毛勝山(阿部木谷・濡れネズミの朝活)
- GPS
- 07:37
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 2,192m
- 下り
- 2,174m
コースタイム
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 7:38
天候 | 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
通行止めゲート前の駐車スペースに駐車。 そこから約4.5kmチャリでアプローチ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆片貝第4発電所〜毛勝山登山口先(チャリデポ地点) ・第4発電所先にゲートあり。 ・デブリも障害物もほとんどなくチャリで行ける。 ◆毛勝山登山口先〜大明神沢出合 ・最初は林道をひたすらシートラで歩く。 ・そのうち土石流痕が出てくるので大明神沢出合までひたすら土砂を超えていく。 ◆大明神沢出合〜毛勝山 ・三又の先までスキーで登ったがデブリが多く雪もグラニュー糖みたいな感じだったのでラストは踏み固められたツボ足トレースを利用した。 ・ボーサマのコルから山頂まではスキーハイク。 ◆スキー滑走 ・大明神沢出合までスキーで滑れるがデブリだらけなのでテクニカル。 ・大明神沢出合〜チャリデポまではシートラで歩く。 ◆チャリデポ〜片貝第4発電所 ・ラストはチャリであっという間だが未舗装の場所もあるので飛ばし過ぎない方が良い。 |
写真
感想
ゴールデンウィークは天気も悪く仕事で雪山に行けなかったが久しぶりにチャンス到来。
とはいえ、そこそこの地獄予報なので油断はできない。
風雨が強まりそうなので稜線歩きはヤバいし夜から仕事もあるのでYSHRセンセーと相談して割とサクッと登れる毛勝山に向かうことにした。
前夜のうちに片貝第4発電所の手前まで向かい車中泊。
もうこの時期になると暖かいのでぐっすり眠れる。
4時間ほど寝て0時前に起床。準備をしているとYSHRセンセーがやってきた。
片貝第4発電所の先に通行止めのゲートがあるが多くの登山者がゲートを開けて片貝山荘先まで入っていくようだ。
自分たちはチャリトレを兼ねているので真面目にゲートからスタート。
最初はセンセーと同じペースで走っていたが勾配が急になるにつれて引き離される。やっぱり速いな。
チャリデポ地点まで行ったらスキーを担いで林道を歩き出す。
自分は毛勝山に来るのは3回目。スキーでは2回目。
前に来た時は4月上旬だったので雪もタップリだったがさすがにこの時期になると林道歩きが長い。
しかも今年は土砂災害級の土石流の痕が続いていて一向にスキーハイクできる雰囲気にならない。
結局2kmくらい土砂の上を歩いて大明神沢出合でようやくスキーを履くことができた。
あとはいつものように登るだけ…のはずが、デブリがひどい。
直登もジグも面倒だったが三又の先までスキーで登り、さすがに最後の急登は板を担いで直登した。
稜線はガスガス。まあ想定内だがどこかで晴れを期待していたので悲しい。
せめて少しでも剱の雄姿が見たかった。
もうこうなったら体力づくりだと思って割り切ろう。
ダイレクトルンゼもガスで見えないので却下。来た道を戻ることにした。
滑りももちろんデブリだらけで滑りにくいがツボよりははるかに速い。
たまに面ツル斜面を見つけてはショートターンを刻んでみたりして楽しんだ。
大明神沢の土石流地点まで滑ったらスキーの部終了。
下から2名の登山者さんが登ってきていた。
登ってくるときは土石流の様子は見えなかったが、明るくなってから改めて眺めると相当な規模だったことが伺える。
身長よりでかい岩がゴロゴロと転がっているし下にあるはずの雪もほとんど見えない。
歩いているとちょうど左側の斜面から小さい落石が落ちてきた。これだけでも結構な音がするのだから土石流が発生した時は轟音が響いていたに違いない。
センセーとこんな現場を見られることは滅多にないよなーなんて話しながら下山しているといよいよ大粒の雨がザーザー降ってきた。
カッパを着てチャリデポ地点へ急ぐ。
チャリに跨れば駐車場まであっという間。
夕立のような激しい雨だったが下山中だったので良かった。登りだったら心が折れていたところだ。
今回は眺望もなく快適な滑走ともいえなかったが良い体力づくりになったし普段見れない荒れた阿部木谷を眺めることができたので良しとしよう。
なにより久しぶりに山スキーができたのがうれしかった。
今日は当初リベンジ薬師岳を予定していたが森林限界上は暴風と言うことで風の影響のない毛勝山をガンと目指した。深夜一時現地待ち合わせ、深夜0時半に着くとガンはスタンバイしてた。手で開くゲートだったがせっかくチャリを持ってきたのでチャリ作りということでチャリでガシガシ漕いで行く。片貝山荘奥僧ヶ岳登山口まで車は入れた。ここまでなかなかの激坂であった。この時点で星は見えていた。
最終堰堤を過ぎると大明神山から落ちてきた猛烈な土砂崩れ、この世のものとは思えない。地獄帯を過ぎてようやくシール歩行可となる。デブリも多いがまだこの時期としてはましだろう。三叉を過ぎて斜度は増す、固く急になったら板を担いでアイゼンで登る。いつの間にかガスも出て視界も無くなった。稜線に出てスキーを履くとしばらくで山頂だった。
視界もなく雪も硬いので直登ルンゼは諦めてピストンとした。稜線から剱岳の展望は皆無でがっかりだった。阿部木谷の急斜面を慎重に下るとようやく視界が出た。後続は皆無で安心してガンガン滑って行ける。デブリを避けながら緩斜面を快適に下るとようやく土砂の地獄帯、後続が二名休憩していた。ここで板を担いでガシガシ下ると雨が降り出した。
チャリデポに着く頃には雨も激しくなり最後は土砂降りの中チャリを漕いで車に帰還した。まだ8時過ぎ朝活終了、チャリもスキーも良い体力作りができたので良しとしよう。
コメント
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土石流の画像、驚愕致しました。
レスありがとうございます。毛勝山頂から晴れてると大明神山の崩壊地が見えるようです。山肌が稜線から下まで崩壊した大規模崩壊だったようです。一旦崩れるとその周辺もまた何かの拍子に崩れる可能性大です。気をつけたいものです。
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