尾越山ー大峰ー大樺ノ頭ー雁ヶ腹摺山ー黒岳ー牛奥縦走
- GPS
- 10:25
- 距離
- 38.8km
- 登り
- 2,819m
- 下り
- 2,320m
コースタイム
天候 | 曇り後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:大菩薩の湯〜JR塩山駅(山梨貸切自動車バス) |
感想
今日は、未踏の山、大峰、大樺ノ頭に登り、一度しか登っていない雁ヶ腹摺山や黒岳に再訪しようと思う。
夕方から雨との予報だけれど、昨日新調したばかりの雨具を試すのにも都合が良い。
上和田からのルートを検討して地形図を見ていると、もっと南側まで破線が延びている。ヤマレコの記録を参考に、上平の集落から取り付くことにした。
猿橋駅から岩殿山を眺めながら、車道を小走りで進んでいく。空は、どんよりとしていているが、おかげで涼しい。
浅川入口バス停を少しすぎた辺りが上平の集落だ。左側を確認しながら進むと、民家が見え、そこに登っていく道がある。
その道を入るとすぐに、鹿柵に行き当たった。柵の扉を開けて中に入ると、竹林となっていて、灯籠のような物があり、その横に、尾根に向かう踏み跡があった。踏み跡はしっかりしていて、鉄の簡易橋や階段まで作られている。
少し安心して踏み跡に従って尾根に乗ると、道は更に良い。意外な程、よく踏まれていて、薮もない。
快適に進んでいくと、710でテレビの中継アンテナを発見。その先、踏み跡が少し怪しくなったので、ここまでの道は、このアンテナのメンテナンス用なのかもしれない。
しかし、その後、尾根を少し進むと、また踏み跡がはっきりする。少し蜘蛛の巣が多い道を、90m、100m、200mと段階的に登っていくと、尾越山に到着した。三角点があり、展望はない。少し広い山頂で休憩する。
そこからも道は良い。少し先で、上和田からの道に合流し、道標も出てきた。ここから先は、もっと道が良くなるぞと思いきや、笹薮が出てきて、先ほどまでの道よりも歩きづらい。笹の間を登っていくと、大峰に着いた。祠のような物がある。今日は、鳥や蝉が少なく、とても静かだ。
その先の道も、歩きづらい。泥の斜面とトゲの植物が出てくる。濡れた笹や低木の間を進んで、ズボンはびしょぬれになった。大樺ノ頭で、一息入れる。ここも眺めはない。丸岳というプレートが付いていた。
あと少し登れば、雁ヶ腹摺山だ。最後の急な坂を登って行き頂上に到着。さあ、500円札で有名な富士山はどうかなと南を眺めるが何も見えない。それどころか10m先が確認できないくらいの濃い霧だ。
ちょうど昼時なのに、誰もいない。一人、倒木に腰掛けて、おにぎりを食べる。霧に囲まれて、山頂で独り過ごすのはとても気分がいい。
大峠までかけ下って、その勢いのまま黒岳に向かって登り返す。350mほど登り、小金沢連峰の縦走路に合流して、左に少し登ったところが黒岳だ。霧は、ますます濃く、もうすぐ雨が降り出しそうな気配。山頂の三角点は大きい。この大きさからすると、一等三角点だろうか。
時間や体力にゆとりが無いようなら、ここから湯ノ沢峠→焼山沢真木林道へとエスケープしようと思っていたけれど、まだ大丈夫。予定通り、牛奥へ向かう。
賽の河原の笹原は懐かしい。以前、薮を漕いで水場に向かった場所だ。そこから少し登り返し、シカの群れの間を進むと、牛奥ノ雁ヶ腹摺山に着いた。
ここからは日川林道に降りる。山頂には日川林道への道標がないが、西に向かう踏み跡があり、そこを少し下ると「日川林道」と書かれた道標があった。踏み跡は明瞭で、テープや道標も所々にあって、迷うことなく林道に降り立った。
林道を大菩薩湖に向かって歩いていると、雨が降り出す。急いで雨具を着込むと、雨は激しさを増した。
林道を進み、218号線に合流した。甲斐大和駅に向かうバスが、もう少しで来るはずだが、このバスは最終バスなので、途中の天目温泉で下車した場合、温泉から駅まで5kmほど歩かないといけない。温泉で締め括りたいので、少し遠いが、大菩薩の湯を目指すことに。もう少し雨の中を歩いて、雨具の具合も確かめたい。
大菩薩の北側から遊歩道を伝って、上日川峠に向かう。途中、遊歩道に雨が流れ込み、川のようになっている。
上日川峠には、登山者が沢山いた。今日は、ここまで誰にも遭遇しなかったが、大菩薩は多くの人が登っていたようだ。
裂石に向かう登山道は、深くえぐれた道で、先ほどの遊歩道と同じく川のようになっているだろうと思い、車道で裂石に向かうことに。温泉に到着するまでの、2時間半ほど雨に降られ続けたが、新しい雨具の調子は良く、水が浸透することも、蒸れることも無く快適だった。
温泉で温まって、畳の大広間で寛いでいると、寝不足のせいか、激しい眠気に襲われた。
今日は、途中誰にも遭遇せず、霧と雨の中、静かな山行が楽しめた。
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