簗谷山 〜新緑に萌える豊かな森を行く山旅〜

2021年05月08日(土) [日帰り]

• GPS: 03:51
• 距離: 4.9km
• 登り: 675m
• 下り: 673m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:34
• 休憩: 0:15
• 合計: 3:49

距離 4.9km 登り 675m 下り 678m

8:19 梁谷山
8:26 8:27 簗谷山登山口
9:27 9:28 小鹿の涙
9:28 9:35 子鹿の涙
10:20 10:21 簗谷山
10:27 10:29 岳美岩
10:31 10:33 岳見岩
10:33 10:34 簗谷山
12:06 簗谷山登山口
12:06 梁谷山
12:08 ゴール地点

天候

朝：晴れ　昼：曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

簗谷山登山口駐車場を利用
朝8時到着の時点で駐車スペースは埋まり、路肩駐車することになりました。

コース状況／危険箇所等

≪登山道の状況≫
・よく歩かれている道なので危険個所無し。
・以前に整備された登山道の土留めが朽ちており材木固定用のボルト・ナットが突き出ている箇所が散見されるので足を引っかけないように注意のこと。
・ブナの森ルート：序盤は登山口横の沢にそって登っていく。3回ほど渡渉有。その前後でルートがわかりにくい部分があるので木のマーキングや踏み後を確認して進んで下さい。雨天後など増水時は沢を渡れないかもしれません。

≪危険動物情報≫
・ヤマビル、マダニ、ヘビ：遭遇せず。
・クマ：爪とぎをした後が多数あり、目撃情報もあるので多数生息する山。ばったりと近接遭遇しないためにクマ鈴は必携。

その他周辺情報

≪トイレ≫
・登山口、登山口までの林道入り口にあったトイレは使用できなくなっていました。
・湯がけの里（金山の森キャンプ場）の公衆トイレが最終。ここはウォシュレット完備できれいでした。

