27

豪商仲松屋、明治期の建築

5/5 12:29

明治期の3階建ての土蔵

5/5 12:29

旧田中銀行社屋（国登録有形文化財）

5/5 12:33

勝沼学校跡、明治天皇行在所碑もあり

5/5 12:50

自然石を使った常夜燈、中段は明らかに再建

5/5 13:01

左に小楢山、右に乾徳山

5/5 13:10

南無妙法蓮華経題目碑のある大法寺

5/5 13:14

栗原宿旧旅籠源屋、庭の黒松は県指定天然記念物

5/5 13:32

日川橋から下流方面、櫛形山が微かに見えます

5/5 13:32

南に御坂山塊の釈迦ヶ岳

5/5 13:33

振り返って滝子山が遠くに、随分、歩きました。

5/5 13:43

宮下翁は明治期に活躍されたようです

5/5 13:58

松並木は明治期に植えたもの

5/5 14:02

笛吹権三郎像、洪水で流された母の好きだった曲を吹きながら捜し歩き息絶えたそうです。笛吹川の由来となっているようです。

5/5 14:11

丸石道祖神（甲州に多いですが意味はわかりません）

5/5 14:15

遠妙寺、日蓮上人ゆかり

5/5 14:16

石和本陣跡、鉄柵が邪魔

5/5 14:18

石和八幡、武田家の氏神、織田軍の兵火で焼失後、家康再建

5/5 14:26

石和温泉で本日終了

撮影機器：

Canon PowerShot SX620 HS Canon

感想

ひじり

甲州街道その4は、二つ目の難所、笹子峠越えでした。風がやや強かったですが、日が差すことがほとんどなく歩き易い1日でした。今日は体調がよく石和から更に歩けそうでしたが、雨の心配もあり無理をせずに上がりました。初狩、笹子、勝沼は登山で通ることがありましたが、ゆっくり歩くことで初めて発見することが色々ありました。勝沼宿は最も往時の面影が残っており、ブドウ園以外にも観光ポイント多数でした。甲州街道、いよいよ後半戦です。