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沢登り
白神山地・岩木山
白神山地・暗門川→赤石川守→泊り沢→滝川→渡良瀬逆川→うずら石沢→白神岳→黒崎
1995年08月12日(土) ~
1995年08月17日(木)


- GPS
- 128:00
- 距離
- 42.2km
- 登り
- 2,151m
- 下り
- 2,369m
アクセス | |
---|---|
コース状況/ 危険箇所等 |
白神山地・暗門川→赤石川守→泊り沢→滝川→渡良瀬逆川→うずら石沢→白神岳→黒崎 1995/8/12-17(5-1) L:石崎啓之(6) AL:銭谷竜一(6) SAL:吉田みゆき(3) M:内田隆史(1)、久保田敬二(1) 8/11 暗門大橋C0 巨大なレジャー施設ができており、オートキャンパーもブンブンやってくる。 8/12 晴れのち曇り 暗門川(西股沢)から赤石川へ C0(6:30)→第三ノ滝(7:30)→西股沢とヤナダキ沢の最低コル(11:00)→C1 第二ノ滝まで立派な道があり、まだまだ整備されていきそうだ。第三ノ滝は踏み跡程度。西股沢484手前までに段差いくつか。1つ手強く1ピッチ出すもアシスタントリーダーが踏み跡を発見。やや手前からついていた。源頭のトイ状5mの滝は捲けず、シュリンゲ垂らしてつっぱりシャワークライム。上の釜は微妙にへつる。メンバー空身にするも約1名ドボン。最低コル付近にはマタギ道あり。この辺はブナ林が美しい。適当なのを選びつつ歩ってると何かいい気分。ヤナダキ沢はヌルっておりワラジ使用。本流出合い手前の20m滝は右岸から捲く。天場は整地されており、いたく快適。夕立降る。 8/13 晴れのち快晴 赤石川ぶらり C1(6:10)→釣り(9:15-11:30)→C2(13:45-14:00) 赤石川は水量多く、股下の渡渉。石滝は右岸を簡単に捲く。しばらく河原を歩いたところでおもむろに釣りを始める。折しも朝靄の中に日が射しはじめ、赤石川は何とも美しー。この辺は結構釣れる。 ヨドメの滝は右岸バンドに1ピッチfix。下から見ると傾斜はないが、抜け口は高度感がある。あとはポクポク歩いて泊り沢出合いにC2。ヨドメの上も魚影が濃い。 8/14 晴れ 泊沢から滝川へ C2(5:15)→稜線(9:00)→40m滝下(11:00)→630二股(11:45-12:30)→マスが沢出合いC3(15:00) 泊沢は両岸とも急で所々草付きである。概して右岸がきつく左岸が緩いようだ。はじめの方に小滝が数個あるがその後しばらくは単調。660付近に黒滝と呼ばれる10mの滝。左岸のルンゼをかなり上まで上がり、疎らな潅木帯をトラバース。尾根まで40mいっぱいで1ピッチfix。尾根筋へ上がる5mがいやらしい。三又は滝となり入り乱れる様にして出合っている。あとは適当にコルを越え、滝川へ突入だ。 滝川は上部も侮れない。10m位のが、まずは2つ出てくる。1コ目は5mと10mの2段。5mのをザック吊り上げ、10mのは階段みたいな感じ。2コ目は右岸の微かな踏み跡を頼りに捲く。かなり急なブッシュ帯だ。そして、おもむろに2段30mの大滝が現れる。落ち口から見るとかなりの高度感だ。ここは左岸を大高捲きだ。しばらく河原が続くと620に函がある。1ヶ所、ザック吊り上げしたが他は問題ない。地図上3つ目の滝マークは10m程の巨大な滝。左岸にアプザイレンの跡があるが、降りたあと釜にはまって大変そうなので手堅く捲くことにする。左岸を大高捲き。降り口は2-3mクライムダウン。その後また河原で記述通り。2つ目の滝マークの辺りには滝は存在しない。1つ目の滝マークがアイコガと呼ばれるもので、釜を持った3段の巨大な滝である。こんなでかい釜にはめったにお目にかかれない。これも左岸から高捲く。降り口でメンバーが2m程おちる。持っていた細いブッシュが折れた。約1名いたく消耗の御様子で、マスが沢出合いに早々にC3。 8/15 小雨のち曇り 停滞 C3=C4 夜明け前、いきなりにわか雨が1人安らかにゴロ寝していたリーダーを襲った。日中は小雨のぱらつくパッとしない天気。翌日以降の晴天に期待して釣りに興じる。 8/16 曇りのち小雨のち晴れ 追良瀬へ C4(6:10)→コル(8:30)→本流(10:00-12:00)→うずら石コンタ500mC5(14:10) 西ノ沢は小滝がいくつかある。5mの滝は右岸にシュリンゲを垂らす。詰めは北西へ突き上げる支沢を使えば藪漕ぎなしでのっこせる。この頃小雨が降り出す。逆川ガケマークの辺りに溝状の小段差。突っ張りで抜けるメンバーの姿はアメ横辺りで売っているインチキくさい玩具のようだ。本流出合にて釣りを試みるも敗退。ここで釣りをするのは不毛だからやめた方がいい。うずら石のコンタ500辺りでC5。夜更かしゴロ寝と決めこんで余韻に浸る。 8/17 晴れ 下山日 C5(7:45)→白神岳(11:00-12:00)→陸奥黒崎 函状は550付近よりしばらく続く。中に小段差いくつか。ねじれた滝の例のあやしいfixロープはまだ残っていた。詰めは水場の沢にケルンなどあり、笹のトンネルを抜けるとそこはピーク直下であった。パイナップルなぞ食ってボケッとしていると団体さんがぞろぞろやってくる。ガイド曰く、「あちらに広がるのが、世界遺産になったブナ林で、入山禁止となっています…」。早々に出発。地味な夏道がついている。 陸奥黒崎は無人駅。しぶすぎて鼻血が出そうだ。 |
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