≪商店・自販機≫
・国道４１号、県道８６号を経由で来る場合、金山町の国道４１号沿いのサンクスが最終コンビニ。自販機も岩屋ダムを過ぎると見ませんでした。

写真

5/8 8:20

駐車して上を見上げるともう緑が輝いている

5/8 8:25

登山口付近の森
新緑の中に飛び込んでいく感じ

5/8 8:27

巨木のカエデの新緑

5/8 8:33

5/8 8:33

カエデ新緑のステンドグラス

5/8 8:44

クマガイソウ自生地

5/8 8:45

ずらりと勢ぞろい

5/8 8:50

葉も特徴的

5/8 8:52

クマガイソウ

5/8 8:53

？

5/8 8:56

新緑のブナ林

5/8 8:56

ブナ新緑のステンドグラス

5/8 8:58

5/8 9:07

5/8 9:14

新緑のバックは紺碧の青空でないと！

5/8 9:21

カエデ新緑とカエデの花

5/8 9:24

山頂下の展望台　岳見岩

5/8 9:28

小鹿の涙滝下のヤマシャクヤク
これ以外はすでに終了していました

5/8 9:32

新緑の中を流れ下る　小鹿の涙滝

5/8 9:34

ネコノメソウ
何ネコノメかな？

5/8 9:37

小鹿の涙滝から少し進んだポイント
このポイント、簗谷山でお気に入りのポイント

5/8 9:40

ミツバツツジ

5/8 9:45

小鹿の涙滝に至る沢沿いのヤマシャクヤク群生地
蕾のものがあと一つ　ラストチャンスになろう

5/8 9:48

このポイントには新鮮な花も多かった

5/8 9:49

花の拡大写真

5/8 9:51

葉も端正で格好いいですね

5/8 9:52

雄しべもきれいに展開している

5/8 9:56

ほっこり具合が中華まんみたい

5/8 10:00

シロモジの新緑

5/8 10:03

稜線到達手前で乗鞍岳を望む

5/8 10:04

シロヤシオ（五葉ツツジ）の若木
立派な木に成長して花をつけるのに何年かかるのだろう

5/8 10:08

シロヤシオ
まだ咲き始めで蕾が多い

5/8 10:06

稜線に到達
稜線には新緑の木は少ない

5/8 10:12

5/8 10:13

新緑の中でオレンジ色の葉
こういう色の若葉なのだろうか

5/8 10:20

クマさんの爪とぎ場になっている木
稜線上にはこんな木が多数ある

5/8 10:29

岳見岩より御嶽山

5/8 10:32

岳見岩より左方向を見下ろす

5/8 10:32

新緑に萌える簗谷山の森

5/8 10:38

山頂から槍・穂高連峰
黄砂で煙っており肉眼ではほとんど見えない
写真を拡大してようやくうっすら見える程度

5/8 10:38

キランソウ

5/8 10:45

シロモジの花

5/8 10:49

この特徴的な葉の植物は何でしょうか？

5/8 11:02

シロヤシオ

5/8 11:05

森の中のシロヤシオ

5/8 11:05

5/8 11:07

ブナ巨木を見上げる

5/8 11:11

二つに裂けてもいまだに葉をつける巨木

5/8 11:12

もはや広角側でもフレームに収まらないブナの巨木

5/8 11:15

新緑の森と御嶽山

5/8 11:17

登山道を見守ってきた巨木のブナ

5/8 11:26

沢へ下降する
このポイントもお気に入り

5/8 11:26

ブナ新緑が

5/8 11:31

深緑になりつつある

5/8 11:40

クルマムグラ

5/8 11:44

深緑の森を流れ下る清流

5/8 11:49

タニギキョウ
水気のある箇所にたくさん咲いている

5/8 11:54

チゴユリ

5/8 12:00

登山口へ戻ってきた

5/8 12:03

カエデの新緑

5/8 12:04

とにかく新緑の森が美しくてただただ圧倒されました

撮影機器：

E-M5MarkII OLYMPUS IMAGING CORP.

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

感想

Tomi-Ton

春の花と秋の紅葉で名高い簗谷山に出掛けてきました。

登山口に至る林道に入るとすぐにあふれるほどの新緑が出迎えてくれます。
車を止めて目を上に向ければ青空の下に新緑が輝いています。
登山口付近の森がすでに素晴らしく、フレッシュグリーンの海に飛び込んでいくような感覚になります。
朝の光が降り注ぐ森。
見上げればブナ、カエデのステンドグラス。
この山の新緑の美しさを言葉で言い表すには、私には語彙力が足りません。
とにかく新緑の森を歩いて森林浴を楽しむにはこの上なく良いところです。

稜線間近になるとササヤブが深くなり広葉樹もまばらになりますが、登山口から中腹までは豊かな森なので、花が見られなくても十分満足できると思います。

花はここ簗谷山でも開花が早かったようです。
簗谷山と言えばクマガイソウとヤマシャクヤクですが、クマガイソウはいつもの場所にいつものように咲いてくれています。
例年に比べるとちょっと数が減ったような気もします。
くたびれた感じの花も多く終盤気味でした。

ヤマシャクヤクについて
ブナの森コースの沢沿い、小鹿の涙滝下に多いのですが、今年はこれらの地点はほぼ終了です。
標高がもう少し上がった小鹿の涙滝の上部の枯れた沢沿いにはまだみずみずしいものがありますが、蕾は一つしか見ませんでした。
最終盤かなと思います。

シロヤシオはまだ蕾のものが多くこれから本格化しそうですが、花をつけるシロヤシオの木は3，4本と少ないです。

その他、スミレの類はほぼ姿を消していました。
谷筋など水気のある場所にはタニギキョウがたくさん咲いています。
一昨年たくさん咲いていたワチガイソウはすでに消えてしまっていました。

春の花の時期は足早に通り過ぎようとしていますが、森の豊かさは特筆ものですので森林浴目的で来られるならきっと満足できると思います。
クマが多数生息する山域なのでクマ鈴とコロナ対策のためのマスクはお忘れなく…。