上州武尊山 残雪の稜線散歩

2021年05月06日(木) [日帰り]

• GPS: 08:38
• 距離: 12.3km
• 登り: 1,205m
• 下り: 1,190m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:36
• 休憩: 1:53
• 合計: 8:29

距離 12.3km 登り 1,205m 下り 1,209m

5:39 川場谷野営場
7:54 8:25 前武尊山
9:05 9:09 家ノ串山
9:30 9:32 中ノ岳
9:56 10:50 武尊山
11:04 11:05 中ノ岳
11:24 家ノ串山
11:50 川場剣ヶ峰
11:57 12:17 前武尊山
14:07 14:08 川場谷野営場
14:08 ゴール地点

天候

快晴！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

川場野営場に駐車しました。（無料、一応トイレ有）

コース状況／危険箇所等

●川場野営場〜オグナほたかスキー場トップ
登山口からスキー場ゲレンデトップまでは殆ど雪無し。泥で滑りやすい部分が有りスリップ注意です。ロープ場や倒木等、整備の行き届いていない個所もあります。行きも帰りもダブルストックで進みました。

●オグナほたかスキー場トップ〜前武尊
積雪有り、ブッシュをかわしながら雪が繋がっている部分を登ったり、ブッシュで切れている所は雪の溶けた登山道を登りました。登山道は雪解け水の川になっており、午後は特に水が多くなります。登りはダブルストックにノーアイゼン。帰りはノーアイゼン+アックスでグリセードを交えながら降りました。

●前武尊〜沖武尊
標高2000mの稜線を行く本日のハイライト。アックス+アイゼンで往復しました。雪を繋いで自由なルート取りを楽しめますが、腐り雪はアイゼンが効きづらく簡単にスリップします。雪繋ぎのラインは稜線の東側をトラバースするよう進みますが、滑落停止が確実に出来ないと危険です。

※おすすめ装備品
・ゲーター（ドロドロ登山道で足回りが汚れます）
・防水の効いた登山靴（雪解け水で登山道が川になってます）
・スリング等の肩掛けアックスリーシュ（反射的に滑落停止姿勢に入れるのがベストですが、グズグズ残雪でスリップした際に、尻餅と同時に雪面にシャフトを突き刺すだけでアンカー化するので滑落停止姿勢よりも早く手軽に停止できます）

写真

5/6 5:42

川場野営場からスタートです。

5/6 7:14

暫く登ってオグナほたかスキー場からのルートに合流しました。

5/6 7:18

スキー場のゲレンデトップに出ました。登山道ではなく、ゲレンデトップから右の残雪を繋いで進みました。

5/6 7:31

途中登山道を経由して、雪の繋がっている斜面を適当に登ります。

5/6 8:26

前武尊に到着。ここでダブルストックからアイゼン+アックスに装備変更。

5/6 8:03

流石2000mオーバー！パンがパンパンになっとる！などどオヤジギャグをかますけど誰もいないから大丈夫。

5/6 8:28

ここからはお待ちかねの残雪ハイキング。このために登ってきました。

5/6 8:32

やっぱり雪山は良い。ドロドロ登山道を登ってる時は帰りたくなったけど、やっぱり来て良かった。

5/6 8:42

川場剣ヶ峰の東面をトラバースして行きますが、腐り雪でアイゼンが効きづらく滑落注意です。

5/6 8:44

天気も最高で青空が気持ち良い。

5/6 8:45

白とブルーの世界、雪面に落ちる影の景色、シーズンが終わるのが惜しすぎる。

5/6 8:50

お次は家ノ串山へ向かいます。

5/6 8:56

登山道は使わず、雪を繋いで良い感じのラインを登っていきます。

5/6 9:07

家ノ串山に到着。

5/6 9:14

そして中ノ岳へ。登山道は稜線上ですが、東面の雪を繋いで進みます。

5/6 9:28

武尊牧場ルートと交わる中ノ岳分岐に着きました。

5/6 9:28

ちょっと中ノ岳へ。無積雪期はやぶに覆われ登山道は有りません。

5/6 9:34

中ノ岳から先はブッシュが出てきて尾根通しは無理なので、南の急な雪斜面を降りて三ツ池へ。

5/6 9:41

三ツ池。だけども池は雪に埋まって居ます。

5/6 9:50

沖武尊へ。

5/6 10:00

沖武尊到着〜。

5/6 10:00

冬のメジャールートである、川場スキー場方面の景色。

5/6 10:00

今日登ってきた稜線。左から中ノ岳、家ノ串山、川場剣ヶ峰。奥は日光白根山から皇海山。

5/6 10:01

尾瀬方面の眺め、至仏山と燧ヶ岳。

5/6 10:02

谷川連峰方面。

5/6 10:56

日本武尊像に挨拶して帰ります。

5/6 11:14

中ノ岳分岐から家ノ串山へ。

5/6 11:35

そして川場剣ヶ峰へ。

5/6 11:38

帰りの景色も素晴らしい。

5/6 12:24

前武尊からの登山道、雪解け水で川の中を歩いている状態。

5/6 13:01

オグナほたかスキー場まで戻って来ました。

5/6 13:20

帰りの注意ポイント、ここで尾根から右へ外れます。特に残雪が残っている時は気付かずに直進しがちです。

5/6 13:48

丸太の梯子、これ前から有るけど多分10年以上残っていて驚異的な長持ち具合。

5/6 14:09

川場野営場に帰ってきました。お疲れさまでした〜。

撮影機器：

COOLPIX W300 NIKON CORPORATION

感想

yamamossan

残雪期は立山や涸沢とか行きたいところですが、ご時世的にアルペンルートや沢渡からのバスというのは個人的には避けたい。

という訳で、マイカーでアプローチできる残雪の上州武尊山へ。

前武尊〜川場剣ヶ峰〜家ノ串山〜中ノ岳〜沖武尊と2000mの稜線は残雪の景色が美しく、雪を繋いで自分の思い通りのラインを描く登山は本当に楽しい。好天に恵まれ気持ちの良い雪山散歩でした。

あまりにも自由気ままにに歩いたので、急斜面にも突っ込んではスリップして滑落停止したりで良い練習になりました。

数年前にも残雪期に同じルートを登った記憶が有りますが、ドロドロ登山道に腐り雪の急斜面やトラバース、残雪に隠されたルーファイやヤブ回避とか、実は技術的な要求度もそれなりに有って、意外に骨のあるルートだと再認識しました。